2015年 第64回全日本大学サッカー選手権大会 準々決勝 vs国士舘大学
20151223(天皇誕生日)、東京演劇アンサンブルの「銀河鉄道の夜」を観に行った際、余った時間を利用してサッカー部同期の工藤に会った。
彼とは43~5年の付き合い。
工藤幸一さんは、早稲田のサッカーだけではなく、広く日本のサッカーを築きあげてくれた、サッカー界の大親分、キングだった。
友人の工藤はキングの息子だ。
彼が、矢面(やおもて)に話してくれたのは、今期、早稲田大学サッカー部が17年ぶりに優勝したことだった。
三浦か練馬の大根か?原子爆弾並みに私を喜ばしてくれた。
2015年 日韓4大学サッカー交流大会
写真は、すべてア式蹴球部のホームページのものを利用させてもらった。
これからが今稿の大舞台に入る。
工藤から、突然話題にされたのが、我々の大学サッカー部が17年ぶりに優勝したことだった。今まで、上位の順位をなんとか頑張ってきたのだが、優勝はなかった。
監督のことを、形見には、それなりに評価していたのだが、よくぞ、この早稲田が優勝するまで頑張ってくれたもんだ。
何是なんだ?工藤、こりゃどう言うこっちゃと聞いたところの返答ではっきりした。
ヤマオカ、今のチームには、君は部員としては居られないよ。
入部を希望する奴は誰でも入れることは入れる、だが、それからが大変なんだ。
入部後1ヶ月は普通に練習に参加できる。
但し、2、3週間ごとに課される特別のキャリアをクリアーしないことには、在籍が許されないんだ。
そのキャリアと言うのが、ヤマオカならばそう簡単にクリアーできないだろう、、、、、、と俺は思うヨ。
そのキャリアというのは、、、、、、
部員は全て同じ練習を終えると、一定のレベルに達してない者は、グラウンドに残される。
それから、タッチラインからタッチラインまでを、16秒で走り抜け、そして、1分間で帰ってきて次のスタートを待つ。
今度も同じように16秒で走り抜けて1分間で戻る。
それを10回か?20回、それから、監督が命じる次の科目を待つ。
次の科目と言ったって、その日によって厳しさ、激しさ、苦しさは変わる。
私には、自慢じゃないが、何もかも人並みにはできなかった。
サッカー失格者だった。