20140505 こどもの日(端午の節句)
昨夜は権太坂に泊まったので、出発地点は権太坂。
横浜横須賀道路をつかって、最短距離に最短所要時間。朝、横浜市金沢区の「海の公園」に7時には着いていた。曇り空ではあったが、ライバルよりも少しでも早く良い漁場(りょうば)を確保することを前夜から、言い出しっぺの次女・花は固い決意をみなぎらせていた。
メンバーは次女夫婦に息子(私の目に入れても痛くない孫・晴)、私、孫の友人・ショとその母・明日子さんと娘・ミ、孫と孫の友人の共通の友人・想ら、一行は8人だ。
一行は駐車場に着くやいなや、砂場を波打ち際に向かってまっしぐら。小雨が時折降ったが、とりあえず各人が各様に想定している漁獲高までは頑張ると決めてかかっていた、多少の雨なんか気にしない、一心不乱の勢い。それもその筈、今夕のバーベキュの食材に「このアサリ」が予定されていたのだ。アサリ飯にアサリの酒蒸し、アサリ入りのスパゲッティらしい。
私は、今朝の新聞で、潮干狩りに大勢の人出があったことを報道していたので、その大勢の人が漁(あさ)った後をいくら漁っても大した量は収穫できないのではないか、と漏らしてみたが、誰もその場では聞き耳を立てなかった。が、自宅でのバーベキュの際に、次女は、その私の発言に、テンションを下げるようなことをジジイは言いやがると腹に据えかねていたと非難した。
私の発言通り、最初のうちはなかなか採れなかった。9時近くなって潮が引き、沖に少し進んでから少しづつ採れだして、10時過ぎに次女の夫・竹ちゃんが、穴場を見つけた。竹ちゃんの目が色めき立った。この辺りが、本日のターニングポイントだった。
穴場と言っても、周囲2メートルぐらいの狭い範囲内だが、格子状のポリボックスを一掬(ひとすく)いすると、アサリが幾つも入っていた。それも数回。やがて、その場所を採り尽くして、移動を始めたが、採れる量は確実に増えてきた。
腰痛持ちの私は、彼らが掬ってきた空のアサリと生きているアサリの混じりを、仕分けする作業に専任した。今晩のバーベキュのネタになると思えば、大事な仕事だ。
二枚の貝殻は合わさっていても、生きているアサリかどうかを、当初は両手で貝殻を開けようとしてチェックしていたが、そのうちに、見ただけでもわかるようになった。それは、空のアサリは貝殻に生彩が薄いのだ。大きいアサリは重さで判断できた。空は軽く、生きているアサリは重い。
小さな女の子のミと想は、ワカメを集めていたが、そのうちアサリが採れだしてからは、採ったアサリをバケツに運んでくれた。
採り手としての主役は竹ちゃんと、孫の友人の母・明日子さんだった。いつも頑張る明日子さんは、やはり今日も千両役者ぶり。胸元から豊満なおっぱいのほんの一部がちらっ、人妻ならではの妖艶ぶり。昔、観たイタリア映画で、田舎の農婦がなりふり構わずに作業に励むその姿を思い出した。不謹慎だったか!! 演じる女優の骨格から肉づきは健康そのもの、逞しく、太陽と畑と額の汗、緑の葉と真っ赤なトマトが印象的だった。
収穫高は、大きなバケツの8分目ほど。駐車場まで運ぼうと思って下げてみたが、重さが腰にずき~んときて竹ちゃんにたのんだ。
夕方、雨が降ってきたので権太坂の三女の家の駐車場でバーベキュ。想の父母も加わった。アサリ飯にアサリの味噌汁、アサリ入りのスパゲティには、アサリがたっぷり、過ぎるほど多い目。明日子さんが買ってきてくれた立派な肉を頬張り、野菜をたっぷりいただき、私は早い目に風呂に入って寝かせていただきました。
☆ 公益法人財団・緑の協会のホームページに施設利用についての知らせを見つけたので、ここに引用させていただいた。
海の公園でのアサリの大量採取を禁止します。海の公園では下記行為を規制します。ルールを守って楽しい潮干狩りにご協力ください。
- 幅15センチメートルを超える貝採り器具の使用を禁止する
- 2センチメートル以下の稚貝の採取を禁止する
- 一人が一度に採る貝の量は2キログラム以内とする