2013年8月7日水曜日

おかしな、全柔連?

激しいスポーツは、初老の身に加えて持病の腰痛が酷(ひど)く、この若さで? 自分ではできなくなった。スポーツをすることで人生を楽しんできた私なのに。今は、テレビで観たり聞いたり、たまにはスタジアムへ足を運ぶこともあるが、その回数は少なくなった。新聞のスポーツ面記事や雑誌で読んだりするだけでも、まだまだ、私の血は滾(たぎ)る。

そこで、私らはアスリートの直向(ひたむ)きな姿に触れて、「人間」同士の崇高な連帯を感じ、「人間」としての生の尊さや喜びを共感するのだろう。だから、私にとって、生きていくのにこのスポーツって奴が、絶対不可欠な要素なのだ。

それほど私が愛するスポーツなのに、その団体を管理指導する協会や連盟、その最高責任者の余りにも情けない運営が明らかにされる度に嫌な気分にさせられてきた。最近では日本相撲協会だったり、日本プロフェッショナル野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナーだ。

今度は全柔連(全日本柔道連盟)のことだ。

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20130731の朝日新聞

記者会見で質問に答える全柔連の上村春樹会長=30日午後、東京都文京区の講道館、金川雄策撮影

以下の文章は、20130731の朝日新聞の記事を材料にさせてもらった。全日本柔道連盟の上村春樹会長は、20130730に開かれた臨時理事会と臨時評議員会で藤田弘明、佐藤宣践両副会長、小野沢弘史専務理事、村上清事務局長とともに、執行部として総辞職することを表明した。理事職も退くと言うが、、、、、、、、余りにも遅過ぎだ。

当初10月を目処に辞職すると表明していたが、世間からはそれでは遅過ぎると批判を受けていた。2008年からの新しい公益法人制度において初の処分となる。全柔連の解体出直しを迫る勧告を受けて、不承不承、泣く泣くしょうが無く、止むを得ず、辞職する時期を10月から8月に早めたのだろう。

この評議委員会開会の冒頭で、会長の辞職が表明され、その後審議された執行部解任動議において、評議員たちは辞めると言っているのに、解任する必要がないと大勢は判断したようで否決された。ここでもハッキリしたのは、ほとんどの評議委員や理事は狂っている、潔(いさぎよ)さが微塵も感じられないことだ。最大に、善意に考慮して、このオジサンたちはどうしようもなく鈍い。自分の置かれている状況、自分たちの置かれている状況を、何と無神経、無能、無智に、運営に携わってきたことか!! やってはいけないこと、奸計、粉飾まで罪を重ねてしまった。

解任という事態を免れた会長は能天気に、残る期間で改革の道筋をしっかりつけたい、などと述べているそうだ。あなたには、改革するまでの時間が今まで、十分あったにも拘わらず一向に何も進めることができなかった。内閣府が公益法人の見直しカードをチラツカセたにも、だ。

この会長は、どうしょうもない。不祥事が次から次に発覚して、第三者委員会に調査を依頼するまでは、「第三者委員会に調査をお願いすることになりました」と繰り返し、依頼してからは、「第三者委員会に調査をお願いして」ありますの一本槍だった。そしてその調査委員会の調査中に、言い訳まがいの小言を文書で数回も送りつけた。お願いして、調査をしてもらっている身でありながら、ナンチュウ、失礼な会長なんだろう。この辺で、もうこの連盟は会長もろとも腐ってしまっていたのだろう。

これからが不思議な話しなんだが、会長を辞めても、講道館長にとどまり、柔道の総本山として影響を持ち続けるようなのだ。これでは、もうこの男は救いようがない。柔道界に、明日はないゾ。

全柔連が起こした不祥事が頻発した。そのどれもが悪質だった。これらの事件の一連の動きを、ここらで総決算ということにして列挙しておこう。

1月、女子選手への暴力・暴言問題が発覚。2月、園田隆二・女子日本代表監督や古村和郎・強化担当理事が辞任。3月、助成金の不正受給問題が発覚。理事1人が辞任。4月、助成金問題で第三者委が組織ぐるみと認定。上村春樹会長が進退に言及。5月、理事によるわいせつ行為疑惑が発覚。理事は辞任。6月、上村会長が「改革をやりきる」と続投表明。上村会長が10月をめどに辞任と表明。7月、内閣府が上村会長に事実上の早期辞任を勧告。

全柔連に対する勧告とは=①暴力などに依存することなく育成し、費用を適切に管理する ②不適切な助成金6056万円を返還し、全柔連幹部の賠償責任を検討する ③不祥事における執行部、理事会などの責任を明らかにし体制を再構築する  これらの措置を8月末までに取ることを求めた。