天の神さま、よくも沢山、雪を降らせてくれたもんですね。
先々週の8、9日の土日は、40余年ぶりの大雪だった。そして、先週の15、16の土日は、先々週にまさる記録的な雪の量だったというが、その記録的の説明がない。どちらも、低気圧が発達しながら本州南岸を西日本から東日本に進んで北に去った。天気図は1週間遅れの相似形だ。夏の台風の移動と同じだった。
13と14日の気象予報では、「今週は先週ほどの雪は降りません。13日の夜半には気温が上がって雪が雨になります」だった。雨になると聞けば、聞き手の勝手だろうが、それならば、雪は融けるだろうとつい思ってしまう。かくして、油断してしまった。
関東甲信と東北の幹線道路は大雪のために動けなくなった車の列が数珠つながり。車の中で過ごすドライバーのために、道路の近くの住民が豚汁やお握りをふるまった。心配してお握りを握るオバサンたち、恐縮するドライバーたち。山梨や群馬、長野などでは集落が孤島化した。ヘリコプターで救出されるのをテレビで観た。スーパーやコンビニの食料棚は空っぽ状態。
私達の営業エリアの神奈川県でも、交通は、幹線道路は通行止め、普通の街路はチェーンを装着した車だけがなんとか走れる状態、電車は止まった。一部の地域では停電になった。
16日、朝4時半、権太坂の自宅から歩いて会社に出た。勝手口を出て第一歩、ずぼっとゴム長が埋まった。積雪は60センチ以上だろう。いつもなら1時間もかからないが、1時間半かかった。駅前の牛丼屋で朝飯。経営責任者の中さんと仕事をどうするか、スタッフは7時前後に自宅を出るだろうから、それまでに、何らかの指示を流してやりたい、その打ち合わせをした。取り敢えず、スタッフには、昼までは自宅待機にして、又、再度連絡することにした。最終的にはスタッフの自主的な行動に委ねた。
こんな大雪になる筈ではなかった、のが正直な気持ちだ。
そして翌日20130217、降雪が止(や)めば、我々には仕事がある。商品化した住宅の周りの除雪だ。整然とした住宅街にあって、弊社の商品だけが、だらし無い風情では困る。なかでも一番緊張感のある状態を維持しておかないと、見に来てくれたお客さんに失礼だ。買ってもらえない。
そして、私とアシスタントのスチィーブ君がこの仕事を担当した。この二人、何故か、このような仕事が大好きなんだ。
前面道路の雪は往来の障害になるので、優先的に除雪をした。そして玄関への通路だ。雪の量が多いので置き場に苦慮した。駐車場の除雪も大事だ。それ以外の雪は、頼りなげなお天道(てんとう)さまの日差しにお願いしよう。