2013年10月29日火曜日

ネエネエ、八丁畷って

今度、京浜急行線の八丁畷駅から歩いて2分ぐらいの所で、中古住宅をリフォームして販売する予定だ。この物件に関わる仕入担当者や工事担当者が、何度も口から発する「八丁畷/はっちょう なわて」が、聞く度に耳に残り、見る度に3文字の漢字が網膜から消えない。

ちょっとこれは、調べてみる価値はあるな、とネットに頼った。

Yahoo 知恵蔵によれば、八丁畷の地名の由来は、川崎宿から次の市場村まで距離8丁の「あぜ」道があったことによる、とある。

畷(なわて)とはあぜ道のことで、8丁は870メートルに相当するそうだ。

あぜみち?

不動産の登記簿謄本や公図を前にして、我々不動産業に携わる者たちは、よく畦畔(けいはん)という言葉を口にする。大体は国有地で、たまには地元の自治体の所有地になっている。少し意味が違うが赤道とか青地と呼ぶこともある。そして、その畦と畔は、ともに畦道(あぜみち)であって、畔道(あぜみち)なのだ。田畑の端で通行の用途に供される細長い土地のことだ。通行に使われていない畦畔は、傾斜地になっていることが多い。

ならば、この畦のあぜと、この畔のあぜはどのように違うのだろう? 昔、高峰三枝子の「湖畔の宿」という歌謡曲が歌われていたので、畔はどうも「辺り」(あたり)という意味が含まれているのだろう。「山の淋しい/湖に/ひとり来たのも/悲しい心」の歌詞で知られる大ヒット曲だ。

畦は、水田と水田の境に水田の泥を盛り上げて、堰のようにして水が外に漏れないようにする。その際に土の上に土を盛り上げるさまをイメージして、圭の文字を使って表現したのだろうか。作物を植えたり種を蒔いたりするのに、周囲の地面よりも高くする畝(うね)とは違う。

私の考察は、レベルが低過ぎますか!