2014年1月3日金曜日

今年は、W杯ブラジル大会だ!!

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今年の6月15、20、25日(現地時間は、14、19、24日)、日本はサッカーファンのみならず多くの国民にとって、熱い日になりそうだ。

サッカーをこよなく愛している私にとって、首を長くして待ちに待つ日々、地獄を見せられて悄然とさせられるのか、欣喜雀躍、天国を見せてもらえるのか、ウ~ン、それが問題だ。

20131224の日経新聞で、FIFAマスターを終了した元日本代表で、04年のアジアカップと06年ドイツW杯で日本代表の主将を務めた宮本恒靖氏が、トークショーで語った内容が記事になっていた。宮本氏は現在、日本サッカー協会の国際委員だ。組み合わせ抽選会が行われた後の1208の、これも日経新聞のスポ-ツ欄で、日本が1次リーグで対戦するチームの分析記事を見つけてファイルをしておいた。

話は少しずれるが、宮本氏の日本代表でのプレーについては、私は終始不満だった。

サッカーが好きだと言っても、外国のチームの戦力の詳細な情報まで持ち合わせていない。孫の持つ知識にも到底及ばない。よって、世界のサッカー事情に知見ある宮本氏の談話や新聞記事をダイジェストして、本大会に備えたい。

日本が決勝トーナメントに進出するためには、絶対に相手チームのエースを抑えること、失点を極力少なくすることだ。

そのためには、DF陣だけではなく、全員が危機感を共有すること。1人で無理なら2人、2人で無理なら3人で囲い込む。カバーリングを重層で行う。ボールを持つ相手を追い回して効果的なパスを出させないこと、最終ラインでは相手巧者の技を安全確実にどの程度制せられるか、が鍵だ。

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6月15日(レシフェ) コートジボワール戦

アフリカ予選を5勝3分けの負けなしと安定感ある戦いを続けてきた。中心にいるのがFWドログバだ。体の強さや驚異的なバネを持つ母国の英雄。チェルシー(イングランド)で数々のタイトルを獲得してきたその存在感は35歳の今も健在だ。トゥーレ兄弟ら「黄金世代」と呼ばれる仲間とともに最後のW杯になる可能性が高い。

宮本:「トップレベルの選手が多い。ドロゲバは35歳で全盛期とは違うが、強さもうまさもシュート力も健在。ワントップのドロゲバに対し、日本はCBが強めに当たって前を振り向かせず、ボランチと挟み込みたい」。

:「逆に守備はけっこうルーズ。CBの2人が細かい動きにあまり強くなさそうなので、日本のワントップがうまく動いて、相手を混乱させることができるのではないか」

:「日本は90分間集中力を保って規律よくできるが、コートジボワールは70分良くても残りの20分でいきなりレベルが落ちるときがある。日本はそういう心のすきを突くべきだろう。最初から飛ばして先制点を取れれば」

 

6月20日(ナタル) ギリシャ戦

伝統の堅守は今回も変わらない。欧州予選では組み分けに恵まれた部分もあるが、10試合でたった4失点だった。逆襲速攻の中心となるのが1トップのミトロゲル。トラップやフェントなどの足技もあり、カウンターの仕留め役は適任。ルーマニアとの欧州予選プレーオフでは2試合3得点。大舞台に強いだけに、日本にとってはやっかいな存在になる。

宮本:「日本のように90分間頑張れる。守るべき時に守り抜く力もある。ただ、本来ならDFラインをペナルティーエリアの手前ぐらいで止めておいた方がいいのに、CBが少し下がり過ぎるところがある。CBとボランチとの間を突けばチャンスはあるのではないか。中盤の選手もスライディングで止めにくるので、ドリブルや早いパス交換で崩すと反則をもらえてFKをもらえるチャンスが生まれる」

:「もちろんカウンターは危ない。欧州のトップチームのカウンターのスピードはJリーグと全然違う。アスリートとしての能力がすごく高い」

:「ミトログルはワントップでサイズがあり、右足でも左足でもシュートを打てる。何でもできてスケールが大きい。でも、トップスピードに入るまでに少し時間がかかる。日本は、オフサイドに掛けたり、うまく駆け引きして特徴を出させないようにしたい」

:「CBのパパスタソプーロスはマンマークがとても協力。日本のワントップはマークされないように、もう一人のCBのところに行って、この選手にはカバーリングをさせる方がいい」

 

6月25日(クイアバ) コロンビア戦

シード国。世界ランキング4位。南米予選をアルゼンチンに次ぐ2位で突破。1次リーグ突破の最有力候補であることは間違いない。怖いのは予選13試合で9得点のFWファルカオ。何でもできる万能型だが、ゴール前に飛び出すスピードと、人垣の間を絶妙にすり抜ける緩いシュートのうまさは特筆もの。今大会屈指のストライカーの一人だろう。

宮本:「力があるし、選手層も厚い。南米開催ということを考えると、グループ1位になる可能性が高い。ファルカオはペナルティーエリアの中で強さを発揮する。自分の長所を自分でよく知っているので、ポストプレーでもシンプルにボールをはたいてまた動きなおす。華麗ではないが、ボールをいいところに置いてしっかり足を振って流し込む。正統派のストライカー。日本はシュートを打たれるときに間合いを詰めておくなど、しっかり応対してほしい」

:「ボランチのサンチェスもすごく効いている。ボールをつないでしっかりと堅実なプレーをする。フィジカルの強さを生かしたデフェンスもある。CBのペレアはスピードを生かしたカバーリングで、1対1で抜かれそうになっても最後に追いついてタックルする。日本のワントップの選手は2人のCBのうちこの選手にマークされておいた方がいいだろう」