20110325の昼飯どき。
横浜市中区本牧荒井に、現在リフォーム工事進行中の現場があって、そこの庭に咲いていたのがこの写真のスノーフレークです。
ヒガンバナ科。葉はニラの葉のよう。根は球根になっていて、多年草。自然では、きっと群生しているのだろう。
スノーフレーク(snow flake)。直訳すると「雪のかけら」。空から舞い降りてきた雪の結晶のさまが、その花の名前になぞらえたようだ。
早春、花茎にスズランに似た釣鐘状の花を咲かせる。一つの花は6枚の花弁で構成されていて、その花弁の先端には、緑の斑点がある。この花が、小さくて可愛いのです。東日本大地震で被害に遭われた方々のことが頭の中を過(よ)ぎった。それでも、どうしても手が伸びてしまった。コップに挿して、会社の打ち合わせ用テーブルに置いた。
ヤマオカさんは、余裕がありますね、とスタッフに冷やかされた。被災地のことを思うと、後ろめたさは消えない。いつもは余り花などに興味を示さない経営責任者の中さんも、何故か今日は、花があるのはいいですね、と喜んでくれた。それで、又、心が痛んだ。
毎年、私は辛夷(こぶし)の花が忽然と開花するのを観て、ハッと驚かされて春の訪れを知るのです。辛夷は既に今は満開で、春の季節に少しづつ入りつつあるようだ。
今年から、辛夷に加えて、春を知る花が一つ増えたことになります。
暑さ寒さも彼岸まで、と昔から言われている。お彼岸の中日、春分の日は21日だった。三寒四温、もう春ですよ。
東北地方太平洋海岸、東日本の海岸に向かって、スノーフレークを手向(たむ)けつつ手を合わせた。