2016年6月2日木曜日
虎杖(いたどり)って、知ってる?
このブログのタイトルの虎杖は、スカンポ、イタドリとも読むらしい。
子供の頃、どちらの名称も使っていた。
スカンポ、イタドリだって、おかずになるって、本当か?
この野草の植生と、料理法を雑誌の広告記事でみた。
記事では、恰(あたか)も珍しい植物のように扱われていた。
が、私のような田舎暮らしの者にとって、何故、あの野草をそんなに重宝がるのか?
と、不思議でしょうがなかった。
この広告記事というのは、スカンポの滋養を活かした食品だった。
昨日までは、ただの雑草のひとつに過ぎなかった。
あんな物でも食えば、この世の中、食えない物はないゾーーーーーーー、これは、食べ物のお天道様のお言葉だ。
子供の頃、この野草を引き抜いては、友人にゴミのようにぶち当てた。
この野草だって、非力な弾丸になった?
いやがらせ、だった。
私にとってこの草はただのゴミで、草にとって私は卑劣で卑怯な乱暴者だった。
田舎では、イタドリとかスカンポとか、勝手な名称を使っていたので、どちらが正式な名称で、どちらが変則的? もしくは非常識なのか解らない。
子供の私は、野原で皮をはがして、青白い身を食べた。
不味(まず)くはなかった。
ネットで、この野草のことを、その姿態から虎杖(こじょう)とか虎杖根とか言うらしいことも知った。
日本は実に文化的だ。
ネット情報より
タデ科の多年草。山野に自生。高さ約1.5メートル。茎にはかすかな紅色の斑点があり、葉は卵形で先がとがる。雌雄異株。夏、白色または淡紅色の小花が円錐状につく。花が紅色のものを特に、明月草(めいげつそう)とよぶ。若い茎は酸っぱいが、食べられる。
東京の友人にこの草のことを尋ねても、知らないの一点バリだった。
6月1日に行われる京都貴船神社の祭礼。
もと陰暦の4月と11月の1日に行われ、4月の祭礼では、付近に生えた虎杖(いたどり)を採って、大きさや量を競い虎杖祭と呼ばれた。
イタドリの植生だ。
摘み取って、並べてみた。
★イタドリの胡麻和え
イタドリを鍋に入れて、さっと茹で、水を張ったボウルに取り出す。
イタドリの水気を拭き、塩と胡麻で和える。
食べる時に少し醤油を垂らす。
★イタドリのお浸し
鍋で茹でたものを、醤油と辣油で炒めたもの。