2015年1月15日木曜日

孫の納骨を終えた

20141220、15年か20年前に得た墓地に、二女夫婦にとって二番目の子供を納骨した。

私にとって6番目の孫だった。
お坊さんは横浜市南区の浄土真宗の寺院から来てもらった。
保土ヶ谷区権太坂を最期の地と思っていたので、住宅以外にも墓地が必要だと妻は考えた。
JR東戸塚駅から徒歩で20分足らずなので、私だけなら自宅から40分。墓の筋向いには、動物たちの霊園もあって、私が自宅で愛して愛したゴンもこの墓地にいる。

少し前に、小さな命は星空に向かった。
亡くなった人には戒名があるのだろうが、孫と書かせてもらう。
私が幼少のころ、お世話になった人々のお墓参りを思いついて、孫の出産の少し前、京都府綴喜郡に出かけた。
その時偶然にも、東山の峰の上空に、生まれてくる孫の名前に考えていた物が目に入り、直ぐ二女にメールした。
二女は何だか、異常に不思議がってくれた。

今日は、小さな骨を丁寧に扱うお坊さんの手ほどきに恐縮した。
雨は朝からどんどん強く降ってきた。
参拝客は猛烈に多かった。
孫の父母、それに母の兄弟とその相手方とその子供たち。
父の友人で長年の先輩。
父の弟。私たちは祖父母になる。総勢は15、6人になろうか? お坊さんの説教の一言一言はよく理解できなかったけれど、嬉しかった。
涙が流れた。

墓前には、色とりどりのはち切れんばかりの花が添えられた。私の田舎では、葬儀に使われる花は、穏やかな緑っぽい物が多かったけれど、今日の孫の納骨は、そんなことは知るものか?と言わんばかりだった。
僕は、涙を唯流すだけ、孫の名前を静かに呼び続けた。これしかできなかったのだ!!
父母の悲しい表情は、当然と言えば当然なのだが、墓石に埋められた孫の兄の悲しみは、全ての人の心に響いた。小学4年生の長男・晴が、初めて見せた苦渋の涙だった。