2016年7月3日日曜日

名犬ポン(った)が亡くなった

名犬ポン(った)が亡くなった




名犬ポン(った)が今朝6時、亡くなった。

この犬は、私の次女が犬屋さんでもらってきたもの。
犬種はシーズー  雄。
中国産といわれている。
年齢は16歳を過ぎた頃だろう。
三女が、機嫌を悪くした名犬を胸に抱えているうちに、呼吸が弱り、最後には息絶えた。
この1週間、特に肺炎が激しかった。
老衰での痛みも激しく、彼の寿命をソロソロかと、心配していた。

2頭いた犬のうちポン(った)が居なくなって、我が家ではツバ1頭になってしまった。
この犬種は、ミニチュア・ピンシャー。
いつか、その素晴らしい姿を紹介したい。

この犬は、次女にも大いに可愛がってもらったが、次女にも色々都合があって、我が夫婦が面倒をみることになった。
冥途に入った彼(ポンった)に、今更、失礼だと思うけれど、いただいた時は、頗(すこぶ)る情けない顔をしていた。
一見、とぼけた風体に間抜けた顔立ち。

次女が飼いだして間もなく、次女は自分の家を建てることになった。
ところが、次女の夫が犬や猫と一緒に住めない体の事情があって、私たち夫婦が飼うことになった。
でも、住まいの環境その他で、私たち夫婦ではなく三女が一緒に住むことを望んでくれた。
三女の家は、私の家のすぐ傍だ。

飼いだして間もなく、餌を用意したときの嬉しそうな仕種と顏立ちに、私は可笑しくなる程狂いだした。
犬よりも、私の方が嬉しかったのか?
散歩に外出するときは、満面に笑みだ。
全身を使っての大喜び。
嗚呼、この無上の可愛さよ!!

私にも、今後のこの子との一生に励んでみせる、そんな気概が高まった。
犬屋さんが言う悪口なんて糞食らえ。
「この子の欠点なんて知るものか」
俺の家族の一員だと腹を括(くく)った。

スタンダードプードル
ネットでお借りした

体の具合の調子や、食事については、ほとんどが妻と三女が手をやいた。
犬は手をやいてくれる人には、誰だって気を許すものだ。

この犬は、次女の顏の広さだろう、馴染みの犬屋さんからいただいたモノだ。
このような言い方をすれば、私がいかにいい加減な奴だと思われるかもしれないが、残念だが、仕方がない。

ところがドッコイ、一緒に住めば住むほど、愛情は、、、、愛情は、、、、
根こそぎ深まるものだ。
健康だった!
焼却後に観たポン(った)の骨は、丸で真っ白で、神々しく感じられた。

参会者は
私と妻、それに妻の母
三女と夫とその長女
長女夫婦と二人の娘、長女と次女。

誰もが、ポン(った)のことを可愛がってくれた。