2006年10月1日日曜日

我が社に亀さんがやってきた

我が社に亀さんがやってきた     

 

当社は、素地を取得して、土地分譲や建売住宅を分譲することも重要な業務の一つです。その現場には、古い住宅とお地蔵さんと池があって、その池には亀が2匹、永く住み着いていたようです。住宅は解体。お地蔵さんは敷地内に場所を変えて鎮座していただく。池には土を入れて平らな地盤面にする。


そこでだ、置いてきぼりにされそうになった亀さんの処遇は如何に。担当者のo君は、ほっとくわけにはいきません、会社で飼いましょう。ほっとくと罰があたりますよ、と私に鞭を打ってくる。そんな会話をしているうちに、もう亀さんはやってきた。バケツに容れられ、会社の涼しい場所には安置された。が、そのままでは、いかん。バケツの中は余りにも窮屈だ。かわいそう、と女性スタッフの声。



 

 

そのお地蔵さんとは


弘法大師瓜ほり子育地蔵尊  旧不入斗村共有


由来


明治23年月日不詳 陸軍要所内に御出世爾来、西来寺境内に安置


昭和18年4月4日当所不入斗3丁目1番地に御遷座、今日に至る



 

 

飼育を0君に、全面委任。補佐人が私。緊急役員会で認諾。


飼うたって、どうすりゃいいんだ。それはですね、やはり、今までと同じ様な環境を作ってやるべきだ、ということです、と0君。会社の前の植栽の横に池を作って、日陰を確保してやることになった。私は早速工務店と打ち合わせをし、山紫水明、緑豊かな山あり谷あり?の豪邸を作った。



 

 

飼ってみて解ったこと。


鶴は千年、亀は万年と古来よりよく言われてきた。鶴の千年のことについては、今しばらくは少し脇に置かせて貰って、亀さんに注目しよう。成る程、亀さんなら万年は生きるような気がする。いつも、じっとしているのです。土の中にもぐっていることも多い。兎に角疲れるようなことはしない。省エネ生活の極意を身につけているようです。


私だけ、人知れず、龍宮城へ連れて行ってくれないかな、と思っているのですが。



 

 

出勤すると、亀の前には人盛り。


亀の顔を窺ってからの仕事開始の日々が続いています。