2013年2月14日木曜日

蕗(ふき)味噌が美味しくできた

Fukinotou

 

 

 

 

 

 

 

今週の土・日曜日は休むことにしているので、20130213の水曜日は定休日を返上して、小田急江ノ島線「藤沢本町」駅から歩いて16分程の所にある中古マンションの専用庭の除草をした。

このマンションは、弊社の販売用の物件で、鉄筋コンクリート造3階建ての1階部分で専用庭付きだ。敷地は少し高台になっていて、1階部分と言えども道路より約4メートルは高い。見晴らしは良く、日当たりも良く1日じゅう日(陽)が差している。樹木の葉は良く茂り、草が良く育つ。もう何もかも、良(い)いこと尽(ず)くめだ。逆に、管理する側には、冬だからと言って、安心はしていられない。

雑草の小さな芽が地面の表面にたくさん芽ぐんでいる。そこで、目立って大きいのが蕗の薹(とう)だった。前に住んでいた人が蕗を育てていたのだろうが、限られた庭に蕗が余りにも多く占めると、他の花や樹木が可哀想なので、蕗のエリアを適当に確保してやって、エリアからはみ出した蕗は刈り取った。

フキ科フキ属の多年草。

その蕗の薹が、今が旬だとばかりにあっちこっちに生えているのを、私は絶対見逃さない。食えるものなら、俺に睨まれたら最後だ。春一番を告げる山菜、貴重だ。摘んだ。蕗の薹は、蕗の花の蕾(つぼみ)で、葉が出る前に蕾だけがにょきっと出る。それこそ、突然にょきっと地表に出て驚かせる。寒さに耐えるように何重にも苞(ほう)に包まれている。生えているのを全部摘んだのは、決して強欲なわけではない、この蕾は直ぐに茎が伸びて花になるからだ。大小、20個ほど摘んだ。

蕗にも種類があるのだろうが、私が子供の頃から親しんできた種類とは、少し違う気がしたので、蕾を搾って汁を嗅いでみたら、間違いなく蕗だった。毒キノコを間違って食って死んじゃった、のようになったら最悪だからなあ。

その他の雑草取りは、手慣れたもので約2時間ですっかり綺麗になった。後は、箒で掃けば終わりだが、箒を忘れたので後の仕事は担当者に任せよう。

私の頭は、すっかり蕗味噌モードだ。昨年は、天ぷらにして食ったので、今年はどうしても蕗味噌にしたかった。調理方法は、夕方に会う山田農園主に聞けば、レシピを授けてくれるだろう。挑戦することは腹に決めていた。

貴方が採ってきた蕗の薹の量はよく分からないが、1分間ほど茹でて、水分を搾って細かく切ったものを、味噌とお酒、味醂と砂糖を混ぜて弱火で煮てお仕舞い、と山田教授。

調味料をその通りに入れて煮て、味見をして吃驚仰天(びっくりぎょうてん)、何時(いつ)どや、山田農園主から頂いた蕗味噌と同じか? いやいや、それ以上の味に仕上がったではないか!!!! 天を仰ぎ見ている場合ではない。天にも登るほどでもないが、我が料理生活において、思いかけず大きな出来事になった。

我ながら、大きな喜びだった。ネットで「春の皿には苦味を盛れ」という諺(ことわざ)を知った。年末から正月にかけて、大いに飲み食いした結果、体に溜まった脂肪を、この苦味が削(そ)ぎ落としてくれる。そんなことを知ったものだから、アク抜きをしないで苦味を確保した。その方が香りも味わえた。

夕食用に、朝出勤前に、おでんを作っておいたのだが、そちらには手を付けずに、蕗味噌で丼飯を食った。それだけで、晩飯は終わった。メインディッシュのおでんは翌日に持ち越された