2012年12月12日水曜日

五島うどんを土産にもらった

20121118

長男の嫁が子ども二人を連れて里帰りした。土産に海藻ふりかけと五島うどんをくれた。

嫁は、長崎県の五島列島の宇久島出身で、長男の海外出張中に宇久ジジと宇久ババの許でしばしの骨休めだ。ジジやババにさどかし歓待されたことだろう、想像に難(かた)くない。実家は長崎県佐世保市宇久町だ。

もらった五島うどんは、実は1週間前から私の机の上に置いたままだ。昨日20121211の帰途、天王町駅で貰った「相鉄瓦版第208号」(毎月、相鉄ホールディングス株発行)が「そばとうどん、からまる思い」を特集していた。その特集の中で私がよく行く讃岐うどん屋のH店の店主が、会社を辞めて讃岐うどん店を開くまでの苦労話、讃岐うどんに対する熱情やテレビ番組のコメンテーターとして活躍している勝谷誠彦(かつや・まさひこ)氏の讃岐うどんへの思いを文章にしていたのを、読んだ。

帰宅して机の上の五島うどんをまじまじと見つめ、讃岐うどんのことはよく判ったが、五島うどんはどうなんだ?そして、キーボードを叩きだしたのだ。

五島うどんを包装したビニール袋に印刷されている文章を読んで、俄然、このうどんに拘(こだわ)った。美味しくいただく前のインナートリップだ。

まず「手延べうどん」の手延べという奴だ。そうめんの手延べは、子どもの頃から見聞きしていたので良く知っているが、うどんでの手延べは知らなかった。二本の棒を使って延ばしていくのも、細いそうめんだからできるのであって、太いうどんでは想像できなかった。五島うどんでは、小麦粉と塩水を合わせた生地に椿油を塗りながら二本の棒に綾がけして延ばす手法だそうだ。そして天日干し。

実際に、私は以前に配合したうどん粉を買ってきて、うどんを作ったことがあるが、団子のように丸めてしばらく寝かせ、踏みつけて目覚めさせ、板状に延ばして細く切った。

それに五島うどんが誇りにしているのは、その昔五島列島は遣唐使の寄港地であり、また元寇で捕虜になった中国人が住みついたことによって、中国人から最初に教わった、麺ロードの拠点であったということだ。

それから驚いたことに、うどんの世界にも毎度お馴染みの日本三大?ウンヌンカンヌンの「日本三大うどん」というのがあるらしい。何が三大なのかよく判らないが、そのことは横に置いて、ネットで調べてみたら、秋田の稲庭、香川の讃岐が当確で、三番目には長崎の五島か群馬の水沢か、富山の氷見か名古屋のきしめん、、、、、どうも三番目は早く名乗った方が勝ちのようで、この場は五島うどんがその地位を確保したことになるようだ。

そろそろ明日20121213、土産の五島うどんをキッチリ食うぞ。それにしても、どうして食おうか? 味はどうなんだろう?

近くのスーパーで売っている生めんの歯ごたえのない奴、味も素っ気もない奴、小麦粉の塊のような、そんな奴らでも美味く感じる私が、どうして味についてのコメントをできよう。至難だ。

今まで長崎の麺といえば、なんとかハットという名前の全国展開しているお店で食う、皿うどんに長崎ちゃんぽんばかりと思っていた。