2013年2月19日火曜日

お姉さんの予報が、図星だった

昇仙峡ロープウェイ

 

20130218、山梨の昭和押原公園グラウンドで、恒例のサッカー大会を終えて横浜に帰るのに、昇仙峡に寄ることにした。娘婿の竹ちゃんが、腹の具合が悪いのにもかかわらず、どうしても行ってみたいと主張した。以前に、近くまでは行ったが全部、見学することができなかったことに、悔いがあるらしい。

地図の説明

 

山麓の仙娥滝駅から山頂のパノラマ台駅。標高差300メートル、距離は1015メートル、所要時間5分。

仙娥滝駅の売店には、いつの時代のどんな紙幣か解らないが、その紙幣を細かく切り刻んものを和紙に入れ込んだ縁起もの、理解に苦しむようなフィギアや、1万円札の束を1億円分を8百円で売っていたり、水晶は山梨の名産で、その水晶を使った飾りものもあった。その商品揃えには一向に興味が湧かなかった。

往復1千円というのも、高いなあと思ったが、観光地ならばしょうがないのかと諦めた。

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山頂駅の駅舎の室温が-5度だった。山頂はパワースポットでご利益(ごりやく)があるとか何とか、こじつけと思われる子どもじみた細工が施してあったが、私には興冷めする一方だった。山頂からは、弥三郎岳(標高58メートル)、南に富士山、西に南アルプス、東に金峰山を主峰とする秩父連山がくっきりと眺められた。大学時代に親しんだ金峰山の五丈石(せき)を探したが見つからなかった。

山頂駅の売店で働いている二人の女性が話しているのを小耳に挟んだ。今日は寒いね。今年、一番寒いんじゃないかなあ、こんなに寒い日の翌日かその次の日には、必ず雪が降るのよ。これは、年長者の女性が、年若い女性に話しかけていた会話だ。

そんなこと言っているけど、そんなわけないだろう、駅員から、今日の富士山は特別綺麗ですと聞かされたからだ。綺麗に見えるということは、空気が澄んでいて雲がかかっていないからだ。雲がないということは、雪や雨を予感させない。

それなのに、雪が降るという女性の予報は、その場では信用できなかった。

ところが、翌々日の今日2013021に横浜でも雪が降った。当然、昇仙峡でも降った。お見事!! 図星だ。幸いにして、積もることはなく夕方にはすっかり消えた。山頂駅で聞いた、あのお姉さんの天気予報はズバリ的中したことになる。1日遅れだったが、雪は降った。

明日はイーハトーブと山田農園で、掛け持ちの野良仕事だ。農園主は雪が積もるのを心配していたが、夕方、雨も雪も止んだ。

恒例の楽しいサッカー大会

20130216、17、我らの大学のサッカー部の後輩たちと、その家族たちでサッカーの試合を楽しんできた。毎年1年に1度、今頃、必ず何処かに集まって楽しむ。と言っても私だけはスパイクを履くことも、ボールを蹴ることもしなかった。残念だができないのだ。見るだけ。腰にダイナマイトを秘めている。グラウンドと宴会場で、今までとこれからを相互に確認し合うのだ。この30年以上も続いている行事に参加してきた。

昭和47年度卒のマサチカと48年度卒の私が最年長で、メインは私よりも4年後輩の面々だ。この連中は凄く仲のいい仲間たちで、その楽しさに私とマサチカは感染、乗せられたというか、ハメられたようだ。

今回の試合会場は、山梨県巨摩郡昭和町にある昭和町押原公園グラウンドだった。立派な芝のグラウンドで、他のグラウンドでは高校生たちが終日、試合をしていた。下の写真は、試合の前か後の様子で、試合中の写真は、写真に収められる内容のものではなかったので、無し。試合が始まる前に、みんなに怪我をしないようにと注意したのだが、注意するほどもなく、激しい競り合いも、揉めごともなかった。当然、冷(ひ)やっとすることもなかった。

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私にとって、今回は、格別の感慨を懐(いだ)いての参加だった。

その感慨についてはこの際触れないが、娘(二女)夫婦とその息子(目に入れても痛くないほど可愛い孫ーーーこの表現を孫が気に入っている)が参加したことが、嬉しかった。私の友人たちとの触れ合いを、私の家族にも共有して欲しかった。

6、7年前のことだろうが、長男の勤めている会社のサッカーチームとも試合をしたことがあった。御殿場の時之栖(ときのすみか)だった。長男がキャップテンだったので、強引に私がセットした。此の時は、我がチームは若い長男たちのチームにコテンパにやられた。

今回は孫も試合に出してもらった。11プラスワン対11。ワンは我が孫で、バルセロナのメッシのユニフォームを身にまとって、全ゲームに出場させてもらった。孫は、サッカー好きが高じて気違いの域にもう少しだ。よく走れて、よくボールが蹴れる。サッカーに関する国内外の最新情報を何でも知っていて、私が教えてもらっている。

もう1つ嬉しいことに、娘婿の竹ちゃんも試合に出してもらったことだ。総監督のシダ君が編成したチームに、竹ちゃんがメンバーに入っていたので俺は慌(あわ)てた、彼は素人なので、様子を観て早い目に交代させてくれと直訴した。ところが、老ートルの我がチームの中で、それなりに役に立っているのを観て、やるじゃないですか、もうちょっとやらせましょ、総監督と私は胸を撫でおろした。後で聞いたことだが、実は竹ちゃんはこの時、プレー中、お腹の調子が悪く、直腸と結腸がムズムズ、いつでも爆発しそうな状態だったそうだ。

今回の対戦相手は、甲府にあるサッカーチームでチーム名は忘れたが、今までに何度も試合をした相手だった。シダ君が入っているクラブだ。グラウンドの申込みから対戦相手との調整、宿泊旅館との交渉は、全て塩山に住むシダ君の手配による。肝心なところで役を担ってくれる好人物だ。

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宿泊旅館は、石和温泉の常磐ホテルだった。食事から二次会、話題は各人の近況報告だった。私は私の近況報告を、湿っぽくならないように喋ったつもりだったが、聞いた者はどのように理解しただろうか。母校に恩返しをしたい企画を温めているが、今回は話さなかった。

学生時代の思い出に話は尽きなかった。思いっきり大声を出して笑って、大いに飲んだ。教員も何人かいたので、体罰問題にも花が咲いた。定年が迫ってきていること、定年後のこと、孫のことにも話は広がった。仕事のことについては、以前ほど盛り上がらない。

頭髪の薄くなった老舗百貨店の幹部は大学から今日までに点を取ったことがなかったが、この日、生涯を通じての初得点をゲットした。キーパーをやった医療機器販売で凄腕を発揮した営業マンは相手チームのシュートのコースをことごとく抑えた、衰えをみせなかった。高校の神奈川県代表チームを作り上げた熱血先生は宴会で、各人のプレーを評価採点した。ビールはキリンで日本代表チームのスポンサーもキリンだと、会社にホの字の飲料会社の幹部は上品に、大病院の事務長は人柄にふさわしく、スポーツクラブの経営者は黙々と頑張っていた。生命保険会社のマサチカは日頃の精進のかいあって素晴しいプレーの連続だったが、無念にもゴールを奪えなかった。静岡のサッカー伯楽高校教員はマイペース。船舶運輸の大会社の幹部も熱血先生の高校の後輩でもあって、厳しく採点されていた。元文学青年、現在は印刷会社のオジサンは仙台からやってきた。塩山の名物男は、少し前に怪我をして自重気味。サッカー部100年史を作るのだと張り切る元女子マネージャーは、今回は息子の同伴なしだった。これらのオヤジの妻や子ども、孫たちの参加だった。

下は二次会の様子だ。カメラマンの私は写ってない。

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2013年2月14日木曜日

蕗(ふき)味噌が美味しくできた

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今週の土・日曜日は休むことにしているので、20130213の水曜日は定休日を返上して、小田急江ノ島線「藤沢本町」駅から歩いて16分程の所にある中古マンションの専用庭の除草をした。

このマンションは、弊社の販売用の物件で、鉄筋コンクリート造3階建ての1階部分で専用庭付きだ。敷地は少し高台になっていて、1階部分と言えども道路より約4メートルは高い。見晴らしは良く、日当たりも良く1日じゅう日(陽)が差している。樹木の葉は良く茂り、草が良く育つ。もう何もかも、良(い)いこと尽(ず)くめだ。逆に、管理する側には、冬だからと言って、安心はしていられない。

雑草の小さな芽が地面の表面にたくさん芽ぐんでいる。そこで、目立って大きいのが蕗の薹(とう)だった。前に住んでいた人が蕗を育てていたのだろうが、限られた庭に蕗が余りにも多く占めると、他の花や樹木が可哀想なので、蕗のエリアを適当に確保してやって、エリアからはみ出した蕗は刈り取った。

フキ科フキ属の多年草。

その蕗の薹が、今が旬だとばかりにあっちこっちに生えているのを、私は絶対見逃さない。食えるものなら、俺に睨まれたら最後だ。春一番を告げる山菜、貴重だ。摘んだ。蕗の薹は、蕗の花の蕾(つぼみ)で、葉が出る前に蕾だけがにょきっと出る。それこそ、突然にょきっと地表に出て驚かせる。寒さに耐えるように何重にも苞(ほう)に包まれている。生えているのを全部摘んだのは、決して強欲なわけではない、この蕾は直ぐに茎が伸びて花になるからだ。大小、20個ほど摘んだ。

蕗にも種類があるのだろうが、私が子供の頃から親しんできた種類とは、少し違う気がしたので、蕾を搾って汁を嗅いでみたら、間違いなく蕗だった。毒キノコを間違って食って死んじゃった、のようになったら最悪だからなあ。

その他の雑草取りは、手慣れたもので約2時間ですっかり綺麗になった。後は、箒で掃けば終わりだが、箒を忘れたので後の仕事は担当者に任せよう。

私の頭は、すっかり蕗味噌モードだ。昨年は、天ぷらにして食ったので、今年はどうしても蕗味噌にしたかった。調理方法は、夕方に会う山田農園主に聞けば、レシピを授けてくれるだろう。挑戦することは腹に決めていた。

貴方が採ってきた蕗の薹の量はよく分からないが、1分間ほど茹でて、水分を搾って細かく切ったものを、味噌とお酒、味醂と砂糖を混ぜて弱火で煮てお仕舞い、と山田教授。

調味料をその通りに入れて煮て、味見をして吃驚仰天(びっくりぎょうてん)、何時(いつ)どや、山田農園主から頂いた蕗味噌と同じか? いやいや、それ以上の味に仕上がったではないか!!!! 天を仰ぎ見ている場合ではない。天にも登るほどでもないが、我が料理生活において、思いかけず大きな出来事になった。

我ながら、大きな喜びだった。ネットで「春の皿には苦味を盛れ」という諺(ことわざ)を知った。年末から正月にかけて、大いに飲み食いした結果、体に溜まった脂肪を、この苦味が削(そ)ぎ落としてくれる。そんなことを知ったものだから、アク抜きをしないで苦味を確保した。その方が香りも味わえた。

夕食用に、朝出勤前に、おでんを作っておいたのだが、そちらには手を付けずに、蕗味噌で丼飯を食った。それだけで、晩飯は終わった。メインディッシュのおでんは翌日に持ち越された

2013年2月11日月曜日

狭い日本、みんなで譲り合いましょ

何という料簡の狭さよ。

この狭い日本で肩を擦(こす)りながら生きている者同士が、そんなに料簡の狭いことを言い合って、どうして和やかに暮らせよう。けち臭く、情もなく、余りにも排他的で嫌になるなあ、と述懐したのは、私。

「この駐車場内で方向転回をしないでください」とか、「ここは私道です、関係者以外は通行しないでください」の看板に出くわす度に感じる。

私と経営責任者の中さんとは、毎日と言っていい程、彼方此方(あっちこっち)に出かけて不動産の物件調査をしている。主に中古戸建と中古のマンション、それに土地だ。スタッフが検討している物件を、私たちの立場でも検討するためだ。

物件は千差万別なので、どの物件においても新鮮な味わいがあって、いくらでも興味が湧いて、こんなに楽しい仕事は他にはない、そんな感じだ。土地建物については、建築の新旧、規模の大小、デザイン、傷み方の程度、地勢をプラスに生かしているかハンディを負ったままかを、先ずは外観でチェックする。外観を見れば、内部のことは大体予想がつく。住んでいる人たちのことまでも想像がつくのである。

物件までの交通のアクセスを確認するのに、主要幹線道路から、物件までの道筋を実際に車で走って、その道路状況を把握する。4メートル幅の道路で物件まで行けて、敷地内にスムーズに車が入れば、オッケーで、敷地が高くても地下駐車場になっていれば、それもオッケー。敷地が道路よりも低いと、駐車場を何らかの方法、材料で構築しなければならなくて、費用がかさむ。階段を通らなければ、敷地に入れないようでは、車を利用する人には嫌われる。評価が低くなる。

そのように、接面する道路状況は物件の重要な要素だ。ところが、計画的に造成した分譲地以外の旧市街地には、意外と狭い道路に面している物件が多い。

そのような道路の狭い地域に、何とか車を乗り入れて行くと、最後には行き止まりになって、来た道をバックして戻らなくてはならないことが多い。そんな時、横を眺めれば駐車場があって、よく見えるところに、例の看板=「この駐車場内で方向転回をしないでください」が掲げられている。

その看板を見かけたときに感じるのが、冒頭の「何という料簡の狭さよ」だ。

中さんは、この地球の陸も海も空も、元々は個人が所有するなんて考える方が可怪しいのですよ、土地だって、俺の物(もん)だとか、此処から先はお前の物(もん)だとか、そんなことを言うのは横暴ですよね、と冗談にしてはちょっと危険な発言。これって、ここだけの、二人だけのお・は・な・し!!だよ。土地は、そんな物(もん)なんだから、気持よく、駐車場の契約者に迷惑にならないように、Uターンでも方向転回でも、自由にお使いくださいと何故、言えないんですかね、尻(けつ)の穴の小さい奴や、と畳み込んだ。私はそこまで過激な意見を持ってはいないが、一時的に駐車場の空地を車の転回のために進入することぐらい、ニッコリ笑顔でどうぞと言えないもんか、、、、ぐらいには思う。

駐車場の所有者が、本気でこの看板通りのことを考えているとしたら、怖(こわ)くて寒々しいが、実は、地主さんにだって言いたいことがあるのだろう。今までに、礼儀を知らない阿呆に嫌な気分にさせられたことがある。それならば、怖い顔になるのも仕方がない。そうだよな、看板を掲げている地主さんが、全て怖い人ではないはずだ。

「ここは私道です、関係者以外は通行しないでください」の看板だって同様だ。一度(ひとたび)、自分の土地を道路に提供すれば、その部分は公器になる。公の利便に供するということで、もうその道路は私権(自分の所有物)から遠くに離れていったものだと諦めるべきなのだ。むしろ、公共の利益に貢献していることを誇るべきだ。それが、道理だ。

怖い顔は精神的にも良くないですぞ、にっこり、にっこり、、、。 狭い日本の、数少ない仲間たち同士ではないか。

2013年2月10日日曜日

「神聖喜劇」を読み始めた

これから綴るのは、読後の感想ではない。

大西巨人の「神聖喜劇」を読み始めて、途中で挫(くじ)けずに読み終えることをここに約束する、そんな宣言だ。この本は、生硬(せいこう)に皇軍の不条理と無責任体制を暴いた力作だ。

原稿用紙4700枚、登場人物がざっと200人、方言、軍隊用語に隠語がたくさん使われ、それに詩から俳句、短歌、古文に漢文が長文で挿入されていると聞けば、多少は尻込みする。格言や諺(ことわざ)、偉人、賢人の発した言葉や文章の引用が多く、又、めったら難しい漢字が多い。それでも、難しい漢字には親切にルビーがふられているし、難しい言葉には「 」で説明を添えられているので、多少は理解の助けにはなるが、それにしても難しい。

理解力の乏しい私だから、遅読も遅読、ゆっくり読み進むしかない。読み終えるのは相当先のことと思われる。

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年末も押し詰まって、この俺だって少しは部屋の掃除をした。20121212、床をいつもより丁寧に拭いて、本棚のほこりを払っていたとき、本棚の野間宏の「真空地帯」が目に留(と)まって、掃除を一時中断。ぺらぺらとページをめくって、数行、数行、飛ばし飛ばしに読んで居たら、私の頭の隙間に、あの大西巨人の「神聖喜劇」のことがどうっと入り込んできた。あれぇ~だ。

大学時代に五味川純平の「人間の条件」、卒業して直ぐに「真空地帯」を読んで、それからいつの頃だろうか「神聖喜劇」を絶対読もうと思い詰めた時期があったが、空振りのまま、読む機会がなく随分日が経ってしまった。大西氏がかって軍隊に所属していた頃の自叙伝的回顧録程度の理解しかなかったが、どうも、そんなものでもなさそうだ。神聖とはどういうこっちゃ、喜劇って?何じゃ、不思議な本のタイトルだと思っていた。3年前にも何とかオフの中古本屋のチェーン店で見つけたが、中古本といっても、全部揃えると6000円以上していたので、簡単に購入を諦めた。月々の可処分資金が細くなっていた時分、私には6000円は高かった。

ところが、今回は、インターネットオークションで廉く買える知恵を身につけたことや、以前よりは時間的に、懐具合も、多少余裕のある生活をしていることもあって、本気で読みいと思った。

ところが数日前に、本を何冊か買い込んで来たところだったので、こんな奴らをやっつけてからでないと、いくら積年の気になる本と言えども、買うわけにはいかない。それで、それらの本を正月を挟んで読みきり、ようやく手を打つ時期にきた。

こんな奴らと言ったその本とは、幸田文の「闘」、井上靖の「流砂」の上下巻、灰谷健次郎の「兎の眼」、佐野洋の「葬送曲」、原田マハの「カフーを待ちわびて」、それに友人から半ば強制的に貸し付けられた卯月妙子の「人間仮面」だ。頭の固い文字人間の私には、漫画が理解できない。これらを約1ヶ月半で読み終えた。前の3冊には大いに感動をいただいた。後日の為にも、読後感想を記せずに端折(はしょ)って簡単に前に進みたくないところもあるが、今回は省く。尻に火が点いてしまった。

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そして、20130206の火曜日、スタッフの長に頼んで「神聖喜劇」全5巻をネットで買ってもらった。翌日の水曜日に発送しますからと言われていたが、当日の水曜日に届いた。送料込みで3270円。

初めの1ページで、今後の苦労が予想できた。さあ~ってと、20130211の憲法記念日が読書のスタート日だ。

この日を、「神聖喜劇の読み始めの記念日」としよう。

AKB 涙の丸刈り謝罪って?

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20130202の朝日新聞を読んでいて、奇妙な記事を見つけて驚いた。タイトルは、「AKB涙の丸刈り謝罪 そこまでするワケは」だ。スポーツ新聞ではない朝日新聞の記事だ。

何で、こんな内容を朝日が取り上げたのだろう?と不思議だった。私がテレビを観るのは、朝のニュース番組と、特番として組まれる「昭和の歌謡ショー」ぐらいだから、このAKBとやらのグループがいかなる連中なのか知らない。

そのグループの一員の峯岸みなみさん(20)が、動画サイト「ユーチューブ」に丸刈り姿で登場して謝罪したというのだ。

「たくさんの皆様にご心配をおかけしまして、本当に申し訳ありません」。

映像は1月31日午後、同サイトのAKB公式チャンネルで公開された。ロングヘヤーだった峯岸さんが丸刈り姿で冒頭に謝罪の言葉を述べ、約8秒間頭を下げた。

「私がしてしまったことは軽率で自覚のない行動」、「誰にも相談せずに坊主にすることを自分で決めました」と大粒の涙を流し、「AKBをやめたくない」と訴え3分49秒の動画は終る。私も、急いでこの動画を見たが、痛々しかった。画像の真剣さとは裏腹に、私には可笑しさがこみ上げてきた。

峯岸さんはAKB結成時の2005年からの第1期生。AKBのメンバーにとって恋愛禁止は暗黙のルールだったらしい。

その謝罪しなければならない内容というのは峯岸さんが有名なダンスグループの男性宅に宿泊したこと、そのことを週刊誌が報じたので、このような行動をとったということだ。噛み砕くと、外泊したことを謝り、大騒ぎになったことを、「たくさんの皆様にご心配をおかけして」と謝った。峯岸さん、誰にも心配なんかかけていないよ。余りにも大仰過ぎないか、時代がかりの表現に違和感を感じた。事務所が作った原稿を読まされたのだろう。

「軽率で自覚のない行動だった」と謝っている。これって可笑しいよ。二十歳の成人の行動が、軽率で自覚のない行動だったと。何で?「皆様」に謝らなくてはいかんのだ。所属期間中は恋愛がご法度になっているのならば、身内、事務所内の幹部に向かって約束を守れなくてすみません、で済む話だ。彼女が外泊したことを知って、ファンは本当に怒るの? ファンが本当に怒るとしたら、ファンこそ可笑しいと思う。何か罪でも犯したの? ファンは彼女の外泊を責める権利なんてない筈だけどな?

丸刈り頭にしたのは、「自分で決めました」と言うが、年頃の女性がここまでしなくてはならない理由が解らない。ネタ作り?か、やり過ぎだ。謝罪の必死さが、嘘っぽい。女性が突然丸刈り頭で現れたのは、私には出家された時の瀬戸内寂聴さんしか知らない。

AKBの公式チャンネルで公開したのも、臭い。動画をアップする権限をもつ所属事務所がこの件を営業的に利用しているのが、ミエミエだ。

恋愛禁止が暗黙のルールだったというが、これは運営(プロモート)する側が商品であるアイドルをブランドコントロールするために必要な手法だったのだろうが、今時こんな手法もあり得るのか、これも可笑しい。タレントたちはそんなことを承知のうえだったのだろうか、そうではなかったのだろうか? 

そんな記事の下には、大津市のいじめ自殺問題で、第三者委員会自らが聞き取り調査を行ったとの記事がたっぷりのスペースで陣取っていて、上の峯岸みなみさんの丸刈り謝罪の件も一種のいじめではないのか、と新聞社の記事の枠取りを担当する人もそう感じたのだろう。それで、記事が上下に並ぶことになったのだろう。

校内におけるいじめ問題や、体罰問題に共通する要素を、この丸刈り事件も包含しているように思われる。

それにしても、嘘っぽい話だ。

2013年2月2日土曜日

成長と財政再建

鼻息荒い安倍首相が、元気よくいろいろ言動してくれるのは、それはそれでいいんだが、でも、やっぱり心配だ。7月の参院選までは、勢い良く、ボロを出さないように、慎重に舵取りをしようと心掛けているようだ。アベノミクスとか、積極的なことには大きな声を張り上げているが、国民に負担を課す、具体的な案が表立ってこない。

先の衆院選で政権に返り咲いて、先ずは日銀に大胆な金融政策を迫った。金融緩和策だ。そうしたら、市場は、あれよあれよのうちに、株価は上昇し円安が進んだ。ここまでは、まあ、好かった、良かった、だ。何もアベノミクスでなくても、銘柄によってはもっと上がるべくして上がったものもある、円安だって十分円安になるための環境は整っていた。株価や為替相場は市場の心理に強い影響を与えるもんだと今更に驚いた。

安倍政権は、負担の分担についての丁寧な説明が不足していて、国民の方は聞き耳を避けている。本当は、消極的ながら聞きたがっている。

20130110の日経新聞の社説で、「成長と財政再建を両立できる司令塔に」と題して、まとめてくれているので、マイファイルした。その内容というのは、それほど難しいことではない、私でも理解できる当たり前の話だ。

世界最大で最強の経済国の米国でさえ、この経済成長と財政再建をどう両立させるか、「財政の崖」をめぐって米政府は議会との調整で苦しんでいる。日本と同じだ。ユーロ圏でも各国が政府関係の債務が縮小する税収に重くのしかかって、財政がピンチだ。

米国は大統領選を日本は衆院選を終えて、民意を施政者たちは理解したことだろう、大いに腕を奮って欲しいもんだ。

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成長と財政再建を両立できる司令塔に

安倍政権の経済政策の司令塔となる経済財政諮問会議と日本経済再生本部が始動した。大胆な経済政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略という「3本の矢」の具体化が始まる。

忘れてならないのが成長と財政再建の両立だ。双方のバランスを保たないと、本格的な経済再生はおぼつかない。安倍晋三首相が「強い経済」を取り戻したいのならその点を肝に銘じて欲しい。

諮問会議はマクロ政策を統括し、6月に中長期的な経済財政運営の指針をまとめる。ミクロ政策を担当する再生本部は、同じ時期に成長戦略を打ち出す予定だ。

民主党政権には経済政策の司令塔が見当たらなかった。安倍政権が民間人の力も借り、官邸主導の政策決定を目指すのは評価できる。ただ諮問会議と再生本部の役割分担にはあいまいな点も残る。組織の乱立が議論の形骸化や意思決定の遅れを招くようでは困る。

最優先の課題はデフレからの脱却と円高の修整だ。諮問会議には日銀の白川方明総裁も定期的に出席する。この場も生かして、政府・日銀が連携を深め、ともに適切な政策を繰り出す必要がある。

政府・日銀は2%の物価上昇率目標を掲げ、大胆な金融緩和に動くことを検討している。金融緩和の強化は欠かせないが、硬直的な目標が金融政策の柔軟性や独立性を損なわぬよう注意してほしい。

政府は事業規模20兆円超の緊急経済対策を11日にまとめ、日銀の金融緩和と歩調を合わせて景気の下支えに万全を期す。先端的な研究開発や新事業の創出を促す施策はいいとしても、防災対策などの名を借りた旧来型の公共事業が紛れ込んでいるようにみえる。

政府が財政規律を守れぬまま、日銀が国債の購入を増やすのでは、「財政赤字の尻ぬぐい」と受け取られる恐れがある。2014年度からの消費増税に頼るだけでなく、無駄な支出の削減や社会保障費の抑制にも努力すべきだ。

充実させてほしいのは成長戦略である。再生本部は製造業の復活を目指す「日本産業再興プラン」や、企業の海外展開を支える「国債展開戦略」などを策定する。

成長をけん引する企業の活性化に照準を合わせるのはいい。だが聞こえのいい文句ばかりが先立つのでは意味がない。環太平洋経済連携協定(TPP)への参加や法人税の減税など、民間の活力を引き出す施策に集中すべきだ。