2013年7月6日土曜日

感動したぞ、ダビドルイスさん

MX-3500FN_20130706_081330

20130702 日経・朝刊  

新天地での成長にも注目が集まるエース・ネイマール(左から2人目)=写真 浅原敬一郎

 

MX-3500FN_20130706_081031_001

20130702 朝日・朝刊

決勝でゴールを決めるネイマール(右)=ロイター

 

サッカーのコンフェデレーションカップ決勝の観戦、テレビの前に、サッカー狂人の孫・晴とサッカー熱派のジジイが陣取った。孫は朝飯を持ち込んだ。開催地ブラジルでは6月30日の午後の7時が、地球の裏側の日本では7月1日の午前の7時だ。孫が、両チームの選手を紹介してくれるのだが、私には選手の名前など頭に入らない。あいつ、こいつと言いながら選手を追った。

毎週月曜日は、会社では08:30から営業の定例会があるので、前半だけの観戦だった。

結果は、サッカー王国ブラジルが、世界王者のスペインを3-0で下し、大会3連覇、通算4度目の優勝を飾った。

たった45分間だけだったが、感動した。この頃、日本の代表選手がよく口にする「個」の力を両チームの全ての選手がピッチの上で隙なく見せてくれたことに感動したのだ。スペインは動きに切れがないと解説者は言うけれど、私には持ち前のパスワークは十分に素晴らしく感じた。ブラジルよりも休みが1日少なかったこと、それに準決勝のイタリア戦は、猛暑の中で延長戦を戦った疲労が残っていたのかもしれない。

ブラジルは強かった。地元での開催だという利点はあったのだろうが、チームが一直線に勝利に向かっているという感じを受けた。勝利を確信していたようだった。高いレベルでの高機能で高出力。前半早くにブラジルのフレジが先取点を奪った。

そして前半41分、この試合の最大の見所が生まれた。スペイン・ペドロのシュートを、CBダビドルイスが大きなスライドで、猛烈なスピードでゴールに戻り、キーパーのいないゴールに向かうボールを、滑り込みでクリアした。ダビドルイスがボールに触れたのはゴールラインぎりぎりの手前だった。観客席ばかりでなく、我が家のサッカー狂いの孫とその母、ジジイもアイツは~、ア、イ、ツ、は何者じゃ~、と興奮した。目から、涙も興奮して出てきた。

このダビドルイス選手のことを、試合が始まる前から、孫は彼の髪型からモーツアルトなんだよと呼んでいて、私も学生時代CBをやったことがあったので、自動的に注目していたのだ。ブラジルは守りも固いな、と孫に口走った直後のこのファインプレーだった。「ペドロのプレーが個人的に好きで、どんなシュートを打つか予測できた」と新聞記事にあった。

このプレーで、スペインは同点に追いつけなかった。そして、その3分後の44分、ブラジルの若きエース・ネイマールの角度の少ない位置からの左足、ゴール左上隅に豪快に蹴りこんで、2-0と引き離した。5試合で4得点、大会最優秀選手に選ばれた。ブラジルの至宝だ。

前半終了のホイッスルが吹かれ、私は会社に行く準備をした。久しぶりに、高いレベルでの高機能で高出力のゲームを観せてもらった。