今日は11月6日。
私にとって、生活習慣病健診の日だ。
健診を受ける病院は、有難いことに弊社の真正面、距離でいえば10メートルも離れていない。
それはさて置き、日本の9月、10月、11月は四季のなかで、誉れ高い「秋」だ。
一番爽やかで気持ちのいい季節だ。
そのように、小学校の頃から先生から親からも教えられてきた。
大人になってからは「食欲の秋」、「収穫の秋」、「スポーツの秋」、「読書の秋」、「芸術の秋」と聞いてきた。
山岡は、然程(さほど)欲深くなく、欲張らない人間だけれど、たっぱり秋らしく、ちょっとぐらいは欲張ってみたい。
食欲、読書に関してはマ~マ真剣に! 腕を振るう。
収穫、スポーツ、芸術に関しては通常通りで、ホゾホゾ、マイペース。
どうしても欠かせない自宅から会社までの出勤時と帰途の徒歩、休日の散歩と水泳、これらは私の心の歪(ひず)みにも影響がある。
こんなことを記述したくて文章を書き出したのではない。
会社までの出勤時と帰途、いつものように歩く横浜市保土ヶ谷公園の通行路から眺める樹木の葉が、毎年のように元気がない、葉の表情に夏が過ぎて冬を待つ、そんな季節感が感じられない。
以前、このブログで病葉(わくらば)のことに触れた。
葉が普通の葉の状態でないことが時にはある、調子の狂った葉のことだ。
これらの状態のことを病葉と言う、そんな話だ。
ところが今年、久しく紅葉が美しくない。
何故、会社までの通勤路を遠回りしてまで、保土ヶ谷公園を通るのかと言えば、数ある樹木がなかなかの大樹で、枝っぷりもよく、それらを眺めながら歩くのが愉しいのだ。
そんなことを感じていた1週間前。
庭の樹木を世話している近所のオジサンに、えらく早くから頑張っていますねと声を掛けたら、そのオジサンは、怖い顔をして塩害ですよと、の・た・ま・わ・れた。
どの台風だか覚えてないが、海から塩を含んだ風がここまでやってきて、この木の葉っぱをやっつけたんですよ。
だから、今年は紅葉になりませんよ、面白くないわ。
この叔父さんの庭からは、富士山の山容が麓まで、横浜港の大部分まで、よく見える。
最初に話したように、保土ヶ谷公園の樹木の落葉が、毎年の私の楽しみだった。
黄色、赤色、橙色などが葉の表面に色よく、柄(がら)立てていた。
その色々な葉模様の美しさが、私の心の奥まで染み込んでくる。
ところが、今年の落葉は表情の色柄に生気が足りない。
いつものように心がときめいてこない!!!
その色々な葉を集めて、会社まで持って来て、机の上に揃えて皆を喜ばせた。
これが、私のささやかな楽しみであったのに。
不思議なんだ、共感、私の胸まで響く。
頭は当然、足、腰までが軽く浮き上がる。
サツマイモ(月初めに収穫を終えた)
(ミズナ これから収穫だ)
吾輩の畑=イーハトーブには、現在、ミズナ、玉葱、葱、大蒜(にんにく)、ほうれん草がじわじわ成長している。
サラダ菜、と小カブの種を買ってきているので、今週の日曜日ぐらいに種を蒔くつもりだ。