2012年4月8日日曜日

北朝鮮、人工衛星の打ち上げだって?

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20120401朝日新聞より

 

こんなことって、今時、あるんですか?

北朝鮮の朝鮮中央通信は、人工衛星の打ち上げ実験を行なうと発表した。ところが、人工衛星とは名ばかりで、実は長距離弾道ミサイルだそうだ。両者は元々目的が違うんだから、仕様も構造も全く別物の筈だが、あくまでも実用衛星「光明星3号」の打ち上げだと言って憚らない。よく解らん、話だ。

3月26日には、追いを打つように、同国の気象当局者が、今回の衛星打ち上げは、「農業をはじめ、人民経済に必要な天気予報の研究で大きな一歩を踏み出す歴史的出来事になる」、と位置付けたという、朝日新聞20120327の記事を見つけた。

27日、韓国ソウルで53カ国の首脳が参加する核安全保障サミットが開かれた。出席のために、韓国を訪問するオバマ米大統領が、南北の非武装地帯を訪問したこと、韓国が北朝鮮の核問題と併せてこの人工衛星?問題をサミットで取り上げることに反応して、拗(す)ねて見せたのか。いい加減にしろ。軽佻浮薄な国家め。

迷惑を被(こうむ)るのは、日本だ。弾道は、日本に向けられている。危険千万でこれほど理不尽なことを本気で実行しようとする国家が、堂々と、平気の平左衛門で存在することに憤る。怒髪天を突くだ。

 

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自衛隊の車両で市街地を移送されるPAC3=3日午後8時9分 沖縄県宮古市、上田潤撮影 20120404の朝日新聞より

 

やっかいなことに、この長距離弾道ミサイルが、万一発射された場合、ミサイルの一部の部品やミサイル本体が日本の領土・領海に落下するかもしれないとのことだ。

またまた、繰り返す。いい加減にしろ。

落下する場合、野田佳彦首相が主宰する安全保障会議で、防衛システムで迎撃する方針を固めた。「破壊措置命令」というらしい。これを受けて、沖縄本島と石垣、宮古両島に自衛隊の地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)の配備を完了した。自衛隊はPAC3を沖縄県4ヶ所と首都圏3ヵ所に配備するとともに、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載したイージス艦3隻を東シナ海と日本海に派遣した。米国も、先端移動式レーザー「SBX-1]をハワイ真珠湾から沖縄近海に向かっている。

日本の領土・領海に落下する場合は迎撃するというが、どの時点で打ち落とすのだろうか。知らないうちに、領海の何処かに落ちてしまっていたなんてことのないように、きちんと打ち落としてもらいたいものだ。ナめられて、堪(たま)るか。

このバカな国は、国家権力によって日本人の多くを拉致した。未だに、拉致した日本人を全員解放していない。

それにしても、日本の国内において、毅然とした抗議行動が起こらないのが不思議だ。日本政府こそ、露骨に声明を出すべきだ。経済制裁は当然のこと、食糧援助なんてもっての他、実行した場合は、国際法等でこの国を裁けないものか。国連の安全保障理事会で何を検討するというのか?

こんなやりたい放題の国は、断じて許せない。京都府宇治田原町立田原小学校から同町立維孝館中学校の3年生までずうっと一緒のクラスだった松岡春男君は、1965年前後、伏見工業高校を卒業後、突然北朝鮮に親に連れられて帰還した。クラスの名簿はあ行順で、私の前が彼だった。今、どのような生活をしているのだろうか。

 

ミサイル=Wikipediaに知恵を借りた。軍事兵器であり、なんらかの誘導に従って、自ら目標を攻撃する飛行装置である。ロケットやジェットエンジンなどを推進力に空中を飛行し、電子装置を用いて遠隔操縦や自律操縦によって目標に誘導される。