新聞の報道の扱いが小さめだ。
毎朝20分程しかテレビを見ない私だからしょうがないのかも知れないが、このことの放送は見てない。でも、これって大変なことではないのか。宇宙ステーションを構築することは、それはそれは、大偉業の継続中だということはよく理解できるのだが、なんだか、宇宙開発の目的が真に地球人の平和の為ではなくて、大国主義、軍国主義、果ては覇権主義へ、特に軍事大国向けに進められているようで、鼻白む気がしてしょうがないのは、私一人だけだろうか。
日本人宇宙士が、宇宙船の内外で活躍する様子が報道され、その仕事ぶりが高く評価されているのだが、私にはいまいち納得できないのです。地球を「征服」するために、宇宙ステーションを構築しているのではないのか。
追記~
今日、080601早朝、米スペースシャトル・ディスカバリーが打ち上げられた。日本の有人宇宙施設「きぼう」の中核となる船内実験室を運ぶのが今回の任務だ。星出彰彦さんらが設置作業をするらしい。
星出さんの母校の関係者や親戚・家族が、涙をぬぐって、打ち上げが成功したことを喜んでいた。その様子をテレビ報道で見た。
そこで、ますます、私は宇宙開発を懸念する心境が、深刻になっていくのです。
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ところが、今回の、火星に軟着陸した報道にはロマンを感じるのです。
火星こそ、みんなの星「惑星」であって欲しいと思うのです。従来の宇宙開発の概念から、全く違う視点、観点からの開発にして欲しい。真に地球人の平和の為、地球人の誰もが楽しめる開発のことです。
既に、アメリカは火星の着陸に成功して、情報を地球にもたらした。日本の「のぞみ」も、確か半年程前のことだが、近くまで近づきながら、周回軌道投入が果たせなかった。最後の着陸の段階で制御が利かなくなって断念した。
今回は、今後の有人探査機による着陸を考えると、貴重な成功と言わざるをえない。それは、軟着陸のことだ。軟着陸の際にパラシュートで降下するさまが写されていて、俺のような非科学的人間にも、ぎょっと、注目した。あれ、火星の周りには大気があるんだ、と納得した。
でも、私はやっぱり無知だった。大気がある、となれば、それは酸素だと自然に思ってしまう程、私は無知なのです。火星を取り巻く大気は90%が二酸化炭素らしいのです。
なんだか、非科学的な人間の私でさえ、穏やかな空間のように思えて、私のイメージはますます広がるのです。
私の脳は、もっと勉強することの必要がありそうです。
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今回のフェニックスが火星の地表に向かう際に、3つの試練に直面したそうだ。その内容が、インターネットの記事を読んで、これは転載して記憶に留めたいと思ったので次に記す。①大気との摩擦を利用した「エアロシェルブレーキング」だ。このブレーキングにより、機体は数千度まで加熱する。②パラシュートの開傘だ。着陸機のパラシュートが勢いよく開き、同機の降下速度を減速させる。③着陸の衝撃を和らげるための逆推進ロケットの発射だ。
それから、これもインターネットによるパクリだ。火星から発信された信号が地球に届くまで、15分間かかるそうだ。フェニックスは自律的に着陸されるように設計されていたのだそうです。
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この稿のキーボードを叩いていたら。080530の朝日新聞に、21日に宇宙基本法が成立されたとの記事を見つけた。これまで宇宙の防衛利用は厳しく制限されてきた。宇宙開発は平和目的に限ると決議されてきた。「平和」について「非侵略」より厳しい「非軍事」として、自衛隊の利用は封印されてきた。
が、今回の基本法は、「非軍事」から「非侵略」に緩和して防衛利用を正面から認める。無理な拡大解釈をしなくてもよくなる反面、自衛隊が幅広い目的で宇宙を使えるようになる危うさをはらむ。世界的にも、「非侵略」の名のもと、偵察や監視、誘導など各種の軍事利用が認められるのが一般的だ、と記事による。
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防衛はいつでも、攻撃になり得るのだ。
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*火星周回探査機マーズ・リコネンス・オービターが撮影したパラシュート降下中のフェニックスの様子
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以下、「フェニックス」の朝日新聞の記事を転載させて頂いた。
米航空宇宙局「NASA]の火星探査機フェニックスが米太平洋時間25日夕「日本時間26日朝」、火星の北極に近い北緯68度付近の平原に軟着陸した。
エアバッグに包まれ、地面に弾む方式ではなく、有人探査にも応用できるガス噴射による軟着陸は76年のバイキング1,2号以来、32年ぶりで、極域への着陸は初めて。
昨年8月に打ち上げられ、約6億8千万キロの旅をしてきた。
フェニックスが火星に軟着陸する直前、パラシュートで降下している姿をとらえた画像を公表した。火星の上空310キロを周回中の米探査機マーズ・リコネサンス・オービター「MRO]の高解像度カメラで撮影した。
着陸の約2分前、フェニックスが高度13キロほどでパラシュートを開いた直後、760キロ離れたところから撮った。大きさ10メートルのパラシュートと、その下にぶら下がるフェニックス、両者をつなぐひもが火星をバックに写っている。
火星の大気圏に時速2万1千キロで突入し、パラシュートを開けて、ガス噴射で時速8キロまで減速して、軟着陸した。
惑星に降下中の探査機を、別の探査機が撮影に成功したのは初めてという。
*フェニックスが撮影した火星表面の擬似カラー画像
一方、NASAはフェニックスが撮影した火星の北極付近の地表の画像も公表した。地球の凍土帯でも見られる多角形の割れ目がとらえられている。地下のごく浅いところの水が凍結と融解を繰り返してできる模様だという。
最深50センチほど地面を掘って土を採り、氷が含まれているかどうか確かめる。氷や有機物が見つかれば、地球型生命が存在していた可能性が高まることになる。