オスプレイ
米新型輸送機MVオスプレイが、沖縄の普天間の飛行場で今年10月から本格的に使われるそうだ。日本各地では、相次ぐ事故を起こしてきたオスプレイの配備反対の声が上がっている。とりわけ、配備が予定されている沖縄では反対ムード一色だ。怒っている。沖縄には日本政府に対する積もり積もった不信がある。
やはり、このオスプレイって奴がとんでもない危険千万な代物(しろもの)らしいのだ。開発段階から今までに8件、36人が死亡する事故を起こしている。それでも、米国防省は、10万飛行時間あたりの事故率は1、93で海兵隊の航空機の平均2、45より低いとしている。
回転翼が上を向けて上昇、下降する。前を向けて水平に移行する。時速は約520キロで今までの倍の早さ。一度に運べる兵員も2倍の24人、飛行可能高度は倍の7500メートル、航続距離は5倍の3900キロ。海兵隊は、敵地に真っ先に入って戦う。上陸作戦においては、艦艇から離発着ができて、より遠くに、より早く、よく多くの隊員や物資を運べる航空機として開発された。以上の記事は20120708の朝日・朝刊の「ニュースがわからん!ワイド」の記事を参考にさせてもらった。
本州においても、レッドとかブルー、イエローコースとかがあって、低空飛行訓練を行うらしい。ある日、空からあなたの家の上に墜落してくるかもしれませんぞ。
それで、このオスプレイって日本語の意味は何ぞや?と思いついた。そうしたら、オスプレイとは、鷹(たか)や鷲(わし)などの猛禽類の仲間のミサゴだというではないか。鷲や鷹は見たことあるが、ミサゴは見たことがない。
ミサゴ Wikipediaさんから、写真を拝借した。
ミサゴという鳥には、今までにも、馴染みがなかった。海岸、河川、沼や池で、魚などを主餌とする。水面を高くゆっくり飛び回り、魚を見つけると低空飛翔で狙いをつけ、翼をすぼめて急降下し、水面近くで両足を伸ばして大きな爪を開き、魚をめがけて突っ込む。体全体を水中に潜ることもある。魚を直下降で捕食するということなら、カワセミを大型にしたような鳥をイメージすればいいのだろうか。なるほど、オスプレイだ。
それから、話は逸(そ)れる。私が最も嫌な戦争に使う飛行機の話ではなく、これからの話の方が楽しい。
寿司屋さんに私の足は遠のいた。寿司が、果物や洋菓子とそれぞれに皿にのって目の前をぐるぐる回るお店で、どの皿のものも同じ料金とか、皿の色によって料金が違ったりとか、どちらにしても、懐の中身と算段しながら、安心して食えるお店には、1年に2度ぐらいは行くけれど、ホン物の寿司屋さんには、この四半世紀は行っていない。
縁が遠のいても、寿司屋の屋号として、全国的にみさご寿司(鮨)を名乗っているお店が多いことは知っている。その謎が今回のオスプレイ調査のなかで解ったのだ。これからも、Wikipediaさんの協力におんぶに抱っこだ。
ミサゴは捕らえた魚を貯蔵し、漁ができない際にそれを食すという習性がある。貯蔵しておいた魚が自然発酵して、鮨化した。それが「ミサゴ鮨」となったと伝えられている。
小人(しょうにん)が、久しぶりに味わったささやかな知識の連鎖ゲームだ。