2012年8月10日金曜日

四人目の子(娘)の結婚に、乾杯

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結婚報告の葉書

 

20120804に、私の4番目の子供・ノソが軽井沢高原教会で結婚式を行う。

何ヶ月か前に予告されていたが、メモすることを失念して、一昨日20120715、あれっ!結婚式は何日(いつ)だったけと思いつき、確認のためにノソに電話したら、正確な日時を教えた後に、父には、乾杯の音頭をしてもらうことになっているからね、と言われた。

口下手なんだ。味の染(し)み出た? 言葉が出てこない、話法にも拙(つたな)いけれど、人前で話すことは好きなのだ。自分の本当の気持ちを自らの言葉で語れる貴重な機会だからだ。

今回は、新婦の父親なので、美辞麗句の必要はない。娘を嫁に出す父親の立場で「乾杯」の音頭役だ。嬉し恥ずかし、開演のスターターだ。

さて、何をどのように話せばいいものか、このページで試みてみた。

冗長は一番嫌われる、イカン、イカン。要領がよくて愛嬌、ユーモアがないと、イカンなあ。新郎新婦の琴線に触れる話ができたらいいな。これって非常に難しい。新郎新婦以外の人たちにも聞き応えのあるスピーチ、ますます難しいなあ。

それでは、本番です。読んでみてくださいな、添削、大いに歓迎するところだ。

 2012no 003

   ーーそれではーーはじまり、はじまりーー

今、司会者よりご紹介にあずかりました新婦・ノソの父親の山岡保です。ここに居るのが、女房の有子です。

タツー、ノソ、結婚おめでとう。龍之介君のことを横浜では、タッツンと呼んでいるのです。私はタツーと呼ぼうと思っている。松町家関係の皆さま方、今日は、この喜びを共に分かち合いましょう。

新郎のタツーとは、先月豚カツ屋で、二人っきりで話す機会がありました。結婚に至るまでの経緯から、今後の仕事における覚悟の程を話してくれました。私の方からは、身の上の状況を話し、心境を裏表無く話しました。タツーは、実の子供でないだけに、客観的に理解してくれたようでした。

いい友人がもう一人増えた思いです。

新婦のノソは、我々の夫婦にしては上出来のいい子です。我々夫婦の自慢の子ですが、まだまだ未熟者です。今後ともよろしくお付き合いしていただけることを切にお願いします。

タツーのことを、ちょっとでも多く知りたくて、私の子供に、タツーちゅう奴は一体どんな奴や?と聞いたことがあるのです。そしたら、タツーはノソを男にしたような奴や、と返事が返ってきて、その時は成る程と妙にスンナリ納得しました。きっとお似合いの夫婦なのでしょう。

二人は、造形を学ぶ学校で知り合っている。物作りは、着想したものを見えるものに仕上げる作業だ。創意と技術が必要です。その作業は、仕事にも、家庭作りにも、相通ずるように思うのです。モノ作りの喜びを共有していることは、十分に君たち固有の財産だと思う。

松町家の皆さん、タツーは我々の仲間に既に取り込んでしまいました。今度はノソを松町家の仲間に入れてやってください。

私の娘や息子たちはそれぞれに元気に家庭を築いています。、田森家あり、山岡家あり、内竹家ありで、これからは松町家の合流です。新郎新婦が作ってくれた家族同士が、末永くお付き合いできることを楽しみにしています。

マツーとノソの末永き幸せと、並びにこの宴にご参集の皆さんのご健康とご多幸をお祈りいたしまして、カンパイ!!

 2012no 007

タツー手作りの婚約指輪

 

20120808に追記

こんなラフな下書きを用意していたが、本番では「もう、何も言うことネエ」と北島康介の此の4月の日本選手権の時の言葉を借りた、それだけしか言えなかった。

それに、やっとの思いで「カンパイ」とだけ、発するのが精一杯だった。いつまでも、駄目オヤジぶりは変わらない。