カメラマンは営管の佐藤。留守番は和。
20130104、4日は今年、全員で行動した最初の日、09:00から近所の神明社に初詣に行った。私は年末の30日と1月2日以外は普通のように出勤していた。何も、これっという仕事があるわけではないが、新聞や雑誌を読んで、2時間ばかり会社に居て、イーハトーブの果樹園に寄って帰るだけだった。
全員が出社して、元気な顔を見合わすと、なんだか温かい気持ちになるのは、何故なんだろう?
何もアベノミクスを過大に期待しているわけではないが、ちょっとした拍子で気分が変わるもんだ。病(やまい)は気から。景気の気も気持ちの気だ。この長期のデフレからの脱出も、難しいことはよく解らないが、この気がマイナーに働き過ぎているのかもしれない。今年は巳年(みどし)、巳のように着古した殻を脱皮したい。
4日の朝日家の天声人語氏は、こんな小話を紹介していた。手元に新聞がないので、思い出しながら綴っている。
ある靴の製造会社がアフリカかどこかの国へ、2人を今後の販売促進のための市場調査に派遣させた。帰国して、2人が会社に報告した内容は、真っ反対だった。一人は、あの国では靴を履いている人は一人もいません。よって、絶対売れないと思います、と悲観的な意見。もう一人の人は、あの国では靴を履いている人がいません。だから、いくらでも売れると思います、と楽観的な意見。
どちらの意見も極端過ぎる、が、あなたはどちら派ですか? 私たちは、後者の意見に乗っかってみたいと思う。裸足を日常にしている人たちに、靴の持つ安全性と利便性を説いて買ってくれるように、努力を奮う側に立ちたいと思う。
それと、もう一つのお話は、一人の娘さんは、「あなたの足は大根のようですね」と言われ、「そうですか、そんなに白いですか」と答え、もう一人の娘さんは、「あなたの足はゴボウのようですね」と言われ、「そうですか、そんなに細いですか」と答えたという話だ。私もこの二人の娘さんのように思考したい。
こんな話をみんなにして、今年の仕事始めとしますか。