2013年3月3日日曜日

薬膳果ボケ 天下一

石和温泉 004image

 

商品名は「天下一(てんかいち)」、宣伝用のキャッチフレーズか? サブ名称か?「薬膳果ボケ」なる果樹を、昨年、鎌倉で仕入れた中古住宅の庭に鉢植えされていたものを、個人的に頂戴した。頂戴して、我がイーハトーブの果樹園に定植したが、果たしていかなるものが実るのか、楽しみにしている。

今、この天下一は花盛り。バラ科バラ属、落葉低木。幹や枝の樹皮、花の形は、ボケそのものだ。移植した時の状態がいい加減だったので、根付くかどうか心配していたが、どうやらしっかり根付いたようだ。

鉢植えされていたときに、幹に針金留めされた天下一の商品の説明書きが面白かったので、俄然興味をもったのだ、、、、。中国四千年歴史より発見された幻の秘果とあるが、四千年?の歴史がどうしたというのか? 何がどうして秘果なのか? 食べるために改良されたとあるが、これはいつの頃改良されたのだろうか? 加えて効能書きが盛りだくさん。これらの文章が、中国から持ち込まれたときの売り言葉だったとしたら、嘘っぽいなあと思ってしまう。誇大広告? 特に食料品の、この点に関しては中国は要注意国だ。気温が-20度まで耐えられる、また耐暑性も強く、日本のどこでも栽培ができる。

ところで、名前のボケは余り感心しないなあ、と常々思っていた。どうしても、名を聞いてボケっとしている人様を思い起こしてしまう。その名の由来を、ここではウィキペディアさんのお世話になるが、各自で調べてくださいなあ。木になる瓜で「木瓜(もけ)」と呼ばれたものが「ボケ」に転訛(てんか)したと言われる。また「木瓜(ぼっくわ)」から「ボケ」に転訛したとも言われる。

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以下は、説明書きの一部だ。

「医食同源」を追求してきた中国ならではの食材です。洋梨に似た食感で健康の維持効果のある成分が多く含まれている。

中国では、抗癌、免疫力の向上、器官系の消炎、血液軟化、血糖値降下、胃や肝臓機能の向上、便秘、貧血。高血圧、肉体疲労、老化防止、二日酔い等に効果が期待できると言われてきた。

実の大きさは500グラムから最大3キロに達する超巨大果実で、収穫は10月下旬から11月中旬に実が黄色づいた頃がベストだが、早い目に収穫して保管追熟させてもよい。

調理方法は手軽に作れるのが甘露煮。他に実を煮込んでからシロップや砂糖漬け、ジャム、ボケ酒、ジュース等にできる。