2014年9月16日火曜日

高次脳機能障害

人が人間らしさを発揮できる所以(ゆえん)が高次脳機能です。 私の思考はその方面だけには進む。

人の脳には、下等な動物にもある呼吸など生命維持に必要な部分や運動や感覚に必要な部分に加えて、物を覚えるとか判断するという高度の機能と関係した新しい部分があります。これら、人にしか存在しない部位が障害されると高次脳機能障害が起こります。

どうしても、妻が私に教える情報では、吃驚することもなくなってしまった。ちょっとした例外と言えども、死んでしまった心臓は、その後、どうしても響かない。今回の施行で、それでも、なんとか命の秘を知りたかった。

今回の文章の大半は、インターネットでお世話になった。

 高次脳機能の中心は認知機能です。認知症では認知機能などの高次脳機能が障害されます。なかでも記憶障害(物忘れ)がいちばん目立ちますが、それ以外にもさまざまの高次脳機能が障害されます。記憶障害以外の高次脳機能障害として認知症の人でみられる症状を次に示します。

(1)失語:発声、聴覚は正常なのに、言葉が出てこない、理解できない。

(2)失行:手足は動くのに、適切な行動(挨拶・手招きなど)ができない。

(3)失認:感覚的には感知できるが、それが何であるかを判断できない。

(4)実行機能障害:諺ことわざの意味の説明や言葉の概念が言い表せないとか、計画の実行がうまくできない。

 それ以外にも、判断力、問題解決、社会適応などの重要な高次脳機能もあります。ただ、記憶障害がなく失語のみを示す人もあります。したがって、高次脳機能障害のほうが、認知症よりも多くの病的な精神状態を含んでいるといえます。

この病気をよく理解できない人に対しては、「若年性アルツハイマー」という言葉を理解してもらえればいいのです、とは賢妻の高校時代の同級生の現医師による発言でした。私の友人の賢医にも、尋ねてみた。友人からは、インターネットで「高次脳機能障害」を見れば解るよ、の一言だった。