2017年11月25日土曜日

小春日和

昨日11月24日(金)の朝の天気予報で、昨日も暖かったが今日も暖かいと思われます。ですが、来週の水曜日はこの晩秋から冬にかけて、一番気温が上がると思われる、だった。

それから、本格的な冬に向かって、気温がどんどん辛く哀しくなるのは、みなさんがよくよく解っているでしょうが、そう無情に寒くなるだけではなく、時には暖かい日もあるのです。その日は、暖かさは春のように暖かく穏やかな晴天になる。
それを、小春日和と言うのです。

その最高気温が出ると思われるのが、来週の水曜日です。
多分、最高気温は19度まで上がるようです。仕事の為自宅を出かける何とも言えない時間に、小春日和。このようなちょっとしたコメントだけでさえ、嬉しくなる。

それで「小春」とはいつの頃なのか? 
比較的暖かい気温と言ったって、どのぐらいの気温差があれば、このような「日和」といわれるのだろうか、と考えてしまった。
ネットで調べたら、旧暦(陰暦)で10月のこと。新暦(太陽暦)では11月から12月。
小春日和の前後日とは、最高気温が5度以上違う。その日も、最高気温と最低気温の差は10度以上になる。

当然、俳句では冬の季語になる。

私の故郷では、10月の終わりごろから松茸や雑茸(ぞうたけ)の収穫に精を出していた。男兄弟3人と母と父。
収穫量は、三男坊の私は一番収獲が少なく、長男が一番多く採り上げた。多く収穫して知人や親戚に分け与えた。
この山はヤマオカ家の所有ではなかった。
区所有の山を分配図面にし、その分配図面ごとに希望者が入札(投票)した。我が家は入札額よりも収穫量に自信があった、だから高値だったのだろう。
知り合いたちと競い合って得たものだ。特別廉く権利を得たわけではなく、ヤマオカ家流の収穫量を多くする知恵をつけていた。
こんなことで、どこの誰にも負けない知恵を、本能的に我が家は持っていた。


(デジタル大辞典より)   初冬のいかにも小春らしい穏やかで暖かい日和
[補説]文化庁が発表した平成26年度「国語に対する世論調査」では、本来の意味とされる「初冬の頃の、穏やかで暖かな天気」で使う人が51.7パーセント、本来の意味ではない「春先の頃の、穏やかで暖かな天気」で使う人が41.7パーセントという結果が出ている。


(日本大百科全書より)   小春は、陰暦10月の別称で、小(こ)六月ともいう。太陽暦ではほぼ11月から12月上旬に相当する時期である。そのころの穏やかな好天が小春日和で、日なたは暖かいが、日陰はひんやりしており、夜は冷え込む。

低気圧が平地に雨、高山に雪を降らせて日本の東に抜けたあと、大陸から高気圧が張り出して、気圧配置は西高東低型となり冷たい北風が強めに吹くが、翌日は大陸高気圧は移動性となり、風は弱まって小春日和となる。季節が進むと、暖かい好天は「冬暖(ふゆあたたか)」「冬日和」などとよばれる。[平塚和夫]