2007年6月12日火曜日

サッカーの報道写真、もっと腕を上げて

キリンカップの各試合内容がとてもよかった。オシムには物足りないのかもしれないが、私には十分楽しかった。

そこで、翌日、試合を振り返りながら、私が、またもや、頭に来たことを、どうしても書き著したくなった。どうしても、ここらで、声を張り上げないと誰も、何も言わないものだから。

『しっかりせい、写真カメラマン、と』。

6月5日、埼玉スタジアムで、日本対コロンビア戦があり、0ー0で引き分けた。ともに、1勝1分けの勝ち点4、日本が得失点差でコロンビアを上回り3年ぶりに優勝した。キリンカップサッカーのことです。

その前に、日本はモンテネグロには勝っている。モンテネグロは北欧では歴史のある強豪チームだが、今回は主力の4人程が合流できなくて、不不本意な成績だったことを悔しがっていることだろう。

コロンビアは南米の名門チームらしく質の高さを見せ付けた。ヨーロッパでプレーしている選手が日本の倍だ。とにかく守りが徹底して堅い。

高原を激しくタックル、激しく当たってくるのには、私は目を伏せざるをえなかった場面も度々あった。でも、じゃ。高原は、凄いぞ。ヘッドで競っては、身を掬われ、地面に叩きつけられる。こりゃ、重症だ、と思いきや、頭を水で冷やして、腰に手を当て痛みをかばいながら、頑張って立ち上がる、そしてボール目がけて走りまくる。こまかい足技(わだ)もこなす、相手のボールを執拗に追い回す。

ここで、オシムのおっさんの戦略

最前線に核弾頭の高原をおいて、2列目には中村俊、遠藤、稲本等。どちらかというと、いずれもスペースに飛び込む選手にパスを送るタイプ。自ら相手DFの裏に走りこむタイプではない。

オシムのおっさんは、ここでも皆に試練を負わせていたのだ。この布陣で、どう、敵の陣地を崩せるのか、やって見せてちょうだいな? 海外組さん、この俺様の考えていることが理解できるかどうか、やってみてよ、ということだったのでは。理解している者は今後もチームに呼ぶし、理解していない者は、もう要らないということだ。

私には日本の代表Aチームはいい試合をしてくれた、と思っている。ゲームを観終えたまでは、幸せな気分でいたのです。キリンカップを振り返って、日本サッカーの進化度を、このゲーム内容とオシムの考えをまとめて、文章にしようと考えている、もう一方で、ムカムカが盛り上がってきた。

ここまでは、ゲームの感想だ。

だが、しかし、だ。

ムカムカなんじゃ。気に食わんことがあるのじゃ

翌日、新聞各紙を読んだのですが、今まで、ネに持っていたことなのだが、どうしても声を上げて文句を言いたい衝動にかられた。

写真カメラマンに対してだ。

『写真のレベルが、一向にあがらない。いつまでも下手糞だ』

新聞やサッカー雑誌に使われる写真が、実際に観た感動と、ほど遠いものに対する失望の繰り返しに、私はやるせないのです。

ヨーロッパや南米のサッカーの試合の報道雑誌等には、凄いなあと思うのが満載されていて、十分写真を観るだけで臨場感をもって楽しめる。

なのに、日本のカメラマンの腕はあがっていない。日本のサッカーがよくぞ、ここまでレベルアップしたのに、カメラマンの努力が足りないのではないの?

スタジアムやテレビで観る機会をなくした人に、新聞や雑誌にすばらしい写真を提供してくださいな。

奮起して欲しい。

思いつきに、書き足したものだから、文の構成はバラバラになってしもうた、わ。