2011年4月21日木曜日

最初のルールでは、下手投げだけだった

Q  三つの投げ方なぜ?  

A  下手投げから種類広がる

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私にもプライベートなルールがあるんです。あの新聞は読まない買わない、と決め込んでいたのが読売新聞でした。

朝の散歩の途中で新聞を買いたくなった。でも、ポケットの中には小銭140円しかない。朝日新聞は150円、東京新聞は100円は知っていた。入ったコンビニには東京新聞は置いていなかった、そこで、買えるのはスポーツ新聞以外では、130円の読売新聞だけだった。

糞(くそ)!!、悔しいけれど、読売新聞を買ってしまった。読売新聞=読売ジャイアンツ、ナベツネときて、ナベツネの腰巾着・滝鼻とどうしても連想する、そして嫌な気分になった。

買ってしまった以上は、ケロット忘れたように、なりふり構わず真剣に読むのが私の長所? 私の本性は、どうも純真ではないらしいです。

20110419の読売新聞スポーツ面に小・中学生からの質問に答えるコーナー「なるほど 野球探検」があって、今回はピッチャーの投げ方には三種類があるのですが、そのことについてのQ&Aが載っていた。

さすがに自前の広告用の野球球団を抱えている新聞社だけあって、とりわけ野球の記事には力が入っている。やはりと言うか、やっぱりと言うか、読売ジャイアンツに対しては、大層な肝の入れようだ。

サッカーの球団・読売ベルディの運営には、努力もしないうちに商売にはならないと判断、早々に撤退した。スポーツは文化なんだ。文化が解せない会社では、当然、経営もうまくいかないのは明々白々だ。運営の発足時には多少やる気らしきものを感じたが、その後手放すまでは、経営陣の一糸の熱意も感じられなかった。

繰り返す。読売新聞はスポーツが文化だと理解できないボスがのさばっている。だから、私は読売新聞を読まない。素晴らしいスポーツである野球が危ない。野球が、読売ジャイアンツから始まって、首都圏の球団、セリーグの球団へと病みが広がっている、と感じているのは私だけでしょうか。

本題の Q&A 記事を転載させていただいた。

Q  なぜオーバースロー、サイドスロー、アンダースローの三つの投げ方があるのですか。大坪丈人(東京都大田区 小4))  

A  投手の色々な投げ方について、日本を代表する下手投げの渡辺俊介投手(ロッテ)=上の写真 は「自分の投げやすいフォーム、打者の打ちにくいフォーム、自分の特徴や能力を生かせているかが重要です」と話してくれました。

渡辺投手は中学生まではオーバースローでしたが、チームでは3番手投手でした。この先、高校などで通用するのかどうかと思っていた時、柔らかい体と長い手を生かすには下から投げるのがいいという父のアドバイスで投げ方を変えたそうです。

作家の佐山和夫さんなどによると、150年前の世界最初の野球ルールでは、投手は打者が打ちやすいようにボールを下から放る(ピッチ)と決められていました。皆がボールを打って楽しむことが一番の目的だったからです。

その後、競技性が高まるに連れて下手投げでも手首をひねるスナップスローが許され、次は横から、そして上からも投げられるようにルールが変わりました。最初は下手投げが主流で、そこから色々な投げ方が生まれたのです。

アンダースローは日本式の言い方です。ボールが浮き上がってくるように見えるので米国では潜水艦の意味の「サブマリン」といいます。(赤井真平)