2011年9月15日木曜日

鉢呂大臣、根性ないぞ

鉢呂吉雄経済産業相

鉢呂吉雄経済産業相(63)は10日夜、東京赤坂の衆院議員宿舎で野田佳彦首相と会い、自らの失言の責任をとって、経産相の辞任を申し出て了承された。就任9日目だ。

鉢呂大臣、根性ないぞう!!

鉢呂氏が8日に視察したのは東京電力福島原発から半径50キロの警戒区域。現在も高い放射線量が続き、原発の作業員や一時帰宅者らを除いて立ち入り禁止区域に指定されている。

辞任会見に臨んだ鉢呂氏は、視察の最中に、その警戒区域の町の様子を、『「死の町」と表現したことが、国民、福島県民の皆様に大きな不信を抱かせた』と語り、深々と一礼した、とある。

また、議員宿舎に帰宅した時に近づいて来た毎日新聞社の記者に「放射能をつけちゃうぞ」などと述べて、批判を受けたことも辞任の理由らしい。冗談だったのだろう。報道陣オフレコの場だったらしいが、その場がオフレコであろうが、オフレコでなかろうが、そんなことは関係ない。この二つの発言に、野田首相は「不穏当な発言だ、謝罪して訂正して欲しいと思う」とコメントした。

この程度の発言が、辞任に値する発言などと、批判を受けなければならないのか。私にはピ~ンとこない。万機公論に付して貰いたい。

この二つの発言ぐらいなら、私だったら普通に臆面もなく使って堂々としていることだろう。警戒区域のため人影がないのを、私だって、「死の町」だと例える可能性は充分あっただろう。それに、記者に、「放射能をかけちゃうぞ」とも言ったかもしれない。

この二つの発言が、被災された人々の心中を察するに、好い表現ではなかったかもしれないが、大臣を辞めなければならない程、配慮を欠いた表現だとは思わない。

それよりも、一部マスコミや被災者からの批判に対して、断固としてそんな心算で言ったのではないと何故言えないのか? 歯切れの悪い釈明で、尚更、経産相の人格に疑問を深めた。

鉢呂大臣、あなたは世間から、足元を見られたのだ。発言をいい機会に、この男は本気で仕事をしようとしているのか、いい加減な奴なのか、どっちだ、と。

今後の仕事ぶりで、私という人間を見てください。懸命に献身、働きますと何故言えなかったのか? 前大臣は63歳と聞く。私も今月で63歳だ。そろそろ、きちんとした仕事を仕上げたくなる年齢なのに、諦めが、早過ぎるぞ。それとも、元々、汗をかいて働くほどのほどの意識も覚悟もなかったのか。

国会にて、野田首相の任命責任ウンヌンで、肝腎の復興、復旧関連の審議そっちのけで時間が割(さ)かれるのかと思うと、嫌な気分になる。

鉢呂さん、あなたには大臣になって、死に物狂いで働く心算もなかったのですね。当初はあったんですが、途中で挫(くじ)けました、ってとこ? 批判に怖気(おじけ)づいた。それにしても情けない。大臣のタイトルだけが欲しかったのか、次回の選挙のために。

結果、この前経産相の鉢呂吉雄なる人物には、大臣になる資質がなかったことが判然(はっきり)とした。まして、国会議員になる資格もなかった。北海道第4区の地元支持者たちは、今後よく考えて投票されたし。

20110915 夕食中に、昔からの友人がふらっと寄ったので、このブログを読んでもらった。読み終わって、その友人が言うには、ヤマオカ、お前が人っ子1人居ない町を「死の町」だと言っても、それは君に悪気があるとは誰も思わないし、誰からも批判を受けることはないだろうが、公人として大臣として、そういうことは、言っちゃいけないんだよ。だって、鉢呂も死の町にした張本人の一人なんだから。鉢呂自身が、責任を感じていたならば、そんな表現はできない筈だ。鉢呂が、死の町と言ったら、それは全くの認識不足で、自分の立場をわきまえていないってことだよ。

よって、鉢呂は、自分も政府の責任を負った要人であるという認識が全くなかったのだ。大臣職をサラリーマン感覚でやっていたんだヨ、と明解に説明して、その後、ヤマオカ、分ったか、と居丈高。私、何も言えず、首肯、納得した。

追記で一言。

前の民主党代表選で、小沢グループの支持を受けたいために、前から述べていた考えを、いとも簡単に変節した前経済産業相の海江田万里氏も情けない男だったが、この民主党には、骨のある人物は少ないようだ。