2017年4月6日木曜日

俺にも、夢がある?

俺にだって夢が観られないってことはない!

なんてたって、家の中の、いちコーナーのリフォームのことだ。
ひと苦労して、俺の遊び場を作らないと、やってられない。
、、、面白くないのだ。
職務上は、いくつも家を建ててきたが、自分の家のことについては、自慢じゃないが、何にも考えなかったし、当然、口を差し挟んだこともない。

ここで言う夢とは、私個人独特の観念や心像だけのことではない。
思わぬ幻覚のことでもない。私の細(ささ)やかな、ちょっとした希望や願望のことだ。
少し前の事故が原因で高次脳機能障害、頭が冴えない。鬱陶しくて、日々、面白くない。
そんな日(20170404)の深夜、眠気が覚め夢を観たのだ。
俺にも夢があって、イイのだと。

秋に、2歳になる子供をもつ娘(三女)夫婦が、我が家に移り住んで来るというのだ。そのための部屋改造の話で、しっちゃかめっちゃか、家内の喧騒の雷雲が消えない。夫婦共に休日なんざ、もう見ちゃいられない。正直に言えば、嬉しい話なんだが。

そこで、夫婦の心構えについて、何度も確認したことだが、二人のこと、このことについて華々しい深度はない。
お父さん、共同は力なり、ではございませんか。
が、ナンダカンダと言うことの効かない孫のことについては、話は幾らでも続き、愉しみがこれも幾らでも拓(ひら)く。

三女夫婦は私に会う度に、ああしたい!こうしたい!と、何とうるさいことよ。
一々に関して、お父さんはどう?思いますか?なんて聞かれるので、いつまでも馬耳東風とはいかなく、それでも手に汗は握らない。
それでは申し訳ない。
だから、少しだけ部屋作りの発想のヒントを与えた。

君が山の真ん中に住んでいるような気分を味わいたいなら、郷里・群馬の田舎の家を思い出しなさい。
山の裾に行けば、よ~く解っていると感心させられる住宅文化にオドロカされる。
日本の春夏秋冬、気温が高かったり低かったり、湿度が高かったり低かったり。

距離と角度を変えて、ハワイかグアムの昼夜の風景と、そこで飽くない生活を営んでいる人たちの住宅も考えてみるのも、よし。
一年中気温が高く、風も強いが湿度は低い。生活は大雑把だ。

日本と同じ緯度に住む人たちの住宅、例えば中国、韓国、スペイン、イタリア、中近東やヨーロッパの国々の住宅は、どうだ?
地球は広いのに、このぐらいの国しか思い浮かばない。
貧しければ貧しい並みに、湿度や気温もまちまち。
長い歴史の経過のなかで、独特の家や街路、文化を仕上げてきた。

空間どりと意匠が決まったら、次に気を使わなくてはならないのが、耐久強度だ。

ここで、大事なことに気づいた。
今稿のメインコーナーである私の夢のことに触れてないのが、大きなミスだ。
私は、彼らが2階にやってきたら、1階での私の面白味はどうすりゃいいのか?
それで、1階のリビングとキッチンにあたる15畳に、ちいちゃな囲炉裏を作りたいと想いだした。
囲炉裏に、鍋や焼き物用の網でもあれば、さぞかし、いい気分が得られるのではないか?
酒を飲むのもよし、飯を食うにもよし。
火器をどうすればいいか? ガスか電気か薪か?
排気はどのような装置にすればいいか?
煙突それとも自然廃棄(排気)?

手作りの囲炉裏もいいが、突然思いついたことだが、不要で不用になった大きな火鉢を使うのもいいのでは? 火鉢こそ、私には馴染みの装置?器だ。粋で上品なものではなく、もっと大きく無骨な奴でゴツゴツしている方が田舎臭くていい。
こんなに些少で奇天烈で、面白味の少ない挑戦が実現するのは、はてな!十年後のことか。

悩みはいっぱいあるけれど、今後の私の楽しみはこの程度なのか!!