我がイーハトーブ。
今、夏野菜の種植えからその成長を見張っている場合で、只管(ひたすら)その成長だけを待っている。
成長よりも、私の胃袋が待ち遠しいらしい。
でも、想像もしないうちに空地ができて、何をやればいいか、と悩んでいた。
そして、近場のガーデニング屋で好い物の物色発見をした。
私の知恵袋は矮小で、限界が低すぎる。
それは、郷里でよく目にした乾いた葱の塊(かたまり)が売ってあったのだ。
葱をネギ、ネギ、ネギと二文字を幾ら繰返されても、面白くない。
ならば、今後の文章のなかでネギなんて言葉を使うものかと自決した。
それに比べて、この「葱」という字の漢風の面白いこと、ふう~ふうと笑いがこみ上げる
葱
この漢字は象形文字なのか。
なんだか、この文字が不思議に物体としての葱に似ていると思うのは、私だけなのだろうか。
でも、乾き切っているので、こんなものが地に植えて成長するのか疑問を感じた。
売り子のオバサンに聞けば、貴方がそんなに心配することもないですよ、茎の一部分を切って根に土をかけておけば、成長します。
心配ないですよ、だった。
そこで、抜かりなく1束を買った。
どうせ遣るならやるしかない、会社からの帰りにも再び寄って、もう1束買い増した。
我が家では九条葱がよく使われて、普通の青葱は余り使っていない。
葱の種類としては、葉葱は九条葱、曲がり葱なら深谷葱と下仁田葱が代表だ。
九条葱は数ある葱属の中でも、主に京都で栽培される伝統野菜で、全国的に京野菜の代表格として知られる。九条葱は一般的な長葱よりも青い葉の部分が多い青葱で、他の葱と比べて「ぬめり」が多い。
九条葱の栽培の始まりは、平安時代にまでさかのぼる。
「続日本後記」に九条村(現・京都市南区九条)での水葱栽培記録が記されている。
葱を栽培するのに、大変適した土壌だったようだ。
この地域の農家によって熱心に栽培されたのだろう。
弘法大師(空海)が東寺の近くで大蛇に追われて逃げ場を失い、葱畑に逃げて身を隠して難を逃れた」という言い伝えから、そのことから東寺の五重塔の上に「ねぎ坊主」が付けられたとも言われている。
これよりは、ネットの記事のまま使わせてもらった。
「干しネギ苗」を準備します。
根から掘り上げたネギをカラカラになるまで干したものです。
干すことで発根がよくなり、大株に育つという利点があるそうです。
右2束はベテランおじさんから頂きました。
左2束はコンパニオンプランツとしてウリ科の野菜と混植していた古株の再利用です。
(古株は掘り上げ、束ねて軒下など日陰に吊るし、約1ヶ月間干してあります。)
植える直前に15cmくらいに切り整えます。
10cmの深さの植え溝を掘り、15cm間隔に2本ずつ立て、
藁を入れ、ネギが倒れない程度に軽く土を戻します。
土中の水分で発根するように4、5日放置してから水やりをします。
すぐに水やりすると、腐ってしまうことがあるので注意。
新芽が伸び始めたら軽く土寄せ・追肥します。
以後1ヶ月毎に追肥を忘れずに。
肥料がやや多い目の方がより美味しくなるそうです。
草丈が50~60cmに成長したら、
抜きとって収穫か、刈りとり収穫します。
1~2月になれば耐寒の為に糖度が上がりさらに美味しくなりますよ。
v(。・・。)イエッ♪
ところで、京野菜についてJA京都の原稿をここに転載させてもらった。
京みず菜シャキシャキとした食感でクセがなく、サラダや煮物など幅広くお使いいただけます。
| 京壬生菜京都のお漬物に欠かせない野菜の一つ。京みず菜と同じように多様な料理に使えます。
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九条ねぎカロチンやビタミンBを豊富に含む、日本の葉ねぎ(青ねぎ)の代表格。
| 京こかぶち密で柔らかい肉質と甘みが特徴です。
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伏見とうがらし京野菜の中でも歴史があり、細長い外見から、別名「ひもとう」ともいわれます。
| 賀茂なす肉厚で甘みがあり、愛らしさと風格を併せ持つ「なすの女王」。田楽が定番です。
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京 夏ずきんビールと好相性のさわやかな夏のおつまみ。粒が大きく、コクのある味わい。
| 紫ずきん「丹波黒大豆」を枝豆として食べやすいよう品種改良したもの。大粒で甘みがあります。
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堀川ごぼう2年がかりで栽培する大型ごぼう。中の空洞にひき肉や、すり身を詰めて煮物に。
| えびいも里芋の一種で、大きな形とえびのような縞模様が特徴の高級食材。
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やまのいも「つくね芋」とも呼ばれる丸芋の一種。締まった肉質で粘りが強いのが特徴です。
| 聖護院だいこん肉質がしまって煮崩れが少ないので、ふろふきだいこんやおでんに最適。
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聖護院かぶ透き通るように白くて、漬物には欠かせない歯切れの良さがあります。
| 花菜心地よい食感とほのかな苦みが魅力的な、名前、味ともに春らしい食材。
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〔京野菜に含まれるJA京都管内の一般野菜〕
小松菜 | 胡瓜 | 枝豆 | 京かんしょ | ほうれん草 | たけのこ |
実えんどう | トマト | なす | 玉ねぎ | 里芋 | 春菊 |
人参 | グリーンアスパラ | 白菜 | 京うり | 等々 |
「京野菜」の具体的な定義はありません。京都府内で取れた野菜は全て京野菜と総称されています。 JA京都においても、管内で生産された野菜全てを「京野菜」として位置づけています。 |
京の伝統野菜とは
1. 明治以前の導入の歴史を有する。2. 京都市域のみならず府内全域を対象とする。
3. たけのこを含む。
4. キノコ類、シダ類(ぜんまい、わらび等)を除く。
5. 栽培又は保存されているもの及び絶滅した品目を含む。
ブランド京野菜とは
「京の伝統野菜」の中から (1)高規格のブランド認証基準※ (2)市場流通する生産量 (3)加工向け産品は除く(消費者の目に触れる) (4)有識者の審査会をパス の各項を満たすものとしています。
※認証基準
(1)イメージが京都らしい (2)(1)以外のもので販売拡大を図る必要がある (3)次の要件を備えている ・出荷単位としての適正な量を確保 ・品質・規格を統一 ・他産地に対する優位性・独自性の要素がある |
〔ブランド京野菜に含まれる品目〕
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