2019年5月4日土曜日

ランチパーティー

今年のゴールデンウィークの2日目、28日(日)は、我が家のテラスで、山岡家族総勢に森田家の3人を含めて、ランチパーティーをした。
銘打って、平成最後のランチパーティーだ。

弊社では、4月27日から5月6日までが休暇だ。
「ちょうどいい」が心地いい。“スープの冷めない距離”に暮らす新しい家族のカタチ。
我がパーティーはこんなに整理されたものではなかった。
インターネットで得た写真を使わせてもらった、、、スマン。

このテラスは、我が家に三女家族が同居することになって、私の余暇を楽しむ広場をどうしても確保しようと、長い付き合いの大工さんに創ってもらった。
俺にだって、領域か占有区域か? がほしくなったのだ。
秋冬春の外気が寒い時期には無理があるが、4月から10月半ばの天気の好い日には、ここで腰を伸ばしゆっくり座れる椅子で寝る。
この椅子は40年前に東京芸大の講師さんでもあった家具職人に作ってもらったものだ。
手作りだからちょっと高値になりますよと言われたけれど、私の財布には鍵がなかった。

直径の長い丸いパラソルを真ん中に据えた。
このパラソルは、天気が悪い日には窄(すぼ)め、晴れた日には拡げる。
うっとり昼寝をするのも良し、本気に読書するのも大いに結構だ。

猫の直撃を避けるために、金網を設けて床下に金魚を8匹飼っている。
私が会社に行っているときは、孫たちがここで日向ぼっこをする。
私の休日の秘かな楽しみの一つに、彼らに餌を上げることだ。
驚くことなかれ、弊社で飼うことになってから、1・5倍に成長したのだ、こんな嬉しいことは無い。

4畳位の広間に、10人近い人間が、俺のスペースはここぞとばかり、踏ん張って場所取りをした。
豪華な肉類から魚と野菜、ここに書ききれないほどの品を、電気機能のフラットで焼いた。
豊かな果物やお握りも山盛りに用意してくれた。
出てくるものを、誰もが威勢よく食べた。
食物の神様が我家にも居てくれたとしたら、さぞかしこの食いっぷりに感謝してくれたことだろう。
私はと言えば、大いに飲んでもいいよと許可を貰っていたので、ビールから焼酎を鱈腹(たらふく)いただいた。
でも家長の手前、家族の面々を前に酔っ払うことはできない。
挙句の果て、このランチの様子を一枚の写真にも残せなかったのが、悔やまれる。

92歳の義母(妻の母)の食べるものは、二人の孫が義母様に用意した机の上にまめに運んでくれた。
この孫たちの働き振りを酔った目つきで見ていたが、何とも感動的な光景で、良い子になってくれることを確信した。

調理中、森田家のお嫁さん(私の長女)は、外資系の会社に勤める自分の夫に昼飯やらおやつをパックに入れて自宅に運んでいた。
夫は自宅で仕事に励んでいた。
外資系の会社に勤めているから、日本の昼夜は業務に余り関係ないようだ。
スープの冷めないところに住みたいものだと言うけれど、なかなか好いところに住んでいる。
このスープの冷めない距離って、この言い方の本意はなんだろう?と考える。
近くではなく遠くでなく、この距離が互いにとって丁度好い、こういう感覚なのだろうか。
夫はさぞかし喜んで、胃袋を温めていたことだろう。

部屋の中での飲食会ではないので、用意から調理、片付けがランニングで行われた。
それらの手間はすっかり簡素化でき、今後の我が家のランチパーティーの遣り方としては頻繁に使われそうだ。
食器も捨てきるものを使った、これもよかった。