これは、朝日新聞の夕刊の一面に載っていた記事です。なんのことやら記事の内容がさっぱり解りません。この実験候補地に日本も立候補していたことは知っていた。実験場がもたらす経済的効果も狙っていたようです。東北のある県だった。新聞の取り扱い方一つとってみても、なんだか凄いようだ、ぐらいには察しがつく。でも理解できないのが悔しい。だいたい一般紙といわれる新聞は、専門紙とは違って、あまりにも専門的な分野のことを記事にはしないはずだ。ところが、夕刊と言えども、一面の一番見やすい場所に、大きく取り上げているので、えい、や!!と古紙に出すことを躊躇した。
この装置の建設費は5千億円で、日本は170億円拠出したそうだ。日本からの研究者は約100人が参加しているというではないか。
でも、内容の解らない記事をファイルして置いたってしょうがない。さりとて捨てがたい。誰か、私に、モノ解りの悪いこのオッサンに噛み砕いて教えてくれないか。日本一美味しいお好み焼きとビールぐらいは用意させていただきます。
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(080909)
朝日夕刊
質量の謎に迫る
超大型加速器あす始動
ビッグバン直後の宇宙再現
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【ジュネーブ=勝田敏彦】 生まれたばかりの宇宙の状態を地上に再現し、「物質に質量があるのはなでか」など現代物理学に残された謎の解明が期待される世界最強・最大の粒子加速器が10日、ジュネーブ郊外で始動する。約5千億円かけて建設されたもので、170億円近くを拠出した日本からも約100人の研究者が参加している。
この装置は大型ハドロン衝突型加速器(LHC)と呼ばれ、欧州合同原子核研究機関(CERN)が運営する。スイス・フランス国境をまたぐ1周27キロの地下トンネルのリングに世界最大級の超伝導電磁石約1700台を並べ、陽子の集団をほぼ光速まで加速して正面衝突させる。
衝突のエネルギーは現在世界最強の加速器である米国のテバトロンの7倍で、宇宙誕生時の大爆発ビッグバンから1兆分の1秒後の超高温・超高圧状態を再現する。
現代素粒子物理学の「標準理論」では、ビッグバン後、物質に質量を与えたというヒッグス粒子の存在が予言されており、発見が期待される。
また宇宙の質量の約2割を占めるといわれる謎の暗黒物質の候補「超対象性粒子」や、私たちが住む宇宙が、4次元(時間も次元と考えると5次元)以上である証拠が見つかる可能性がある。いずれもノーベル賞級の成果となる。