2013年5月12日日曜日

うどんの陰に潜むもの?

ぶっかけ讃岐うどん レシピ

香川県の地元自慢は讃岐うどんだ。全国に讃岐うどんの名を高らかに轟かせている。現に、そっち系の店があっちこっちに開店してどこの店も活況だ。香川県や徳島県では雨が少なく稲作よりも麦の栽培が多く、それが香川県ではうどんに、徳島県ではラーメンになったようだ。ところで、この香川県が糖尿病の受療者がワースト1(全国)のタイトルを保持しているという記事を、或る日の日経新聞で読んだ。

糖尿病は血糖値を抑えるインシュリンの働きが悪くなることによって、起こる病気だ。うどんが糖尿病に、何か悪い影響でも与えているのだろうか?よしんば、影響があるとしても、うどんだけが悪いのではないはずだ!! 私は関西の出(で)、うどん大好き派だ。昼飯時には、うどんを食うつもりでなくても、食事を誘うときに、ケ(キ)ツネうどんでも食いに行こうか?ということになる。

糖尿病は典型的で代表的な生活習慣病だ。国民健康栄養調査によると、香川県は1日あたりの野菜摂取量が、女子が全国1位で男性が2位に少ない。と聞くと、うどんと野菜の摂取量の少なさが、何やらきな臭い。野菜の摂取不足は間違いなく糖尿病や高血圧の原因になる。

讃岐人のサラリーマンの昼食は、2日に1度はうどんを食べる。1日に、2度も3度もうどんを食う人がいる。野菜を食べなさ過ぎに運動不足、うどんの醍醐味は喉ごしにあるとか何とか言っちゃって、具の少ないぶっかけうどんを好む。これが、通(つう)の食い方だとばかりに。これが、良くないようなのだ。

食後の血糖値が高すぎると、膵臓に負担をかけ、インシュリンを作る細胞が減ってしまう。うどんやご飯の炭水化物は、過血糖を引き起こしやすい栄養素が多く含まれている。まして、うどんに、ご飯やラーメン、パスタなどの重ね食いは危険千万。

かくして、うどん王国、香川県は糖尿病地獄に陥ったようだ。

ここで、目に鱗。うどんには塩分が多く含まれているので、高血圧の人は注意しなさいと、今まで聞かされてきたが、みんなの家庭の医学で発表した高血圧者が少ない都道府県ベストで、香川県が1位だった。

悩み多き讃岐人、なんとかしましょ香川県だ。