20120104
我が社は翌日、5日が仕事始めだ。会社には、私しか居ない。今年のスローガンを例年通りに書くことにした。文房具屋さんが店を開けるのを待って、用紙を買いに行った。何を書けばいいのだろう、ずうっと考え放しだ。
何回か試し書きを終えて、いざ本番に入ったが、なかなか、思うようには書けない。あらためて、一字一字を確かめていたら、経営責任者の中さんが、子ども二人を連れて、やってきた。
彼の息子も書初めを始めた。きっと冬休みの宿題なんだろう。「平和な国家」と書いていた。なかなか、上手に書けていた。中さんは、「平和な家庭」の方が良いのではないか、「平和な家庭」と書いて持って行ったら、家庭事情を知り尽くしている担任の先生は、きっと喜んでくれるのに、と冗談を言っていた。
今年も仕事開始のゴングが鳴った。きっと、彼も、自宅ではじっとしていられなかったのだろう。気は急(せ)く、経済環境は年を跨いだからといって、そんなに激変するとは考えられない。新しい政策があるわけではない。日本だけではない、世界中の国が政府債務の危機を募らせている。
どうせ、不景気なら、不景気なりにやりがいがある。
幸い、今、我が社にあるのは、優良な住宅の在庫だ。昨年中に仕入れた物件はどれも優良な物件で、商品化できたばかりだ。年明けとともに、未公開のこれらの物件が、住宅購入検討客にどのように評価されるのか、見ものだ。楽しみでもある。
早速、5日には、保土ヶ谷のアパートの売却の取引がある。そして、週末からの3連休は、我が社では平塚で1箇所、横浜で3ヵ所、協力会社で4箇所、中古住宅の現地販売会を行なう。
まだまだ、私の経営者マインドは、元通りには回復できていない、が、それでも、この1年間はなんとか、踏ん張ってきた。忍耐の1年間だった。そして、辛抱にも慣れて、心も体も休まって、新たなステージに向かってチャレンジできるまで、ここにきて、やっと整ってきた。
ここで、再び、私が大きな声で叫びたいのは、長年の我が社のキャッチコピー「横浜一元気な会社」だ。攻勢の烽火(のろし)を挙げるのだ。我が社を取り巻く関係各社の皆さん、どうか、よろしくお願いします。
一筆入魂。出来上がりは、見ての通りだ。誰が観ても、この書は達筆ではない。が、気合は入れて書いた。
今年は、「横浜一元気な会社」の復活元年にしたい。それには、1に、常に慎みを忘れず、皆さんに感謝して、誠意ある行動をとること。その2は、愚直に、強い意志をもって、よく熟考して、行動は大胆にだ。
繰り返します。どうか、みなさん、今年もよろしくお願いします。 社員一同より。