2009年11月27日金曜日

弦楽合奏団ロンディーノ 第4回演奏会

20091125

開演・18:30  開場・18:00

会場・かなっくホール

入場無料

演奏曲目・A.コレルリ/合奏協奏曲 作品6-9

       F.メンデルスゾーン/シンフォニアNo-6

       J.S.バッハ/二つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043

       (女声合唱とピアノ)

       F.シューベルトほか/五つのアヴェマリアとアーメンコーラス

       B.ブリテン/感傷的サラバンド(シンプルシンフォニー)

       F.レハール/金と銀

       F.レハール/メリーウィドウメドレー

       (女声合唱と弦楽合唱)

       F,メンデルスゾーン・作詞津川圭一・アレンジ木村茂雄

 

      *友情出演:女性合唱団ロンド  指揮=木村茂雄

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半年程前から、この演奏会に誘われていた。弊社を金融面から支えていただいている某金融機関の弊社担当者の文さんから、趣味でやっている演奏会が秋に開かれるので、是非山岡さんにも来て貰いたい、自分はチェロを弾くのです、とのことだった。

チェロって楽器の名前を聞いたら、普通の人はその音色など楽器の持つ性格などを思い浮かべるのでしょうが、私には何も思いつかない。音楽的生活には、縁遠いのです。今は、文さんはその金融機関を辞めて、金融機関に勤務中に知り合った大型自動車の修理を請け負う会社に勤めている。一週間前に招待状を会社の方に持ってきてくれた。

こりゃ、敵前逃亡はできないぞと覚悟はしたのですが、折角会場に足を運ぶのだから、予備的知識を得たうえで行った方がいいのではないか、と色々試みようとしたのですが、元々音楽のオも理解できない私のことだ、手がかりは掴めなかった。

結局、演奏される曲や作曲者については、無防備、無素養、無勉強、無知のまま会場に出かけた。バッハ、シューベルト、メンデルスゾーンの名前だけは知っていた。バッハとシューベルトの肖像画は中学校の音楽室の壁に掛けられていた。髪の形が特徴的だった。両者の違いは判らないが、一度見たらあの髪形は忘れない。

指揮者で指導者の木村茂雄氏が 、作曲者や曲の説明をしてくれたのですが、よく理解できなかった。どの曲も、日本では江戸時代にあたる時期に作られた。日本では、歌舞伎が弾圧を受けたこともあったが、庶民に根強く普及した。歌舞伎を音楽では三味線が支えた。日本でも、音楽において西洋に引けをとらない文化があったのですよ、と指揮者は話した。

ロンデイーノの演奏で、ロンドが「翼をください」を歌い、それから我々観客も参加してもう一度「翼をください」を歌った。いい歌だと思った。指揮者が支援している知的障害者の作業所「NPO法人あいの木」の人々が、この歌を歌っている時に、施設でもよくやっているのでしょう、手話をしながら歌っていたのを見つけた指揮者は、施設の人たちを舞台のまん前に来てもらい、手話をしながらもう一度この歌を一堂全員で合唱した。私は、得意の音痴がバレないように声音を落として、控えめに歌った。

文さんの後輩、馬さんにも久しぶりに会えた。馬さんには恋人らしき男性が付きまとっていた。なあるほど!!!、彼女は見違えるように綺麗になった。一緒に行った音楽好きの友人に演奏はどうだった?と聞いたら、ニッコリしたままだった。その顔からは、友人も評価していたのだろうと思う。

一つの楽器ではなくて、今回は弦楽器だったのですが、協奏するということは、こういうことなんだ。皆で声を合わせて歌うと、こんなに感動するのかと吃驚した。今回は、予定になかった手話まで参加した、貴重な音楽会でした。

弦楽器は、ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、チェンバロでした。

「翼をください」=作詞・山上路夫 作曲・村井邦彦

文さんに感謝。