2012年11月16日金曜日

電車の座席に、苦悩する

毎朝の通勤時、電車の座席に座れた時は座れた座席のことで、空席がなく立っているときは、他人が座っている座席のことを考えてしまう。利用しているのは、相鉄・いずみ野線だ。

座席

3人席とか2人席と思われるシートならば、大柄な人たちでも想定された人数通りになんとか座れるが、6人席とも7人席とも思われる区分けのない長いシートの座席に座る時に戸惑うことが度々ある。

6人では余裕が有り過ぎる。普通の体型の人ならば、7人は十分に座れるそのシートに座るときに、私の苦悩は始まるのだ。

夕方は神経が緩んで、酒の酔いが回っていることもあるので、そんなことには無頓着なのだが、朝、精神はビンビンに高揚、周囲の環境の何もかもに注意が鋭い。

よくある場合は、高校生が大股開きに座って、携帯電話の液晶画面に夢中になっていることだ。1人でもこういう心ない者がいれば、当然想定されている人数が座ることはできない。ましてそのような人が2人もいれば、尚更だ。こういう状況に居合わせた俺は、どうすればいいのだろうと考える。尻を隣の奴にくっつけて、注意を促すぐらいしか策が思いつかないので、諸賢に知恵を求める。これから、寒くなって誰もが着膨れする。

自分がどれだけの幅をとって座っているか、その斟酌なしによくぞ座っていられるものだと感心する。相撲取りは、団体で移動する以外は立って、座っているのを見たことない。これは、自分の体の大きさを認識しているからだ。

車両によっては、6~7人席のシートでも、2、3人分ごとに天井から床までの手すりにもなる鉄棒によって、仕切られているものもある。これはいいと思う。座った座席の向かい側の列のシートはよく見えて、もうちょっと何とかならんのか、と歯軋りしたくなることが多い。

私を手こずらせる奴は他にもいる。

居眠って、こっくりこっくり揺れる人。周りに誰も座っていなくて、前後左右に揺れるのは大いに勝手だけれども、もたれかかられたり、頭が顔の傍まで揺れながら近づくのには閉口だ。妙齢の女性ならばイザ知らず、オッサンには勘弁してもらいたい。座席にバッグなどを置いての爆睡、シートの端の側壁に身を斜めにもたれて座りだらしなく寝入っている奴らだ。

昨日20121115、藤沢から湘南台まで乗った小田急の藤沢・江の島線の列車には、シートに一人一人の座席が少し凹んで作られていた。これなら、尻が大きくて少しはみ出しても、隣席まで侵害することのないように工夫されていた。一人分ごとに配色を変えているシートもあるそうだ。