2008年6月15日日曜日

いよ、北島。驚速7秒台、200平世界新

ジャパンオープン  記録ラッシュ
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東京辰巳国際水泳場で、男女計10種目があった最終日、北島康介が男子200メートル平泳ぎで2分7秒51の世界新記録を樹立した。
オリンピック開催まで、60日をきった。
オリンピック出場を前に、競泳陣の水着がここにきて、話題をさらっている。英スピード社製水着レーザー・レーサー(LR)を着た選手らの記録ラッシュが続いているのです。大会3日間で、32種目で世界新が1、日本新が16出た。
日本水連はミズノ、アシックス、デサントの国内3社と水着提供の契約を結んでおり、五輪代表は3社の水着を着ることになっていたのだが、これだけの新記録が続出する現実を踏まえて、どこのメーカーの水着を着てもいいことにした。これは、国内3社の水着メーカーの了解が得られたことで、このような結論を出せたのだと思う。
それにしても、この事実は驚天動地だ。
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日本では、オリンピック種目で世界新の記録をもっている者が不在だった。が、今大会のジャパンオープンで世界新記録保持者が出現したことが嬉しいのです。素晴らしいことだ。
数日前、日本新記録が続出するなかで、北島も、いまいち自分でも頭の中が整理できていない状態だった様に思われる。胸に、I am swimmer と書かれたTシャツを着てプールサイドに現れた。私が、泳ぐんだ。水着なんかに影響されるのでは、全くない、と言いたかったようだ。その北島が、06年にブレンダン・ハンセン(米)が出した2分8秒50を約1秒も塗り替えた。自身の日本記録も1秒33の大幅更新だった。
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(以下朝日新聞の記事による)
人差し指を突き上げた。前人未踏の2分7秒台。ハンセンの記録を0秒99更新する驚異の世界新だ。北島が大歓声に包まれた。「ジュニアのころから泳いだこのプールで、世界記録を出すのが夢だった。本当に自信になった。(北京五輪)は金メダルしかない」
50メートルごとのストローク数は自身最少の14,14、15,18。肩甲骨周りのパワーを生かして幅広く腕をかき、水の抵抗を避けた浅く鋭いキックを打ち込んだ。伸びる時間を少なくしながら泳ぎは大きい。繊細な技術が必要な高速レース。4輪駆動の泳ぎが、高性能水着の特性を最大限に生かした。