2019年9月23日月曜日

多国籍ジャパンのことが解からなかった


ラグビーW杯 開幕

アジア初開催となるラグビーの第9回ワールドカップ(W杯)日本大会は20190920、東京スタジアム(味の素スタジアム)=東京都調布市=で行われた日本(世界ランク10位)とロシア(同20位)の試合で44日間の熱戦の幕を開けた。

















後半、トライを決めたラブスカフニ(左から2人目)を祝福するレメキ⑪、ムーア(右)ら=20日、東京スタジアム、上田潤撮影

1組は5チームで、A,B,C,Dの4組に分かれた。
各組で2位まで入ったチームが決勝トーナメントに出場できる。
観客4万5745人が集まった一戦で、日本は松島幸太郎の3トライの活躍などで30-10と白星スタートを切った。

ラグビーの競技でのルールについては、私もサッカーボケの経験上、アナウンサーや解説者の説明をさぼらないで聞いているせいか、100%は無理かと思うが、80%程度は理解できていた。
そこで気付いたことだが、メンバーのなかに外国人が多いことに驚いた。
0921の日本が初戦ロシアに30-10で勝った記事のなかに、「我ら 多国籍ジャパン」の題字で、その内容について詳しく書いてあった後で、それをダイジェストした。
サッカー直属の私には、日本代表になるには日本人なら何も問題はないが、代表に選ばれている外国人の扱いはどうなっているのだろうか。
そんな、低レベルなことに関心があった。

先ずは日本代表のサッカーはどうなっているかと言えば、やはり日本人にならなくては、日本の国籍を得ないわけには日本代表にはなれないのが原理原則だ。
例えば、1993年アメリカW杯アジア予選に出場したラモス瑠偉。
1998年フランスW杯アジア最終予選及び本大会に出場した呂比須ワグナー。
2002年の日韓W杯本大会に出場した三都主アレサンドロ。
2010年の南アフリカW杯アジア予選及び本大会に出場した田中マルクス闘莉王。
こんなことを常識平左衛門の山岡でも、ラグビーのメンバーの国籍問題については難解だった。


★先ず201920の朝日新聞では、
「BP狙い 4トライ以上で白星を 日本」
W杯の勝ち点にはボーナスポイント(BP)という制度がある。
4トライ以上を取ればボーナスポイント(BP)として1点が与えられ、勝利の4点に加えて1試合で「勝ち点5」を得られる計算だ。

4年前のW杯で、日本は3勝1敗の好成績を残しながら決勝トーナメント進出を逃した。
同じ組では南アフリカもスコットランドも3勝1敗だったが、この3チームのうち、日本だけがBPを獲得できなかったからだ。
当時を知るFW稲垣が「4年前はBPを取ろうと考える余裕がなかった」と振り返ったことがある。

選手たちはミーテイングでもBPの重要性を再確認した。流は「BP獲得を念頭に置いてプレーしたい。
開幕戦で互いにプレッシャーがかかるが、柔軟に対応したい、と語る。


★20190921の朝日新聞、
「我ら 多国籍ジャパン」の題字では、
この夜の日本は先発15人のうち8選手が外国出身選手だった。
登録メンバー31人をみると、6カ国から15人が名を連ねる。
国籍を持たなくても「3年以上継続して居住」などの条件を満たせば代表選手になれるのがラグビー。
その分、選手がまとまるための工夫が必要だ。

多数の外国選手を選んだことについてメディアから質問が飛ぶと、自らも日本代表として1999年W杯に出場したニュージランド出身ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(49)は答えた。
「私が日本代表だった頃は外国人の存在が珍しかったが、日本の環境は変わった」

試合後、殊勲の松島はチームのスローガンを用いて感想を語った。
「みんなでつないだトライは『ONE(ワン) TEAM(チーム)』でできたかな」

(熊田英二)