2010年11月25日木曜日

APEC特需、有難うございました

APEC(Asia Pacific Economic Cooperation)。アジア太平洋経済協力会議。

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こんな難しい会議が横浜みなとみらい地区を中心に開催されたのですが、この会議開催のおかげで弊社が運営している相模原、北里大学病院前にあるホテル、パラディス イン 相模原が8日間に亘って、警備関係の人たちの宿泊で連日、高稼働。宿泊の期間は開催前の準備から、会議が終了、後片付けまで。おかげさまで、少しは儲けさせていただいたのです、感謝です。地方の警察と地元神奈川県警の一部の警察官がお客様でした。宿泊の取り扱い旅行会社は、さすがJTBでした。

私も警察官が大勢泊まってくれている状態はどんなものかと、朝の食事が終わる前に行ってみた。ホテルへと保土ヶ谷バイパスを相模原に向かって車を走らせていた。道すがら、反対車線の横浜方面へは警察の車両が、何台も何台も走っていた。護送車あり、パトカーあり。車のナンバーはどれも地方のものだった。30分間ぐらいの間に、見かけた警察関係の車両は20台を越していたでしょう。

ホテルの社員は、警察の人たちはまとまって来て、サッと食って、サッと居なくなるので、仕事をしやすく、行儀の悪い人も居ませんし、お客さんとしては上客です、と言っていた。ただ、宿泊料の支払いが遅いのがちょっと気になりますが。

時は同じくして、場所は変わる。三浦海岸に土地の売却の紹介があって、現地で長いお付き合いの不動産屋さんと打ち合わせて、私は缶コーヒー、不動産屋さんは煙草を一服した。そして彼が言い出したことは、そこにあるホテルなんですがね、私の友人が経営しているのですが、今、満杯なんですって、エイペックで、と。ええっと、驚いた。ここまで、そうなんだ、と肯いた。

横浜銀行の横浜駅前支店で打ち合わせがあって、担当者に横浜駅周辺は警察がいっぱいいますねと尋ねたら、横浜駅周辺は岐阜県警が多いですねと仰っていた。地域ごとに、担当する警察を決めているようだ。このように、全国から警備のために警察官が集められた。

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折角だから、会議の内容のことを少しばかり書いておこう。20101114の朝日新聞の記事のダイジェストに、私が加筆したものです。余り理解していない私のことだから、不完全なものとなっていることを免じてもらいたい。今月の7日から14日まで、環太平洋の21カ国・地域の間で、ヒト、モノ、カネの移動が自由に行なわれているかを話し合う会議だった。会議に参加する21カ国・地域を合わせると、2008年時点で国内総生産(GDP)は世界全体の53%、人口は43%を占めるという。

会議の主な内容は、アジア太平洋地域の経済統合の未来図をどう描くかということらしい。APECは、将来域内全域で貿易の自由化を進める「アジア太平洋自由貿易圏」(FTAAP)の実現を掲げる。その道筋に米国が主導する環太平洋パートナーシップ協定(TPP)や、東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3国〈日中韓〉がある。国ごとに事情は違うのだろうが、日本では農作物の自由化には、そう簡単に受け入れられないと関係者は述べていた。これをどのようにすればいいのか、新たな国の農業政策が望まれる。

また、日本は昨今の領土問題でロシアや中国との関係修復にはいい機会だったのだが、どの程度話し合いがもてたのだろうか。ロシアの大統領は聞き耳を持っているようにも思えなかったし、中国の主席との対談は、当方最高責任者の菅首相は官僚の作ったメモを見ながら、顔も見ないで、話し合った。果たして日本側の意向は如何に伝わったことでしょうか。