2018年10月5日金曜日

検察審査会

ある日、テレビを観ていたら、検察審査員が登場してきて、ストーリーはこの人が中心になって進んだ。
この検察審査員は、何をどのように務めるのか?
詳しいことは分らないが、この検察審査員のことを深く知りたいと思った。
審査委員は誰がなるのか? 審査補助員とは誰がなれるのか?
そして、検察審査会とは、何ぞや?とこの数か月考えていた。

それもそうだったが、それよりも、どんな事件がこの検察審査会で対象になるのか?
ネットでは、刑事事件のうち、検察官が不起訴処分にした事件が審査対象になるとあった。
ただし、内乱罪と独占禁止法違反の罪は除くとあるが、そりゃそうだろうなと納得した。


テレビは視聴者の支持が下がってきているとか、新聞を宅訪購読している人は減っているので、我が社の中古住宅の宣伝物をどのような遣り方、処方があったら、それに注力したいと考えていることも事実だ。
新聞好みの私こそ、何をどうして、今後のニュースや宣伝、出来事や政事やその素因のことを考えればいいのか、頭を使っていた。
当然、そんな私だからか、ネットからの情報は極めて少なく、新聞の記事に拘らざるを得なかった。
そんな私が、新聞記事とネットでこの検察審査員、検察審査会のことを、知った。

★検察審査会の概要については、下記にネットで知り得たものを転載させてもらった。



2018年10月3日。
朝日新聞の記事を此処に転載させてもらった。
この新聞記事で、今、検察審査会に審査を申し立てている大学の教授がいることを、あらためて知った。

不祥事省庁の再生 大丈夫?
全員野球内閣を掲げ、第4次安倍改造内閣が2日に発足した。
不祥事続きだった各省庁では、留任する大臣や新たなトップに、賛否が入り交じる。
女性閣僚の数や自民党役員人事について、識者から厳しい意見も上がった。

学校法人森友学園をめぐる問題で、国有地取引に関する決裁文書の改ざんや、交渉記録の廃棄が明らかになった財務省。
麻生太郎氏の留任について、神戸学院大の上脇博之教授は「都合の悪い証拠は隠し、証拠を残さなくていいという、官僚への誤ったメッセージになる」と指摘する。

上脇教授は、「一連の問題で、公文書変造などの容疑で佐川宣寿・元財務相理財局長らを告発。大阪地検が不起訴とした処分を不服として検察審査会に審査を申し立てている。

麻生氏は、改ざんを「個人の問題」と言い、国会対応で問題があった佐川氏を「適材適所」と評価している。

上脇教授は「文書の廃棄は民主主義の根幹が崩れる出来事だ。麻生氏がいち早く辞めなければいけない人だった」と話す。



★検察審査会の概要

 20歳以上で選挙権を有する国民の中からくじで選ばれた11人の検察審査員が,検察官が被疑者(犯罪の嫌疑を受けている者)を裁判にかけなかったことのよしあしを審査しています。
 昭和23年の法施行から,これまで60万人以上の方が検察審査員又は補充員に選ばれています。

審査はどういうときに行われるのか

 犯罪の被害にあった人や犯罪を告訴・告発した人から申立てがあったときに審査を始めます。
 申立てがなくても,新聞記事などをきっかけに審査を始めることもあります。

      申立ての費用は

       審査の申立てや手続案内には,費用はかかりません。

          審査の方法は

           検察庁から取り寄せた事件の記録などを調べ,国民の視点で審査します。
           法律上の問題点などについて,弁護士(審査補助員)の助言を求めることもできます。
           会議は非公開で行われますので,自由な意見を活発に出し合うことができます。

              審査の結果は

               審査をした結果,更に詳しく捜査すべきである(不起訴不当)とか,起訴をすべきである(起訴相当)という議決があった場合には,検察官は,事件を再検討します。
               起訴相当の議決に対して検察官が起訴しない場合には,改めて検察審査会議で審査し,その結果,起訴をすべきであるという議決(起訴議決)があった場合には起訴の手続がとられます。

                  これまでに審査した事件は

                   これまでに全国の検察審査会が審査した事件数は17万人(被疑者数による延べ人数)に上り,その中には,交通事故や窃盗など身近で起こる事件だけでなく,水俣病事件,日航ジャンボジェット機墜落事件,薬害エイズ事件,明石花火大会事件といった社会の注目を集めた事件もあります。
                   また,検察審査会が審査した結論に基づいて,検察官が再検討した結果,起訴した事件は約1,600人(被疑者数による延べ人数)であり,その中には,懲役10年といった重い刑に処せられたものもあります。



                  ★検察審査員・補充員とは

                   検察審査員は,検察審査会の構成メンバーであり,20歳以上で選挙権を有する国民の中から,それぞれの地域ごとにくじで選ばれ,任期は6か月です。
                   補充員は,検察審査員に欠員ができたときなどに,これに代わって補欠又は臨時で検察審査員の仕事をします。選定方法及び任期は検察審査員と同じです。

                  検察審査員・補充員に選ばれたら・・・

                   検察審査員や補充員に選ばれると,検察審査会事務局から,選定された旨と会議期日への出席を依頼する旨の書面が届きます。ご不明な点がありましたら,出席することとなる検察審査会事務局にお問い合わせください。
                   なお,視覚,聴覚,言語などに障がいのある方や介護が必要な方が検察審査員又は補充員として選ばれた場合,検察審査会に参加しやすいよう検察審査会事務局において準備をしますので,検察審査会事務局までお問い合わせくださ