2019年11月24日日曜日

薬を大事にしよう!

5年半前の詰まらぬ事故。
5,6メートルある樹木のてっ辺から落下して頭の後頭部やら側頭部やらを強く撃った結果、3ヶ月毎に病院に行って、体の調子、特に脳の調子を報告することになっている。
不思議なんだよ、たった3ヶ月ばかりの診断に、えらく感謝する私の脳なのだ。
「高次脳機能障害」って奴に大なり小なりに苦しめられている。
そこで、割と調子が好いですねと言ってもらい、今回も大人しく終わらせてもらえると思っていたが、何故か、医師はそう簡単には済ましてくれなかった。
医師の体全体に、強張(コワバ)りが見え隠れした。

所で貴方はどんな生活をしているのか教えてくださいとキタ。
知りたいことがありそうだ。
1週間の休日と勤務日の仕事の内容、日々の食事のアレコレ、常用しているアルコール類の量と種類を話した。
その瞬間、医師の顔が一際(ひときわ)変り、爽やかな怒り色を混ぜて口角も変った。
貴方、自分のことを何とお考えなんですか?
朝昼晩に飲んでいる薬の「薬のはたらき・注意事項・相互作用・副作用など」を読んでいますか?
「アルコール類は、薬の作用を強めることがありますので避けてください」とあるでしょう。
今、貴方が言うような程アルコールを飲んでいたら、それは医師の私を、薬剤師を、薬の神様さえ馬鹿にしていることになりますよ。
医師の顔だけではなく口調だけではなく、指先まで私の胸に当てて言った。

私には不躾(ぶしつけ)な心があって、40歳そこそこの医師が、患者に向ってその言い方はないだろう!と心の奥深いところで怒っていた。

★下の「概要」は、高次脳機能障害のことについて、ネットで得た文章だ。
細字の部分です。

概要」
その症状は多岐にわたり、記憶障害注意障害遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害等で脳の損傷部位によって特徴が出る。
損傷が軽・中度の場合には核磁気共鳴画像法(MRI)でも確認できない場合がある。
SPECT(放射断層撮影)、PET(陽電子放射断層撮影)など、先端の画像診断で判別されることがあるが、現在では、診断の一材料である。
むしろ、画像診断に神経心理テストなどを組み合わせた多角的な診断により「高次脳機能障害」と診断されるケースが多いのも事実である。
その障害は外からでは分かりにくく自覚症状も薄いため隠れた障害と言われている。
よく、一言で「高次脳」と略されるため、脳内にそのような部位があるのか、と勘違いされることがあるが、そうではなく、分かりやすく記すれば「高次の脳機能の障害」ということである[3]
伝統的、学術的、医学的な定義による高次脳機能障害は、脳損傷に起因する認知障害全般を示すものである。例えば症状に失語症また認知症がある。
これに対し、日本の厚生労働省が2001年度から本格的に研究に取り組んでいる「高次脳機能障害」は、行政的に定義されたものといえる。これについては少し説明が必要である。
脳血管障害(いわゆる脳卒中)や、交通事故による脳外傷後に身体障害となる場合がある。身体障害が後遺障害として残る場合と、時間の経過とともに軽快していく場合がある。しかし、身体障害が軽度もしくはほとんど見られない場合でも、脳の機能に障害が生じている場合がある。それが前述の認知障害、つまり行動に現れる障害であるため、職場に戻ってから、問題が明らかになるというケースがある。つまり、日常生活、社会生活への適応に困難を有する人々がいるにもかかわらず、これらについては診断、リハビリテーション、生活支援等の手法が確立していないため早急な検討が必要なことが明らかとなった。
そこで、2004年4月から、高次脳機能障害診断基準に基づいて医師により高次脳機能障害と診断された場合、作業療法士言語聴覚士による訓練が診療報酬の対象とされることになった。また、2006年4月からは、脳血管疾患リハビリテーションの限度180日を超えて訓練を受けることができるようになり、機能回復を中心とする医学的リハビリテーションを最大6か月実施した後は、必要に応じて生活訓練プログラムや就労移行支援プログラムを加えた連続的な訓練が実施されるようになった。
交通事故による高次脳機能障害については、他の公的制度に先駆けて、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)が2001年から交通事故被害として認定するシステムを構築している。自賠責保険により、交通事故によって生じた高次脳機能障害として認定されれば、損害賠償の対象として保険金が支払われることとなる。




下の文章は、私が街の薬局(院外薬局)で薬をもらった時にいただいたものだ。
今まで、不勉強の私のため詳しく文章を確かめていなかったので、あらためてこの稿に出した。
よくよく読んでみた。