2020年8月27日木曜日

小さな大きい命を救った!

「全国的に見ると、だいたいピークに達したというのが私どもの読みです」と、新型コロナ感染症対策分科会 尾身茂会長は20200819に話していた。

何日間も連続で真夏、猛暑に追われ、雨も降らない日々が続き、そんな環境でも新型コロナウイルスを何とか避けようと、必死で生きている。誰よりも血の気が多い私の頭は破裂せんばかりに炎状している。この天気日和(びより)の陽の差し具合を猛(烈)射とでも言うのだろう。

私にとって暇を弄ぶことは避けたい念から、真夏日であろうが、どのような日であろうが、1日、1万5千歩から2万歩を歩き切ることだけはやろうと決めている。日によっては2時間から3時間要することもある。苦しいこともあるが、不思議に快感を得られることだってある。

8月18日のことだ。自宅からJR東戸塚駅西口を通って戸塚カントリークラブのコース脇の道路を通って相鉄線二俣川駅を目指していた。そして我が愛する農園・イーハトーブで作物の成長ぶりを観て帰る心算だった。

二俣川駅の手前にある大池町の「こども自然公園」の入り口付近の道路上に何か黒い塊があって、車道を走る車は、上手い具合にその黒い塊を避けて通っていた。

その様相が余りにも異様に見えたのだ。ゆっくりゆっくり歩道から見つめてもその正体は見破れなかった。でも、すんなりと見過ごすわけには行かなく、上下からの車がないのを確認して近づいた。

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亀(ネットでお借りした)









そしたら、その黒い塊は亀だった。
縦40センチ横30センチ。頭というか首というか、手足と共に甲羅に埋めたままなので、心配になった。
きっと、100メートルほど離れた「こども自然公園」の池に棲んでいた亀が、池だけでの生活に飽きたのか、同じ遊水地にいつまでも居られないと思ったのか、新たな生活圏を目指したのだろう。

たった15メートルほどの車道をたやすく歩き切れないのだから、さぞかしここまで長時間必要だったのだろう。
それとも、他の亀に言うに言われぬ秘密の深夜暗夜行路だったのだろうか。

亀だと判断する前にはスッポン(鼈)ではないかと思った。
優れた運動性があり、特に夜中に動き回ることが多いので、イメージとしては瞬間的にスッポンだった。
でも甲羅に埋もれた手足や首・頭のことを考えるとスッポンではなかった。
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スッポン(ネットでお借りした)

車道の中に身動きしないでじっとしている亀を、思い切って両手でぶら提げ車道の傍の土手の雑草の中に手離れした。彼は喜んだのか面白くなかったのか、少しづつ手足を動かした。
長距離の散歩中の私だから、これ以上のことはしてやれなかった。
人の目に触れて捕まえられることもないだろう、大きくなった亀を捕らえて、さほどの喜びなんて得られるわけではない。

私にとっても、他人に言うに言われぬ褒められるような行為は、ものの見事にない。
せめて、大きな亀の命を少しだけのことで救えたのなら、危険から少しでも避けられたのなら、、、、、私の情けない独り言(ごと)なのだが。