我が社では、ホテル事業を各地で展開してる。といっても、1発目は年内に相模原でオープン、2発目は那覇で11月に着工して来秋にオープン予定のたった2棟だけなのです。でも、この2件のお陰で随分勉強をさせていただいた。今、3棟目を九州は福岡の某駅前で計画中です。現実に事業化を進めていくと、情報も多くなるものなのですね。アッチコッチからホテル用地と思われる土地情報が持ち込まれている。有難いことだと、感謝している。栃木の某駅前では、ホテル経営を考えているオーナーから、運営の依頼を受けている。運営にも関わらないと、いい企画ができないのは至極当たり前のことだ。我が社が、一人前のホテル事業会社になるには、ライバルを圧倒するるぐらいのオリジナルな企画が自ら立てられるかどうかだ。何とか、1年に2棟づつ建てられたらいいなあ、と考えている。
そんな折、私たちが手がけている、宿泊特化型の宿泊施設を今までは深く考えもしないで、「ビジネスホテル」と言ってきた。利便性のいい場所にあって、部屋は少し狭いが料金は格安というのが従来のビジネスホテルで、大いに利用されてきた。当然、ビジネスマンが仕事のために利用することが多かったので、このように呼ばれてきたのでしょうが、ビジネス以外にも家族旅行の宿泊などに利用されている現実をみると、単にビジネスホテルと言って居てはいけないのではないか、と思いついた。それから、従来のビジネスホテルに満足しないお客さんが現れてきた。その不満は何か、何を要求されているのか、これがこれからの課題だ。我が社の真骨頂が発揮できるのではないかと、ほくそ笑んでいるのです。
そう思いついて、いろいろ調べてみると、「バジェットホテル」と呼称している会社があった。そこで、我が社も今後、社用する正式名称として「バジェットホテル」と呼ぶことにした。
そこでじゃ、バジェットとは何じゃいなあ。
budget とは、動詞としては「予算を立てる」。名詞としては「予算」、「予算案」を意味する。語源はフランス語のbougette(小さな皮袋)からきている。初めは皮袋または財布をさし、後にその中味の金の細目について用いられるようになった。