こんな馬鹿なことがあっていいのか。
公金をよくぞここまでいい加減に使ってくれたもんだ。お金が可哀相だ。これ、みんなが汗水垂らして納めた血税だぞ。税金は浄財だ。役所に勤める人を公僕(国民に奉仕する人)と呼ぶではないか。公僕は選ばれた人なのだ。この時期、個人も法人も、必死こいて頑張って納税している。弊社も、血の滲む思いで納税している。未納が続くと、担当者によっては血も涙も無い督促の弾丸を、ライフル銃のように撃ってくる。聞き耳をもって支払いの猶予や支払日の調整に応じてくれる人もいるが、この人非人め、と思わざるを得ない担当者もいる。個人的には、私も色んな税金をなんとか納めている。納めるときにいつも思うのです、真面目に遣ってくれ、と。
自治体の過去の不正経理の報道は、今まで何度も聞かされた。06年には岐阜県、長崎県、07年は宮崎県、08年は会計検査院の調べで12道府県で不正経理が発覚した。それ以外にも北海道警察、宮城県でもあった。業務の特殊性なのか、各地の警察でも不正経理がまかり通っていた。領収書がなかったり、領収書の発行人名義がヤマダタロウ、やハナコさん風のものだったり。警察関係者には、悪びれるところが無かったのが不思議だった。公金の不正使用が全国的に、普遍的に行われていた、今も行われているのでは?と、呆(あき)れ果てて、怒るエネルギーが湧いてこないわ。糞っ垂れ。
以下は、090910朝日朝刊から抜粋、私が一部書き加えました。
千葉県の不正経理を調査した県と外部審査委員会の報告書が今月9日に発表されたことを、新聞が報道していた。
総額30億円にのぼる不正経理は、千葉県庁全体に及び、業者側にプールされたお金は、02年度以前から引き継がれたものだけで4億1800万円、4400万円が県庁に現金や切手などで保管されていた。不正の手口では「預け」が7割近くを占めた。一つには物品が納められていないのに納入されたことにしてその代金をプールする。もう一つには虚偽の発注書に虚偽の請求書を交わして、請求書と異なる物品が届けられ、発注書と請求書の差額をプールする。プールしたお金を管理するのは、県庁であり業者であったりする。現在もプール金を管理している業者は39社もある。業者にしてみれば、預かりがあれば、いつかは何かを買ってくれることが保証される。職員からその預かりから現金を求められることがある。そのときは、図書券などの金券を購入してそれを渡す。県庁でプールしていたお金は、飲み食いや遊興などその類で遣っていたのだろう。職員個人が私的流用した疑いが強いものが1億1168万円。県が返還請求する対象者となる管理職は、現職3400人、OB2000人の見込み。
不正が見つかったのは。出先機関を含む401部署のうち383部署。県土整備部が9億4721万円、農林水産部が7億4053万円、県警本部でも1億4千万円が見つかった。
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その後の090911朝日新聞より~
総額30億円に上る千葉県の不正経理問題で、県が物品購入の契約をする際、「プール金」を預かっている業者から複数業者分の見積書を一括して受け取っていたことがわかった。業者間では白紙の見積書を融通し合っていたといい、業者は自分が落札できるような金額を書き込んで提出していたという。県職員からの要請があったとの証言もあり、官製談合の疑いも出てきた。