2019年1月15日火曜日

長生きしたくなった!

腰痛の苦しみは相変わらず。
腰椎椎間板ヘルニアで苦しみ、樹木からの落下による「高次脳機能障害」で足腰の痛みが加わって、この痛みには随分悩まされてきた。
日常化されていない言い方だが、「そんな痛みだって割と心易(こころやす)く?なってきた」。
心易くなんてちょっと可笑しいけれど、気楽になってきたのだ。

そんな自閉的で内面的な症状のため、これからの老人としての生活に、多少なりとも、上向きになれない日々だってあるだろう、と危惧している。

そして、今日は日曜日で私は休暇。
経理・財務以外の人間は、いつもと変わらぬ業務に励んでいるので、どうしても申し訳ないと思う。
そんな日、私はジャック&ベティで「家(うち)へ帰ろう」を観てきた。
09:20から。
アルゼンチンから故郷ポーランドへ、ホロコーストから逃れた88歳の仕立屋が70年の時を経て、親友との約束を果たすための旅に出る。
久しぶりの落涙の物語、大粒の涙を流したことだけは告白する。
この映画については次回に著したい。
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映画を観て自宅に戻って、さあ!これからイーハトーブ(畑)へ行って、ミズナかほうれん草のどちらを持って帰ればいいかと妻に聞きながらテレビを観ていたら、女子高校によるサッカーの全日本選手権の決勝戦をやっていた。
映っているのは神奈川からの星搓(せいさ)国際情報高校と、相手は名門・宮城の常磐木学園高校。
これヤア~、イーハトーブなんかに行っている場合ではないぞ。
知らないうちにテレビの前に釘付(くぎづ)けになってしまった。

それにしても、横浜に住んで40年、横浜で働いて45年経つというのに、星槎国際情報高校のことを知らなかった。
サッカーに関しては、今までの一般法則、、、どっちの味方をするわけではなく、試合としていいモノをやってさえくれれば、それで十分幸せな感覚なんだ。
第27回全日本高等学校女子サッカー選手権の決勝戦だ。
積極的な入りを見せた神奈川の星槎国際情報が押し気味で試合を進めていた。
ボールを相手に取られても取られても、それを追い駈け回る守りの完璧さが、私を喜ばせた。
私も高校・大学とサッカーをやってきたが、守り専門家だったので、その厳しい守りに目から鱗が落ちそうだった。
星槎国際湘南

星槎国際湘南 女子サッカー部 第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 初優勝!1
前半23分、に先制点を奪った。
ゴール正面のやや距離のある位置から、FK黒柳智世が直接思い切って強烈なシュートを放った。
立ち並ぶ相手チームの頭の上を通っての圧巻なフリーキック、見事にゴール右上に突き刺さった。
後半も、お互いにチャンスがありピンチがあり、それらに勝ったり負けたりの好ゲームだった。
チャンスがあった時にはイケイケ、、、、ピンチの時にはナントカシロと雄たけびを挙げた。
実際、どちらの味方でもなかったが、神奈川県代表、創部5年で初の選手権制覇を成し遂げると聞くと、他人には言えぬ複雑な心境だった。



イーハトーブ(畑)へ行くのを止めて一杯焼酎でも飲んで、新聞を楽しもうとした。
そしたら、客人があった。
私には子供が4人、孫が8人。
その孫の1人が、ジイジイの出た大学で模試をやってきたと、報告に来た。
この模試の内容については、いっつも私は梨(なし)の礫(つぶて)。
上の空(うわのそら)だ。
私抜きのミーテイングがあって、私には言わないようになっている、これは原則。

何号館で試験を受けたの?と尋ねると、15号館だったと言い、我は隙間なく私が授業を受けたのは14号館だったんだと即答。
大きな大学だったことを知り、それなりの驚きを表していた。
広さと余裕のあるスペースについては、父に父の通った旧帝国大学に連れて行ってもらってるから、ゴミゴミしている様(さま)に、愕いたのだろう。

そんなことがあって、私は私なりに考えることがあった。
私は立派な父親じゃなかったことには、自戒(じかい)シマクラ、チョコ(島倉千代子)チヨコしている。
私は仕事一途な男だったので、子供に対する相談役を担ったことはない。
愕いたことは、孫がこんなことを報告してくれたことだ。
先ずはこの子が1番目で、その後7人の進み方の報告があるのではないか、と思うと吾胸(わがむね)はドキドキしてくる。
実は、色んなことを話したのだが、余りに個人的なことなのでこれ以上詳しく書くこともないと考えた。

そこで私は気付いた。
これからの私の生活を、もっともっと前向きな信念をもって、楽しく生きなければならない。
今日1日の生活だけで、体を人並以上に気を付けて、大事な心身を維持しなければならない、と思うようになった。
映画で涙し、女子高校のサッカーで胸を潤(うるお)し、孫の話に脳と心臓が狂う程の歓喜を味わい。
これこそ、人生らしい人生ではないか。

そして、永く生きたいと考え出したトコロでございます。