早稲田大学ア式蹴球部の後輩たちとの飲み会を、栃木県小山(おやま)駅東口より3分ばかりの所にある後輩の立派な居酒屋で行った。
その店の名前が、「串焼/祭りばやし」だ。
3月の終わりには、東京と神奈川、千葉、埼玉、山梨の1都4県が、不要不急の外出自粛するようにとの共同メッセージが発表された。
新型コロナウイルスの感染者が拡大している地域に緊急事態宣言が発令されれば、現在行われている知事による市民の外出自粛要請に「法的根拠」が与えられることになる。
そんな折、3月の上旬に栃木に行ったとあっては、批判が出てきそうなので、心を鬼にして行った日付を本日まで明記しなかった。
横浜駅から乗客が少なく且(かつ)トイレに近い車両に、マスクをつけて窓際の席に座った。
前の席には後輩の小さん。
大学時代に日本代表のメンバーに選ばれ、卒業後日立製作所に入社。
5,6年日立に在籍、その後は神奈川県の公立高校の教諭を2,3年前まで勤めていた。
先生として逗葉高校を全日本高校サッカー大会の神奈川県代表として出場した、この会では立派な成績をおさめたことに私は現(うつつ)を抜かし、夢を見ているような気分で応援した。
そのチームのメンバーの一人が私の息子の勤めている会社に特別の推薦で入社した。
これも、縁のあることだと嬉しかった。
取り合えず乗客と接しないこと、それ以外はひたすら窓外の風景を眺めていた。
この自粛のメッセージが出るまでは、東京都の小池知事などは3密主義を唱えていた。
その3密主義とは、人々が密閉、密集、密接することを避けようということだ。
この3つの条件がそろう場所では、クラスター(集団)発生のリスクが高くなって、感染を少なくするために今こそ厳守したいとのことだ。
横浜駅13:52発。
小山駅には15:41着。
JR湘南新宿ラインなら乗り換えなしだ。
横浜駅で、幹事の小さんと合流。
テレビや新聞では首都圏で増大する新型コロナウイルスについて、恐れ多き事態を避けるための方策、それに対する住民の理解を得るための工夫に躍起だ。
そんな矢先に、栃木の小山駅に宮城県のサさん、湘南地区から私と小と田さん、地元出身の松っちゃんが集まろうというのは、余りにも意識や常識不足なのだろうか。
総勢6名、私と田さんが一番の老齢になろうか。
このグループは毎年場所を変えて他チームと親愛溢れるサッカーゲームをして、その後は風呂に入って、飲めや歌えの宴会を只の1万円ばかりで豪華に行うのを恒例にしている。
今回はそのグループのうち3分の1が集合したことになる。
試合に関しては30年ほど前には参加したことはあったが、その後酷い腰痛に悩まされ試合には遠ざかり宴会だけの参加、皆の豪放磊落な宴それだけを楽しむだけだった。
そして、前回の開催については、ゲーム・宴会には会社の都合があって欠席してしまった。
ところが、1か月ほど前に小さんから突然、この度の催しの案内が来て、私は何の躊躇(ためら)いもなく参加することの返事をした。
だって、懐かしい面々と会って懐かしい昔話や今の様子を話し合える。
有難いことに、首都圏からちょっとばかり遠のいた栃木の小山駅だ。
文句なんてありっこないだろう。
これが東京のド真ん中ならば、この馬鹿げた私だって出向くことはなかった。
下の写真その他は、後輩のお店のホームページから抜き書きさせてもらった。
このブログを読んだ人で、この地を訪ねるような機会があったならば、どうかこの店を利用してください。
店長さんなのか社長さんなのかよく聞かなかったけれど、店員の誰にでもいいから、私の名前・横浜のヤマオカの知り合いだと言ってくださいな。
必ず、何かの勉強をしてくれる筈だ。
この「祭りばやし」の社長さんは私より2年後輩、猛烈に優秀な選手だった。
私には他人の技術や体幹について、何も話せるほどの能力はないが、私には素っ飛び級の人物だと思っている。
前に進むのも後ろに戻るのも、ジャンプしながら次のプレーに移るのも、恐ろしく俊敏だった。
早稲田大学を卒業して日本サッカーリーグでは日立製作所でも、並外れた貢献をしてみせた。
この男の根織り羽織りの詳細については、話す機会が必ずあるから、そのときまでお待ち下され。
そんな男が身を張って生きている店に行くなんて、願ったり叶ったり。
何故、私は私よりも5年以上も後輩と仲良くしているのか?
それには、それなりの理由がある。
私は、基礎技術も体幹も皆と比べて著しく乏しいのに、関東の大学でも指折りの大学にどうして入部し、懲りなく練習に励んだのか?
父母に大学での4年間の生活費から授業料まで相談したことがなかった、と同時にお世話になろうとは思わなかった。
人並み以上に貧しかった訳ではないのに、何故そうなったのか。
結論的にはいつの日から、自らの生活や学業だって、自らの力で押し切るものだと思い込んでしまったのだ。
だから、2年間の浪人生活で得たものは、学業に必要な知識ではなく、大学での4年間の生活費と学校に納めなくてはならない授業料だった。
稼いだお金は、280万円だったのか380万円だったのか、記憶にはない。
そのお金を農協貯金にして、通帳を母に印鑑と合わせて渡した。
毎月、郵便局に行って現金書留にして送ってもらった。
その郵便局で母のお手伝いをしてくれたのは小中同級生の福さんだった。
秘密事項に係るものなので、彼女に同窓会でお会いしても、にっこり笑ったまま、私はにっこりお礼をしている。
そんな男にとって、技術力にしても日本のサッカー界のザ・ファーストを目指している大学での4年間は凄まじく厳しいものであった。
そんなヤマオカの体幹はどうしょうもなく貧困だったけれど、脳幹の一部についてはどうしても満たされない部分、未分化的なものが冷めやらなかった。
体育局スポーツ部の所属選手としては、珍しく欠陥人間だった。
4年間の部生活で得たものは、サッカーに対する技術でも体力でもなく、満たされない不満足な只の男だった。
能力の余りにも足りない選手だった、これが一番解り易い言い方だろう。
そんな人間として不思議な程情けない男に、爽やかに注入してくれたのは彼らの端(は)ぐれのない人間愛に満ちた友情だったのかもしれない。
私にはビタミンのような、効き目が好く味わい深い薬のようだった。
足りない所に注入されたものが、文明的と呼ぶ人が居るかもしれないが、私には文化的なものと理解した。
味な物、それをフィロソフィーと言えば難しく思われるが、哲学と言えば多少解るような気がする、文化的な想いと言う奴が居るかも知れない。
私にはその分解はよくできないが、心が休まったことは確かだ。
頭脳の7分目が欠けていたと言えば、もっとハッキリする。
頭脳の7分目が欠けた人間が、この欠落人間のままでは生きていくのだけでも辛く思うことがあった。
そして、卒業して3,4年して後輩たちの対外試合を観に行って、不思議な錯覚をフラフラに感じた。
これで、助かったのだ。
彼らがあれ程苦しい試合をやった筈なのに、負けても勝っても、チームとしての並外れた爽快感は、私が今まで味わったことのない「初」モノ快感だった。
それからの私の心眼(しんがん)は、彼らの生身の心身にどっぷり嵌(は)まってしまったということ。
それからの、掛け替えのないお付き合いになってしまった。
焼き鳥Aセット♪
祭りばやしといえば焼き鳥! 甘み・コク・歯ごたえが特徴の地鶏串、ネギ間、砂肝、つくね、皮、季節の野菜など(7本)。その他Bセット(15本)2000円、Cセット(20本)2500円
950円
【人気商品】さつま揚げ(鹿児島産)/厚揚げおろしのせ
ナンピザは630円になります。
490円/480円
【刺身】 マグロの山かけ/しらすおろし
人気のマグロの山かけ!
540円/380円
【揚げ物】 海老マヨネーズ
女性に人気の海老マヨネーズ
650円
【野菜】ネギ串/椎茸串/椎茸チーズ串 各1本ずつ
銀杏串 3本 【380円】
210円/260円/320円
【盛り合わせ】 Aセット(7本)
【Bセット(15本)2000円】 また 【Cセット(20本)2500円】
950円
2019/05/09 更新
※更新日が2019/09/30以前の情報は、当時の価格及び税率に基づく情報となります。
落ち着いた空間。少数で鍋を囲むもよし、みんなでにぎやかに宴会もよし。人数により襖やスクリーンで仕切りも可。
カウンター
1名様
お一人様でも安心のカウンター席です。
個室
6名様
6名様掛けの個室がございます。このほか、10名様掛けの個室もございますのでお気軽にお問い合わせください。
座敷
6名様
お座敷席は仕切りを外して人数に応じてお席をご用意いたします。
いらっしゃいませ!「串処 祭りばやし 小山店」です!
どうぞ、お好きな席でゆっくりしていってくださいね!
お昼にご来店頂くと、大人気の黒カレーがお楽しみ頂けます。
夜は居酒屋となり、美味しい焼き鳥がお召し上がりいただけますよ♪
お食事に合うお酒も豊富にご用意してます!