2012年7月10日火曜日

オスプレイって、ミサゴ?

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オスプレイ

 米新型輸送機MVオスプレイが、沖縄の普天間の飛行場で今年10月から本格的に使われるそうだ。日本各地では、相次ぐ事故を起こしてきたオスプレイの配備反対の声が上がっている。とりわけ、配備が予定されている沖縄では反対ムード一色だ。怒っている。沖縄には日本政府に対する積もり積もった不信がある。

やはり、このオスプレイって奴がとんでもない危険千万な代物(しろもの)らしいのだ。開発段階から今までに8件、36人が死亡する事故を起こしている。それでも、米国防省は、10万飛行時間あたりの事故率は1、93で海兵隊の航空機の平均2、45より低いとしている。

回転翼が上を向けて上昇、下降する。前を向けて水平に移行する。時速は約520キロで今までの倍の早さ。一度に運べる兵員も2倍の24人、飛行可能高度は倍の7500メートル、航続距離は5倍の3900キロ。海兵隊は、敵地に真っ先に入って戦う。上陸作戦においては、艦艇から離発着ができて、より遠くに、より早く、よく多くの隊員や物資を運べる航空機として開発された。以上の記事は20120708の朝日・朝刊の「ニュースがわからん!ワイド」の記事を参考にさせてもらった。

本州においても、レッドとかブルー、イエローコースとかがあって、低空飛行訓練を行うらしい。ある日、空からあなたの家の上に墜落してくるかもしれませんぞ。

それで、このオスプレイって日本語の意味は何ぞや?と思いついた。そうしたら、オスプレイとは、鷹(たか)や鷲(わし)などの猛禽類の仲間のミサゴだというではないか。鷲や鷹は見たことあるが、ミサゴは見たことがない。

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ミサゴ  Wikipediaさんから、写真を拝借した。

ミサゴという鳥には、今までにも、馴染みがなかった。海岸、河川、沼や池で、魚などを主餌とする。水面を高くゆっくり飛び回り、魚を見つけると低空飛翔で狙いをつけ、翼をすぼめて急降下し、水面近くで両足を伸ばして大きな爪を開き、魚をめがけて突っ込む。体全体を水中に潜ることもある。魚を直下降で捕食するということなら、カワセミを大型にしたような鳥をイメージすればいいのだろうか。なるほど、オスプレイだ。

それから、話は逸(そ)れる。私が最も嫌な戦争に使う飛行機の話ではなく、これからの話の方が楽しい。

寿司屋さんに私の足は遠のいた。寿司が、果物や洋菓子とそれぞれに皿にのって目の前をぐるぐる回るお店で、どの皿のものも同じ料金とか、皿の色によって料金が違ったりとか、どちらにしても、懐の中身と算段しながら、安心して食えるお店には、1年に2度ぐらいは行くけれど、ホン物の寿司屋さんには、この四半世紀は行っていない。

縁が遠のいても、寿司屋の屋号として、全国的にみさご寿司(鮨)を名乗っているお店が多いことは知っている。その謎が今回のオスプレイ調査のなかで解ったのだ。これからも、Wikipediaさんの協力におんぶに抱っこだ。

ミサゴは捕らえた魚を貯蔵し、漁ができない際にそれを食すという習性がある。貯蔵しておいた魚が自然発酵して、鮨化した。それが「ミサゴ鮨」となったと伝えられている。

小人(しょうにん)が、久しぶりに味わったささやかな知識の連鎖ゲームだ。

2012年7月6日金曜日

欧州選手権スペイン優勝、その2

サッカー欧州選手権は、スペインが史上初の2連覇で3度目の優勝をした。大会連覇と2010のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会を合わせたメジャー大会3連続優勝は史上初の快挙だ。

最優秀選手にはスペインのイニエスタ、得点王は3得点で6人が並んだが、プレー時間の短さなどが考慮され、スペインのフエルナンドトレスが選ばれた。

次回は2016にフランスで、本大会は16チームだったが、24チームで行われることになっている。

イタリアには不運もあったが、それにしてもスペインは強かった。私が今まで見たサッカーの中で一番、ファンタスチック?だった。この試合を深く記憶に留めたい、と思って朝日と日経の両紙の記事をそのまま、マイファイルする。

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20120703 朝日・朝刊 シュートを放つスペインのシャビ(左)=ロイター

 

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朝日・朝日

内海亮

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不運なイタリア

イタリアはアクシデント続きだった。前半21分にDFキエリーニが負傷交代。後半12分に3人目の交代で入ったMFモッタが数分後に負傷でピッチを去った。プランデッリ監督は「10人になったところで試合が終わってしまった」。途中出場のFWディナターレが後半そうそうに2度めの決定機を外したのも痛かった。

前半は相手と同じ8本のシュートを放ち、積極的に打って出た。10年W杯の惨敗を機に攻撃スタイルへの転換を掲げた今大会。堅守が伝統の国の4失点は挑戦への代償でもあり、潔かった。指揮官は「攻撃的なサッカーができるところも見せられた。誇りを持って去りたい」と語った。

 

「攻撃は最大の防御」体現

170センチのシャビが歓喜の輪に埋もれ、笑っていた。本来の切れ味を欠いていた司令塔が、最後に2アシストで全4得点に絡み、本領を発揮。黄金期のスペインの強さを印象づけた。

先発はFWの選手を置かずにMF6人を配した「ゼロトップ」。技術に優れる小柄な選手をそろえてパスサッカーにこだわった。互いに6試合目だが、疲弊気味のイタリアに比べ、スペインは生き生きと動く。球を支配しても決定力がないという批判を一蹴する。4点。「攻撃は最大の防御」の哲学を、大会を通じて1失点の結果で体現した。

先発5人はシャビ、イニエスタ、セスクらバルセロナ勢。バルセロナのあるカタルーニャ地方は自治独立の機運が一部にあり、代表への反発が今も残る。「マドリードに対する対抗意識は強く、逆はそうでもない。レアル・マドリードのラウルやグティが活躍した時代と違い、今の代表がうまくいく一つの理由」とあるスペイン記者は語る。

これまでに欧州選手権、W杯と続けて勝ったのは72、74年の西ドイツ、08、10年のフランスだけだ。スペインは4年にわたってトップに君臨し、両大会を通して初の3連覇。それがいかに難しいかは、過去の歴史が実証する。

「サッカーを知る選手たちが歴史的な成功を遂げたが、まだ続きがある。偉大なスペインサッカーの時代だ」とテルボスケ監督。世界に向けて高らかに宣言した。

 

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20120702 日経・朝刊 優勝を決め、喜ぶスペインの選手=UPI共同

 

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日経・朝刊

吉田誠一

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貫禄スペイン∨2

イタリアに4-0

高速パス回しで圧倒

楽しさの裏に凶暴なまでの力が潜んでいる。世界王者が示したその美しさの前にイタリアは崩れ落ちた。

「試合を支配した選手たちを誇りに思う」とスペインのデルボスケ監督は話す。準決勝と比べると、人とボールが動く速度が格段に上がった。その動きは基本に基いている。パスを味方に預けたら、動く。その限りない連続で、最終的にはDFの裏をとる。

右外を走ったセスクをイニエスタが生かし、シルバが先制。シャビにボールを預けたアルバが猛然と走り、リターンをもらってゴールした。

この日もストライカーを先発起用せず、1トップの位置にはMFセスクを置いた。それでも何の問題はないのだ。デルボスケ監督がいう。「サッカーの形は一つではない。重要なのは得点すること。選手たちは点の取り方を知っている」。

狭いスペースに次々とパスを入れて守備をゆがませ、パスの角度を変えて意表を突く。交代枠を使い切った後の62分にモッタが故障退場し、イタリアが10人になってからは勝負としての面白みは半減したが、やはりこの華麗なサッカーは世界のファンへの豪華な贈り物だ。

4年前のこの大会と2年前のW杯を制したというのに、野望は少しも衰えない。「我々は常に未来に向かう」とデルボスケ監督はいう。自分たちが最もモダンなサッカーの体現者だという自負があるから、歩みが止まらない。

コミッショナーって、何者?

 

名ばかりの日本のコミッショナーか。

20120630の朝日・朝刊・スポーツで、日本野球機構/日本プロフエッショナル野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナーの記事を読んで、怒りを飛び越して呆然とした。

この人、自分がコミッショナーで、自分に課せられた任務を何と認識しているのだろうか?と疑いをもった。先日、週刊文春等で話題になったことについてだ。

記事は以下の通りだ=プロ野球、巨人の原辰徳監督(53)が過去の女性関係を理由に元暴力団組員らに1億円を要求され、支払っていた問題で、29日、巨人ー中日戦の前に原監督と会談した。コミッショナーは「私としては(この問題について)承知はもちろんしていますが、原監督には『野球に集中して頑張ってください』とお話しました」と語った。

うう~ん、ーーーーーなんだと!!

この記事を読んで、このコミッショナーは馬鹿か?と思った。女性関係で1億円を要求されて、1億円を支払ったことは巨人も、原監督も認めているが、両者は「支払った相手は反社会的勢力であるとの認識はなかった」ので、我々には、何の問題もありません。これをコミッショナーが追認してチャンチャン、と済ませようとしているのだろうか。

雑誌や新聞の報道によると、巨人や原監督が何と言おうが、支払った相手先二人はれっきとした元暴力団の組員だそうだ。だから、今回のようなコミッショナーの行動は、合点がいかない。

今、コミッショナーの取るべき行動は決まっている。先ずは直接監督に会う前に、真相を調査するための委員会を発足させることだ。

調査もしないで、原監督との面談で、いきなり、あの会話?

ところで、日本野球機構(NPB)のコミッショナーってどんな権限をもって、何をする人かを取り合えずネットで調べた=(Wikipedia)より。NPBにおける最高責任者であり、かつ最高の権限を有する。社団法人日本野球機構の会長でもある。日本のコミッショナーはアメリカのコミッショナー同様、オーナー等球団経営者の承認を受けて就任するものであるが、アメリカのコミッショナーが強い権限を持ち各球団を公平に扱うシステムが確立されているのに対し、日本の場合は最終決定権を持つオーナー会議の立会人という側面が強い。

なる程、歴代のコミッショナーの言動から、コミッショナーという役職がこの程度の立ち位置なら、目くじら立てて、血相を変えて、今回のことについても、イの一番に行動を起こすことはないだろうな、と失望した。が、これではいつまで経っても変わらない。お~い、コミッションー、覚醒しろ!

オーナーたちは、自分たちの会議で議論される内容に文句を言わない人をコミッショナーに選んできた。オーナー会議が最高議決機関にして、日本最大の発行部数を誇る新聞社やS鉄道、日本最大のリース会社などの、スポーを文化として理解できない連中が、自分たちの御都合主義だけで閉鎖的に運営してきた結果だ。日本相撲協会と何ら変わりない。

2004年のプロ野球再編問題の際に、コミッショナー事務局の責任の所在の曖昧さに加え、事態収拾能力の無さも露呈し批判を受けた。それでも、改革が進まない原因の一つに、読売巨人軍ナベツネ?を認めたり、擁護する勢力がある。

そして、今回の問題においても、やはり、コミッショナーの行動は旧来のまま、これじゃイカンのだ。NPBにおける最高責任者であり、かつ最高の権限を持っている。コミッショナー事務局は、システムの運営が健全に維持されるように、是々非々、管理、監督する。間違いが発覚したら正す。

今回の原監督の行動と巨人軍の認識は、日本プロ野球協約の第180条に十分抵触する。あらためてその条文を確認しておこう。

★180条(賭博行為の禁止及び暴力団員等との交際)

選手、監督、コーチ又は球団、この組織の役職員その他この組織に属する個人が次の行為をした場合、コミッショナーは該当する者を1年間の失格処分、又は無期の失格処分とする。

1 野球賭博常習者と交際し、又は行動を共にし、これらの者との間で、金品の授受、饗応、その他いっさいの利益を収受し若しくは供与し、要求し、申込み又は約束すること。

2、 所属球団が直接関与しない試合、又は出場しない試合について賭けをすること。

3、暴力団、あるいは暴力団と関係が認められる団体の構成員又は関係者、その他の反社会的勢力(以下「暴力団員等」という。)と交際し、又は行動を共にし、これの者との間で、金品の授受、饗応、その他いっさいの利益を収受又は供与し、要求又は申込み、約束すること。

これらから、今、コミッショナーが何をやらなければならないかは明白だ。前の方でも書いたが、調査して真実を明らかにすること、そして、野球協約に従うことだろう。

あれえ、これって、時効はあるのか?

2012年7月5日木曜日

紫蘇ジュースを作った

20120704 水曜日は営業部の定休日だ。

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紫蘇

 

朝一番、会社で今抱えている鶴見の件を早々に済ませて、我がイーハトーブの果樹園で、キュウリとサラダ菜を収穫して、友人が耕作している畑に向かった。農婦の野良仕事のお手伝いだ。

畑は横浜市泉区深谷の通信隊の道路を隔てた向かい側の市民農園だ。

先日の台風で緩んだり傾いたキュウリの支柱を元通りにした。積み上げておいた牛糞と収穫を終えた苺の茎と葉を採集して混ぜた。苺のあと地を耕した。ゴウヤのネットを張り足した。農婦は、男手(おとこで)に段取りよく指示する。女手(おんなで)で無理な仕事を優先した。

ここにいると、私はいつも不思議な気分になる。50余年も前のこと、生まれ故郷の田畑で、農作業をする父(お父ちゃん)や母(お母ちゃん)、祖母(おばあちゃん)のそばで、遊んで過ごした子供の頃のことを、ぼんやりと思い出されるのだ。生まれ故郷と此処とは、600キロも離れているというのに、故郷の土の匂い、草や樹木、野菜たちの息を感じるのだ。風さえも、その香りが懐かしい。

腰を曲げての作業も、汗が額や頬から流れるのも、嬉しいのだ。

この農婦のところには、周辺の畑の耕作人のおじさん、おばさんが、自分たちの作物を持ってくる。情報交換にやってくる。市民農園のマドンナだ。

彼女は、私の労務のお返しに、感謝の言葉に添えて、毎回、採りたての作物をくれる。今回は、タマネギ10個、キュウリ2本、キャベツ1個、人参数本?をくれた。ヤマオカさん、紫蘇ジュースを作る?と聞かれて、難しいようなら要らないけれど、一体、どうして作るのよ?と聞き返した。

紫蘇ジュースは、紫蘇を10分間煮て、煮汁を絞ればいいだけのことよ、クエン酸とか砂糖を混ぜて煮る人もいるが、私は何も入れません、と農婦の健康レシピ。

これなら、私にもできるだろうと判断、勢いよくクダサイ、と叫んだ。

野菜と一抱えの紫蘇を持ち帰り、葉を茎からとって鍋に入れて、スウッチ・オン。農婦の指示通り、10~15分間煮た。翌朝、冷めた紫蘇を絞って、ペットボトルに詰めた。手のひらで固く握りしめて絞った。濾した方がいいのだろうが。

今夜は、その紫蘇ジュースをいただくことにする。私は、焼酎のお湯割りに入れて飲んでみようと思っているが、どうだろう?

彼女の名誉のために一言、、、彼女を農婦と表現しているが、その通り、賢くて、生真面目で、立派な女性です。私の数少な女友だちの一人だ。

2012年7月4日水曜日

サッカー欧州選手権、スペインは強かった

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20120703    サッカー欧州選手権の決勝戦が未明に行われた。今回はポーランドとウクライナの共同開催だった。決勝戦の会場はウクライナのキエフ。

私は、テレビの番組表が01:30からになっていたので、見逃すわけにはいくまいと、22:00に01:30起床のアラームをセットして布団に入った。

ところが、01:30に起きたが、キックオフは03:30だった。それまでの間、テレビではリーグ戦から決勝戦までの話題で、キックオフまでの時間を盛り上げていたが、睡眠不足の私には、ただの喧騒、ただ姦(かしま)しいばかり。スポーツは厳格な戦い、腰を据えて観るもんだ。

結果、スペインとイタリアの決勝戦は、圧倒的な強さでスペインがイタリアに4-0で、優勝、連覇した。この連覇の間に、2010の南アフリカW杯で優勝している。イタリアとドイツの準決勝戦を観ていたので、イタリアがどれくらい頑張れるのか、興味を持っていたが、あっけなかった。

スペインの先取点と2点目のゴールは、それからの2点もそうだけれど、もの凄く早く強く、華麗で美しく、無駄のない機能美を見せてくれた。イタリア自慢のカテナチオは面目なく、スペインには刃が立たなかった。

その戦いの内容を、20120703の日経・朝刊・スポーツに載った吉田誠一氏の記事を引用させてもらってマイファイルにした。

追記

話は変わるが、今回の決勝戦で初めて知ったのだが、両チームがスタジアムに入場する際、彼らを先導した青いフラッグには、「RESPECT DIVERSITY」(リスペクト ダイバーシティー)と書かれていた。他者の多様性を尊重しよう、ということらしい。

人種、性別、宗教、言語、あらゆる違いをポジティブにとらえて「違うから排除する」のではなく、「違いこそが新しい何かを生む」と考える。サッカーがまさにそういう競技で、戦う相手もチームメイトも自分と違うから楽しいと思う、と日本サッカー協会特任理事の野田朱美氏は、同日の同紙で述べていた。このように仕組まなければならない現実があるのだろう。好ましい試みだ。

対ドイツ戦の準決勝で、イタリアのガーナ出身のバロテリ(21)選手は2点をゴールした。感動的なゴールだった。彼は大会前、人種的なヤジや中傷があったら、「俺は絶対受け入れないよ。そんなことがあったら、直ぐにピッチを去って家に帰るよ」。過去に忌まわしい経験があったからだろう。2点目をゴールした直後、ユニフォームを脱いで、硬い表情で何をか言わんとばかりに、視線は厳しく頬は固く口は閉じたままだった。悪童は観客に鍛えられ、スーパースターを目指す。ますます賢くなっていく。スポーツは人を育て、文化を育(はぐく)む。

準決勝では、4チームのキャプテンがマイクを手に、人種差別はやめようと呼びかけた。

それに、閉会式でのこと、試合を仕切った審判団は、チームや選手たちの前に運営側から一人ひとりにメダルを首にかけてもらって、労(ねぎら)いを受けた。このようなことは、かってテニスの何処かのメジャー大会をテレビ観戦した時に、表彰式の前に、ボール拾いの人たちと審判団に、感謝の意を表するための式次第が組まれていた。これも気持ちが好かった。

戦いはチームや選手だけではない。表裏での大勢の関係者が汗して支え、ピッチでは審判団が掌(つかさど)り、観客、ファンが固唾を呑んで応援する。

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フエリベ王子から祝福を受けるイニエスタ

 

サッカー欧州選手権  スペイン連覇

布陣に縛らえず

必要な時、必要な位置に

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これだけのことを成し遂げるチームが後に現れるだろうか。スペインが史上初となる欧州選手権の連覇と、2010年ワールドカップ(W杯)と合わせた3連続制覇を達成した。

「僕たちはずっと歴史を変えるために戦ってきた」とMFイニエスタは話す。単に結果を残しただけでなく、極上のサッカーを示して王座を守ったことに意義がある。

めまぐるしくポジションを変えながらのパス交換とともに、今回はストライカーを置かない布陣が話題になった。「なぜ」の問にデルボスケ監督は「ゴールを狙う位置に誰かがずっといる必要はない」と応じる。

持ち場を決めず、必要な時に必要な所に誰かが入ればいいというのがスペインのサッカーであり、得点という作業についても例外としない。誰かがゴールする状況を共同作業で作り出す。

特異なのは布陣ではなく、その思想の方だろう。「僕たちはユニークであり、マジカルであり、再現できない何かを持っている」とイニエスタはいう。すべての選手がいるべき所に身を置こうとして動き続ける。もちろん、それは相手の急所に当たる。だから、次々と挑戦者が倒れていく。

2012年7月2日月曜日

オヤジ、面白過ぎるよ

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いっつも通って、噴飯(ふんぱん)するのが、この看板が目に入った時のことだ。

駐車場を、不用になった道路案内の看板(標識)で囲っている。地主はオヤジで、建設業者か、このような品を扱っている人か、単純に誰かからもらってきたのか。

その看板には、写真のように大きな字で方位と地名が書かれている。地主のライト(どう? 軽いと言えばいいのか))なユーモアなのだろう。それにしても面白い光景なので、この度は写真におさめて、みんなに紹介した。

まさか、この看板を本気で読んで、どっちに行けばいいんだ、なんて悩んでいる人はいないだろうが。万一、本気で悩んでいる人が居たとしたら、私も、その前で同じように悩んだ振りをしなくちゃイカンわなあ。それが、悩んでいる人にも、看板設置した人に対しても、せめてもの礼儀だ。

この写真の駐車場の右隣の人が、自分の家を訪ねてくる人に電話などで案内する時に、どのように教えるのだろう。何とか川に沿って海に向かって進むと、左磯子右保土ヶ谷の看板があって、保土ヶ谷方面に6メートルほど進むと、また左磯子右保土ヶ谷の看板があります、その保土ヶ谷方面にそのまま進んでもらうと、今度は直進鎌倉、の看板があります。その直進鎌倉を無視して、進行方向をそのまま進んでいただければ、我が家です。こんな感じかな。

私のような平凡な人間が、このような看板を手に入れて駐車場の囲いにするとしたら、地名が書かれていない裏側を表にして使うのだろうが、それでは、やっぱりただのつまらない人、か。

この看板がある駐車場は、平塚と大磯の境辺りだ。見つけた人は、感想を寄越してくださいな。

カミキリムシに、ご対面

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先日20120625、川崎市多摩区生田で今回仕入れた中古物件の庭の草がぼうぼう、樹木が伸び放題になっているので、雑草を採り、樹木の剪定をしてきた。建物の内外装は、リフォーム会社にお願いして、その周りの整理整頓は、私達の仕事だ。

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私の作業衣の上を歩くカミキリムシ。

 

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私のゴム長靴を這うカミキリムシ

 

カミキリムシを、手に取ってこんなに身近に見るのは何年ぶりのことだろう。

私の故郷は、京都府綴喜郡宇治田原町南切林だ。この村で生まれ、大学に入るまでの20年間を過ごした。地名通り、山林を切り開いたところにできた集落なのだろう。住宅や道路以外は、田畑に山野だけの静かな寒村だった。山はどこまでも深い。小学生の頃、隣村と合併して町になった。

そんな田舎で育った私には、数多いるどんな虫とも、日常的な付き合いだ。

作業を一休みしていたら、私の履いているゴム長靴を這い上がってきた、よしよし、それから作業衣のズボンから上着に登ってきた。上に登ってきて、きっと、羽を広げるのではないか、とじっと見つめていたら、羽ばたいたが、飛ぼうとはしなかった。飛び立つためには、もっと高い位置からの方が都合がいいのか。それとも、俺さまの作業衣で、遊び足りないのだろうか。

親指と人差指で摘まんだら、キイキイと威嚇するように鳴いた。前胸と後胸をこすりあわせて、音を出すそうだ。この鳴き声も懐かしい。子どもの頃、この鳴き声が不思議だった。首を伸ばして、私の指腹を噛み付こうとするが、私はそれを許さない。

髪の毛も切ることができるほどの大顎をもっているところから、その名が、噛(か)み切(き)り虫になったのか。ネットで知ったが、世界で名前がついているだけで約2万種、日本には約800種類がいるそうだ。私が田舎で遊んだのよりも、小物だ。子どもの頃の記憶は、何もかもが大きいもんだ。

ただ、カミキリムシちゃんが懐かしかった。