約40年前に巣立った学校から毎月届けられる学報を、真剣に読むのを楽しみにしている。
以前には、書のどの文章も蟻の糞を探すかのように好んだ。ところが、つまらぬ事故のせいで、人性の良し悪しや、考えることや想像する力が弱ってしまった。確実に、弱体してしまった。この事故というのは、今回の稿では、もう触れない。幾ら考えても思考する力は蘇らない。
そのように無力化した私に、不思議に力が湧く記事を見つけた。この記事を何とかブログ化しようと思いついたが、構成は勿論、文節から分詞、爽やかな枕詞に尻に火が付く言葉まで出てこない。
悩んでいた。