2011年6月21日火曜日

バカ議長への批判、何故、高まらぬ?

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西岡武夫参院議長が、参院での審議を認めない?なんて堂々と表明した。議長が審議をしないって、?何でや、と新聞記事を疑った。よもや、新聞社が誤った記事を載せるようなことはあるまい。

よく読んでみると次のようだ=菅内閣が3日に閣議決定して衆院に提出した、震災復興財源を確保するために国家公務員の給与を削減するという臨時特例法案のことだ。人事院の勧告を経ない給与増減案についての法案は初めてらしい。そんな議案は、ちゃんと手続きがとられていないので、審議に値しないということだろう。二院制を無視したような発言だ。原則、人事院の勧告の有無は法案作成には何ら関係しない。歴代の議長に、こんな荒唐無稽なことを言って、憚(はばか)らない人が居たことがあったのだろうか、きっと憲政史上初めてのことだろう。

ねじれ国会でスムーズに法案が進まない。今、大震災後の謂わば日本国家の非常事態だ。国が総力挙げての復興作戦を何よりも最優先させなければならない重要な時期だ。野党は兎も角、与党内でも菅降ろしの内紛状態、政事そっちのけの明け暮れ、国会では法案が通らない。

東日本大震災対策の法案が進まない、そんな中でも、珍しく菅内閣が声高に提議したこの国家公務員の給与削減の特例法案は、やれやれ、なんとか一つはやってくれそうだと思って、今後の推移をうかがっていた。

そうしたら、こんな記事が出て、それも直近、私自身が三十余年前に関わった西岡氏の税の不正申告を告発した『私のこのブログ(20110521)「西岡議長、耄碌したか」』の矢先に、またまた、バカな西岡氏を話題にしなければならないことに、うんざりした。

国会法では、「議案が提出されたときは、議長は適当の委員会に付託する」と定めてある。衆院通過後に参院に送られた場合、参院議長が担当の委員会に付託して審議が始まる仕組みだ。この議長が委員会に付託するのは、法的義務がある。

年末から、このバカ議長が菅首相に退陣を勧める内容のことを記者会見で述べ、同じ内容の書簡を読売新聞に送ったり、ついに、こんな感情的とも思われる嫌がらせ、法律をも無視したような言辞を繰り返す西岡氏に対して、民主党からも、連立内閣からも批判の嵐が何故起こらないのだろうか、まして野党である自由民主党よ、どうしたんだヨ。

議長が繰り返す言辞の内容は、菅直人憎しのいじめ、首相降ろしだから、国会議員はみんな黙っているのだろうか。むしろ、国会議員は西岡氏をけし掛けているのではないか、それに乗らされたのか、このバカ議長め!!

こんな国会議員を選んだ、我々も反省しないとイカンのではないか。