2013年9月5日木曜日

又もや、腰痛!

3ヶ月程前のことだ、慣れ親しんだいつもの突発的なギックリ腰ではなく、2、3日前から静かに静かに痛みがやってきて、そのうち、腰の辺りの鈍痛が、どか~ん、と激痛に変わった。いつもとは違う誘(いざな)いだ。これで、何度目の腰痛になるのだろうか、この30年で7、8回、結果はいつものように、痛たった、あぁあ~痛い~と、痛苦の悲鳴をあげる私と、一方では、辛抱、我慢と耐え忍ぶ私がいる。

今回は整骨院に20回程通ってみたが、一向に鈍痛が引かないことに私の心配性がおさまらない。元々、体のケアについては慎重な方だ。辛抱の限界。腰骨やその周辺の実態を知るためには、整骨院ではなく最寄の整形外科医に相談することにした。

20130823の朝、診療開始は08:30からだけれど、早く行って、早く診てもらって、早く会社に戻りたかったので、08:00に整形外科医院に飛び込んだ。医院には、受付窓口は閉ざされたままだが、診察券をボックスに入れた大勢の老人たちが、待合室で雑談をしながら待っていた。この待っている人の多さに暗然、「俺、今、仕事中だ」と独り言、目がくらくらした。ここなら空(す)いているのではと目星をつけておいたのだが。

初診の私は、順番をキープすることもできずに、無為に待つしかなかっただが、診療が開始されると、ほとんどの人はリハビリに向かい、初診者の私は、待ち時間なく2番目に呼ばれ、医師による診断が受けられた。

レントゲンの画像には、堂々とした椎間板(ついかんばん)ヘルニアが確認できた。画像を見せられ、15年前に某大病院に入院した時の学習の成果か、医師の説明をいとも容易に理解できた。

ウィキペディアより、、、、椎体と椎体との間には椎間板がある。椎間板には中央にゼラチン状の髄核、周囲にはコラーゲンを豊富に含む線維輪から成る。この髄核や線維輪の一部が突出した状態が椎間板ヘルニアである。

先ずは痛みをとることです、痛み止め=ロキソニン錠とその薬によって胃が痛めつけられるので、胃薬=ムコスタ錠も入れておきましょう。塗り薬=インテバンクリームも何かと便利なので、これも入れておきましょう、しばらくはこまめにリハビリに通ってください、と医師は言った。神にもすがりたい私は、素直に従った。

リハビリ中、マッサージをしてくれた男性からも復習させられた。髄核の水分量は年齢と共に減少して粘り強さがなくなるんです。その状態で腰骨に圧力がかかると、その圧力に耐え切れずに線維輪を破って髄核が飛び出しちゃうんです。その突出したものが神経を圧迫して痛みが発生するのです。

その突出した物は、そのうちどうなるの?の質問に、体の中に発生した廃棄物はそのうちに浄化されるのですが、それまでには時間がかかるのです。飛び出して椎体と椎体の間の隙間はどうなるのですか?の質問には、そのうちに新しい髄核が作り出されます。それまでにも時間がかかります。

痛み止めの錠剤を昼夜の2回だけ、胃薬とともに服薬しただけなのに、その効果に驚いた。余りにも、この痛み止めの錠剤が効くので、これでは、自分が腰痛であることを忘れてしまうではないか。少しでも痛みを感じていないと、リハビリに取り込む熱意が薄れるのではないかと考えて、今は塗り薬を少量だけ使っている。

医院に行く度に思うのだが、女性の老人たちの何と多いことか。男性では私のような年齢〈64歳)以上の人が2、3人、若者で、交通事故かスポーツで痛めたのではと思われる人は、たまに見る程度。女性は歳を重ねるごとに、男性よりも、ホルモンなんかの影響で手足の関節が弱くなるのだろうか、それとも、女性ならではの生活習慣病なのだろうか。

友人に、整形外科に通院している患者は女性の老人ばかりだよ、と話したら、友人は、男はみんな死んでしまっているのだよ、と言い放った。それって、本当?