2011年9月26日月曜日

先生は、学校の先生だけ

私は、小学校から大学まで、担任の先生からクラブ担当の先生まで、いい先生に恵まれてきた。友人らにその話をすると、ヤマオカは稀有な奴だよ、そんなにいい先生に恵まれた奴なんて、そうはいないよ、と膠(にべ)もない。

だから、私の場合は、学校の先生に敬意を込めて先生っと胸を張って呼べる。でも、確かに、いい先生ばかりではない。ハレンチな先生、教育に不熱心な先生、法を犯した先生が停職や退職を命じられ、マスコミを賑わせることもしょっちゅうだ。そんな先生でも、教職についている時は先生と呼ばれる。

国会議員や県会や市会の議員、また作家、映画監督、弁護士、右翼の親分や部落解放団体の役員まで、何故か先生、と呼ばれている。

テレビの国会中継で、国会議員同士が、▲先生、いかがお考えですか、それでは●先生の質問に答えさせてもらいます、なんて、名前を呼ぶ度に、先生、先生とうるさい。この光景を、昔から可笑(おか)しい、怪態(関西弁で、ケッタイ)や、関東風に気どって言えば、滑稽だ?と思っていた。

このように以前から、学校の先生以外にも先生という呼称を使われてきた。

最近、先生呼称問題で、可笑しいと思っている一つがこれだ。

昼間、11:30から13:00のニ・□・■・ン放送で、高▲文▲という放送作家が、女性アナウンサーや、日替わりで出演するタレントと、クイズや時の話題を面白おかしく話す番組の中でのことだ。番組名は「高▲文▲のラジオビバリー昼ズ」だ。

その番組で、女性や日替わりタレントが、この高▲文▲氏に話しかける度に、高▲先生、高▲先生と呼ぶのを聞くと、私は無性に不快感を覚える。これって私だけなのだろうか。放送作家は先生と、業界では呼ばれているようだ。

でも、高▲先生、ここでよく考えてみてくださいな。

放送作家ならば、ラジオの聴取者が、どんな気分で聞いているのか、それが分らないのですか、先生と呼ばれて気分を好くしている場合ではございませんぞ。聞き手の反応を誰よりも気にかけなくてはならない職業でしよう。この番組の構成から編成まで、先生?は参加されているのでしょう。

日常的に、打ち合わせなどで、先生と呼ぶのは、それはあなたたちの勝手だ。でも、公共の電波で流す場合は、先生、先生は避けるべきではないか、見苦しいぞ。

ディレクターもよく考えてくださいな。